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#4 分裂するチーム

ようやく野球らしくなってきたかな

「明日は紅白戦をやる!」

―金曜日の練習後に選手達に通知した。さて、どう振り分けるかな


「兄貴?決めたのか、紅白戦メンバー」

「厚志…、痛いとこ突いてくるなぁ。43人いるから、11人3チーム、10人1チームだよな。同じポジションの奴、うまいこといたっけ?」

「あぁ、確か捕手と三塁手が3人しかいないな。外野の誰かコンバートさせるか?」

「足が遅くて肩の強い奴いるか?」

「コイツかな。林田信雄。ポジションにあまりこだわらないわりに頭のいい奴だ」

「え?なにそのノート、そこまで書いてあるの?…月島匠、スゲー奴だな」

「三塁手はどうすんの?」

「三塁手は、西野直道、元木貴大、村田修平の3人だろ。ほかの連中は、それぞれ自分のポジションにこだわりを持ってる。三塁手やってくれる奴…、…!頼んだよ、厚志」

「え、え~」





そして組まれたチーム編成

紅組

1番 平野雅樹 (二)

2番 川崎徳男 (右)

3番 桑田康史 (投)

4番 結城友哉 (遊)

5番 石田秀之 (捕)

6番 江藤武治 (一)

7番 菊池 元 (左)

8番 小田隆信 (中)

9番 元木貴大 (三)

控え 陸奥政弘

前田勇次

白組

1番 西村隼人 (遊)

2番 川本省吾 (右)

3番 西野直道 (三)

4番 月島翔葉 (一)

5番 吉田和也 (左)

6番 木下典夫 (捕)

7番 三宅直人 (中)

8番 井上 準 (二)

9番 飯田光彦 (投)

控え 松田 浩

鈴木元基

赤組

1番 吉村二郎 (捕)

2番 石井内匠 (投)

3番 長谷部実 (遊)

4番 山田義弘 (一)

5番 嶋田久幸 (二)

6番 三田舜輔 (中)

7番 竹原 直 (左)

8番 安藤裕一 (右)

9番 村田修平 (三)

控え 小林良太

吉岡義正

灰組

1番 木村 一 (右)

2番 野口雄介 (中)

3番 山本慎之助(遊)

4番 月島 匠 (投)

5番 山崎直行 (二)

6番 前橋釜李 (左)

7番 林田信雄 (捕)

8番 柴原洋一 (一)

9番 藤田厚志 (三)

控え 道端亜霧露

片山悟



「……灰組のサードは誰だって?」

「つーか、おれキャッチャーにされてるんだけど…」

「本当に、バランスとれてるか!?」


わがままでくせ者の多い連中を、主将としてまとめてきたつもりだが、このメンバー編成はフォロー仕切れんな。…新チームになって、1ヶ月弱だけどさ。水科さんならどうするのかな

「…元気ないな、…主将な以上、…どんな状況でも、…ぶつかってでもまとめていかないとダメだぞ」

「和也、お前が主将やれば良かったんじゃねえの!?」

「…ガラじゃねえよ。…それに、…オレの性格上、…他人に誤解されやすい。…お前みたいに、…昔からの付き合いじゃねえとなぁ」


「ちっ、やってられっかよ!何で1番下手くそなセカンドと二遊間組まなきゃなんねえんだよ!」

「ベンチメンバーの、降格ラインのてめえが言えたことか!」

「あ~あ、無様だね。灰組の連中は仲間割れかよ。いい気味」

「急造キャッチャーに、エースをリード出来るもんかね」

「ゴホン。ともかく、この紅白戦で、各々の実力を見て、これからの練習メニューを決めるんだから、真面目にやれよ!」




―ゴタゴタの灰組をおいといて、紅組と白組の試合が始まった

すみません。匠と翔葉の利き腕を書いていませんでした。

匠 右投右打

翔葉 右投左打

吉田和也 高二 7月7日生まれ 蟹座 A型 野球部員。ポジションは左翼手。左投左打。見た目と性格から、友人が少ない。偶数の打順だとまるで打てない変わり者。流し打ちが得意。

西野直道 高二 3月8日生まれ 魚座 B型 野球部員。ポジションは三塁手。右投両打。気性が荒いが、普段は優等生。野球センスは抜群…が故に練習内容でよく衝突する。

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