取り合えずは、お風呂?!
2人に引っ張られるように自宅マンションに戻って来た明日香。
蓮香は慣れた手つきで明日香の部屋のロックを外すと中へ上がり込む。
続けて桜が明日香の手を引き玄関を抜ける。
先にリビングに付いた蓮香は何故か服を脱ぎだしていた。
「?!」
「な、な、何で服を脱ぐの?」
と慌てて明日香は蓮香に問いかける。
すると傍にいた桜も服を脱ぎ出していた。
タイトなズボンを脱ぎながら首を傾げる蓮香は、
「え?、、、色々バタバタとしたんで埃まみれなんですよ」
「それでお風呂に入ろうかと思って、、、」
そう明日香にアッサリ答えた。
明日香も実は言うと帰ってきたら直ぐにお風呂に入ろうと考えていた。
なのでスマホの遠隔操作で帰宅時間を想定してバスタブにお湯を張っておいたのだった。
正直、雅に舐められたり触られたりしたので、お湯で洗い流したいと言うのもあったりはする。
と言うか、蓮香さん自宅は隣なのだから自分の所でお風呂入ればいいのに、、、と思う自分は野暮なのだろうか、、、。
そんな事を考えている内に、桜と蓮香は真っ裸になってしまう。
慌てて明日香は2人から目を逸らす。
「ちょ、ちょっと、、、そんな躊躇いも無く裸にならないで~」
「女同士ならまだしも、私は男なんだよ、、、」
蓮香は気にした風も無く、真っ裸で明日香に近づくと、
「それが何か?」
何だか凄く強気な蓮香に明日香は気圧された。
「え、、、その、、、」
いつの間にか桜にパーカーを脱がされていた明日香。
そのまま素早く桜は明日香の背後からショートパンツに手をかけて一気にずり下ろした。
「てりゃー!」
勢いが有り過ぎたのか、はたまた桜が上手いのか、明日香のショーツとショートパンツが一緒にずり下ろされてしまっていた。
明日香は驚いて無意識に小さな叫び声が出てしまう。
「キャッ!?」
プルンと明日香の大事な部分が蓮香の目前に露になってしまった。
一瞬”それ”を一瞥して、蓮香は特に驚いた様子も無く明日香に傍までくると、明日香のキャミソールを脱がし始める。
上に脱がせるのではなく、肩紐を肩の外側に落として下にずり降ろす手順でだ。
明日香のキャミソールがお腹の辺りまで下ろされた時、すかさず桜が明日香の背中に指をかけてブラジャーのホックを外してしまった。
何と言う早業、何という2人の連携か!
などと驚いてしまい明日香は硬直してしまう。
手早くホックを外したブラジャーを明日香から引きはがす桜。
蓮香はと言うと、キャミソールを足元まで下ろしている最中だ。
勿論この作業は明日香の前に蓮香が屈み込む形になるので、蓮香の顔の間近に明日香の男の子が晒されている事になる。
余りの恥ずかしさに両手で顔を覆う明日香。
「やだよ~恥ずかしいよ、、、」
蓮香は立ち上がると、少し不思議そうに呟いた。
「こんなに見た目は女の子なのに、男性とは未だに信じられません、、、」
「確かに男の子には見えないよね~!」
と言い放ち桜も背後から明日香に抱き着いてしまった。
『わぁああぁ!』
と声にならない叫びをあげる明日香。
「ふ、二人は一体何がしたいの~!?」
「私はどうしたらいいの~??」
そして明日香は半ば錯乱状態で2人に問いかける。
「取り合えず3人で仲良くお風呂はいろ~」
「取り合えずお風呂行きましょう、お姉様!」
と明日香に告げる桜と蓮香。
『こ、こんな状態で、、、私はどうなっちゃうの~??!』
と混乱しつつも2人の女体の感触を味わっている明日香であった。