表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/134

刺激的過ぎる確認方法

桜と蓮香によって強制的に真っ裸にされた明日香。

しかも桜と蓮香も明日香の前で先に真っ裸になっていたという始末。



そして蓮香に正面から抱き着かれ、更に桜が背後から明日香に抱き着くわで大変な事になってしまった。


「このままじゃお風呂に入れないよ、、、」

そう明日香が諭して漸く桜と蓮香が離れ、バスルームに至る。



ここで問題が勃発。


「明日香さんの身体はどっちが洗うの?」

などと桜が言いだしたからだ。


『そんなのどっちでもいいでしょ、、、』と思う明日香。

明日香からすれば結局は恥ずかしい目に合うのだから。



「う~む、、、」と唸りながら考え込む蓮香。

そして暫くして出した答えが、

「二人で一緒にお姉様を洗っちゃいましょうか!」

「それからお姉様には、私達をそれぞれ洗って頂きましょう」

と滅茶苦茶な事を言い出す。



バスチェアに座らされている明日香に桜がシャワーでお湯を優しく掛ける。

「それ良いね!」

「そうしよう!」



『私の意思は尊重されないのね、、、?』と明日香は内心でぼやいてしまった。



そうすると桜が明日香の左横に屈むと、ボディスポンジを手に取って尋ねる。

「明日香さんは石鹸派? ボディソープ派?」


特に嘘をつく必要も無いので誤魔化さずに明日香は答えた。

「え~と、、、その時の気分によるのだけど、、、」

「今日は石鹸かな、、、」



嬉しそうに石鹸を手に取る桜は、

「りょうか~い!」

と言ってスポンジを使わずに直に手で持って泡立て始めた。

そしてある程度泡立つと、石鹸を蓮香に手渡す。



蓮香も同じく手で泡立て始めた。



『まさか、直接手で洗うつもり?!』と明日香は焦る。

何故焦るのかと言うと、女の子の泡まみれの手で直接身体を触られるなんて刺激が強すぎるからだ。

そんなの恥ずかしくて耐えられない、、、と明日香は今更ながら往生際が悪い事を思っていた。



そんな思いは余所に、桜と蓮香は明日香を素手で洗い始めた。

蓮香は明日香の足先から始め、桜は明日香の手先から洗い進める。

そしてどんどん身体の中心へと移動してゆく。



2人の柔らかくて優しい手が明日香の胸を洗い、背中を洗う。

更に脇腹、お腹へと移動していき、明日香の顔は恥ずかしさで真っ赤になってしまう。


堪え切れなくなった明日香は、股間を抑えて、

「ここは自分で洗えるから!」

「もうこれ以上刺激しないで~!」

半ば訴える様に言った。



すると仕方なしとばかりに開放してくれる桜と蓮香。

その後、蓮香は少し切なそうに明日香へ問いかける。

「お姉様は、本当に私達の事を大切に思ってくれていますか?」



溜息をつくと明日香は逆に二人に尋ねた。

「私は桜と蓮香の事は大好きだし、愛しいと思っているよ」

「他になにが必要なの?」



すると2人から交互に情熱的なキスをされてしまう。

桜は言った。

「ちゃんと愛して欲しいの、身体も心も」


蓮香も続けて答えた。

「2人とも公平に愛してください」

「そして行く行くは私達を家族にして欲しいんです」



その余りにも真っ直ぐで突拍子も無い要求に唖然としてしまう。

しかし何とか脳を回転させて明日香は理解しようとした。

「それって、、、結婚だよね、、、」

「でもこの日本では重婚なんて出来ないよ、、、」



桜は自分の頭を指でツンツンと触れると、

「明日香さん、もっと柔軟に考えて!」

「養子縁組とかあるでしょ」



『なるほど、、、』と明日香は呆気にとられてしまった。

こんな事を言い出すからには、随分前からこうなる事は予定済みだったのだろう。

そして未来予想図も完成していた訳だ。



明日香は思った、、、もう観念するしか無いのだろう、と。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ