表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

6話 過去

けっこう書き直してます。

「マコトはこの森にくる前はどこにいたんだ?」

「ここに来る前、ですか?」

「ああ、そうだ。別に嫌なら話さなくてもいい」


森を歩いていると、サレナさんが聞いてきた。

その頃は勇者でもない、ただの村の女の子だった。

記憶では〈回復魔法〉しかスキルはなく、ステータスも普通だったはずだけど記憶が戻ってからスキルが増えていた。


「いいですよ、あまり覚えてはいませんが」

「そうか、ありがとう」


少しずつ、思い出そう。

アリサのことを…


- - - - - - - - - -


「おはようお母さん!お父さん!」

「おはよう、アリサ」

「おはようアリサ。今日も元気だな!」

「うん!」


私はアリサ・クレイスだよ!

私の家は3人家族です!

お父さんは大きくて力持ちで木を切ったり、怖い魔物をどんどん退治する、私の自慢のお父さんです!

お母さんは身体が弱くて、あまり外に出ないけれど、美人で優しくて縫うのが得意でどんな服もつれる、私の自慢のお母さんです!

私は〈回復魔法〉は一応使えるけど、〈ヒール〉を一回使うと魔力がなくなっちゃいます。

なので大事なとき以外は使わないとお母さんと約束してます!


「お母さん、お父さん、今日は何するの?」

「アリサ、今日はお手伝いはやらないで、遊んできなさい。村からはでないようにね」


いつもは木の棒を拾ってきたり、切った木を運んだり、お母さんのお手伝いをしますが、今日は遊んでいいそうです!

なので、友達のトウカちゃんと、アンナちゃん、フレイくん、クロードくんと一緒に村の外を探検します!

お母さんにばれたら怒られるけど、今までばれたことがないので大丈夫です!

ちなみに今日で3度目です。

お母さんにお昼ご飯をつくってもらって、村の畑に行く。

「おはようみんな!」

「おはよう、アリサちゃん」

「おはようアリサ」

「よう、アリサ」

「おはようアリサ!いい天気だな!いい探検日和だ!」

「ふふ、そうだね!」


トウカちゃんは青い髪が肩にかかるくらいで金色の目で小さくてかわいい、ちょっとおとなしい子だよ!

アンナちゃんは赤茶色の髪を肩にちょっとつくくらいにして目が紅色、ちょっと言葉に棘があるけど優しい子だよ!

フレイくんは黒髪に青い目をしていて、あまり喋らない子だよ!

クロードくんは、茶髪に赤い目をしていて、いつも元気で、魔物も倒した(自称)こともある、村の子供をまとめている子だよ!


「よし、全員揃ったし、いつものところから出るか!」


いつものところとは村の畑の方にある、クロードくんが塀の下を掘ってつくった穴です。


「今日はもっと奥に行くぞ〜!」


穴を抜けると、辺り一面に木がある。

前回行ったところまで、跡をつけているので、まずはまっすぐ進む。

すると小さい湖が見えてくるのでそこで一旦休憩して、また進む。

どんどん進むと、大きな樹がある。


「お、あったあった。ここからだな!」

前回はここまでだったので、ここから先は未踏の地です!

ワクワクします!




今日は進んでもただの木ばかりで、面白いものは何もなかった。


「ちぇー、面白くなーい!」

「…まだこの森は広いから、ね」

「そうだよ、まだまだ先は長いぞ!」


もう帰ることにした。

今日は何も見つからなかったので、少し残念だ。

すると、フレイがなにかを見つけて、焦っていた。


「どうしたの?フレイ」

「静かにしろ、ゴブリンがいる」

「えっ!?」

「静かにしろって!危険だぞ」


小声で怒られた。

私はゴブリンどころか、魔物を見たことがない。

見てみたいけど、少し怖い。


「音を立てずに戻るぞ」

「倒さないの?」

「3体もいる」

「3体もいるの!?」

「静 か に し ろ !」

「はい…」


また怒られた…


とりあえず湖まで戻ってきた。


「ここまで来れば大丈夫だろう」

「良かった〜!」

「…本当に、良かった」

「もうやめた方がいいんじゃない?危険だし」

「大丈夫だって、俺がついてるからさ!」

「結局、逃げたけどね」

「うっ…、それは…」

「まあまあ、戻ってこれたし、良かったじゃん!」


2人を止める。

そして5分くらい休んだ。


「よし、じゃあ帰ろっか」

「うん!」


- - - - - - - - - -


「結局村には帰れなかった、というか帰る村がなくなっていた」

「…あの後、村に戻ると、家は一つ残らず焼かれていた。帝国の奴らに…」

「なっ、帝国だと!?」

「なんとか僕たちは逃げ出せたけど、その後でかい魔物がいて、みんなばらばらに別れちゃったんだ。そして気絶して、起きたら勇者になってたんだ。その後はゴブリンを倒して、怖くて倒れちゃった、てこと」

「……そっか、辛かったな」

「いいや、まだ生きてるかもしれないし、まだ諦めないよ」

「私も手伝うよ」

「…ありがとうございます」

「ふふ、どういたしまして」


街ならみんなのことがわかるかもしれない。

それに、強くなるために、ギルドにも入りたい。


「さあ、見えたぞ。あそこがアルカロだ!」

「はい!」


またキャラ増えちゃったよ…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ