#3 伝説の根源
感想待ってます(^_^)v
まさか、石井、川崎、木下らに言われるとはな、困ったやつらだ。
「キャプテ~ン」
「ん?どうした、黒隅」
「前原が、またやっちゃいました」
「あぁ!?あのバカ、またやったのかよ!よくマネージャーに成ったな!」
「ワタシに怒らないで下さいよ」
「ちっ、しょうがねぇな、監督補佐の厚志連れてきてくれ」
「は…?……あ、はい」
「前原!」
「びぇ、は、はい!!」
「ボール磨きで何でこんなに用具がめちゃめちゃになんだよ…」
「あっ…いや…その…それは………」
「キャプテ~ン、呼んできましたよ~」
「どうしたんですか?」
「見ての通りだ。マネージャーの前原は超がつくほどのドジでな」
「ドジを治せ…と?」
「そうじゃない。…マネージャーの業務を手伝ってもらいたい」
「えぇ!!?た、たしかにオレの仕事は情報収集で、マネージャー業務と被る部分も多い。
だけど…」
「じゃあ、あとヨロシクね」
「あ、おい……、行っちまった」
「キャプテンと美智子付き合ってるんですよ( ̄ー ̄)」
「え?」
「清美!何で言う……うわぁ!?」
ガシャーン
外に居ても聞こえそうな位でかい音がした
「やっぱドジだな。…まっ、そこが可愛いんだけどね」
「た~く~み~!!」
「げ、翔姉!」
「……グラウンドに恋愛持ち込むなと何度言えば分かるんだー!!」
「ぎゃ~!!いたいいたいいたい!!!固め技は止めて~!」
グラウンドの悲鳴は、部室の音とほぼ同時に聞こえた
―練習が終わり、選手を集めたぼくは、これから重大発表をする。チーム方針を決めないとな
「え~、ここ一週間君たちの練習をみさせてもらった。…これから話ことは、新一年が入るまでの選手起用についてなんだが、三択だ。
1つ、学年優先
2つ、努力優先
3つ、実力優先
今ここで決めてもらう。多数決だが、これで方針を決めるから、自分の意見で挙げるように!」
(((こいつ、思ったより切れる!!)))
「……多数決の結果、学年0,努力37,実力6,となった。と言うわけで、努力したものをレギュラーとして使う。努力せず実力だけのものは起用しないからそのつもりで」
(ちっ、生意気な野郎だ)
不協和音がきこえてきた…
月島匠 高二 1月17日生まれ 山羊座 O型 野球部主将。ポジションは投手兼内野手。物分かりのいい奴。最高球速153km/h。孝志の秘密を1つ知っている。前原美智子と付き合っている。翔葉の双子の弟
月島翔葉 高二 1月17日 山羊座 B型 野球部副主将。ポジションは一塁手。野球が好きな女の子。広角打法が得意。恋愛嫌い。匠の双子の姉