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休欠鬼  作者: 蚊取り線香
第一章~12月~
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第一話

「またお前か」


耳を貫くような怒鳴り声。誰に向けてかって?


ええ、私ですよ、私。鬼塚おにづか しおりですよ。セリフを間違えてしまったのですよ。


「これで何度目の注意だと思ってるんだ。」


この物語は桃太郎で、序盤に3回、中盤で2回…


「9回ぐらいだったような。」


「15回目だ。」


もう15回も怒られていたのですね。気づきませんでした。他の皆さんも「また怒られてる」とか言って呆れ顔。そうですよね。この人が監督している舞台では、私が舞台上で正座させられて怒られる姿は何度も見てきましたよね。もはや風物詩といってもいいんじゃないでしょうか。この人もよくもまぁ、飽きないものですよ。


「聞いてるのか。」


「聞いてますよ。」


返事が少し遅れるとこうです。この場合それっぽい言葉を並べればいいんですよ。


ここは舞台裏町ぶたいうらちょう裏花市うらばなし。今日も絶賛鬼不足中です。


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