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下等生物戦隊ウゴクンジャー  作者: 深爪リオ
SECTION5-LOVING-
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幕間.How Your Weather?

日曜の大通り。

ビルにくっ付いた巨大ディスプレイでは、今を時めく歌姫、七樂アイの新曲プロモーションビデオが流れていた。

何とも妙なデザインの白い服にスカートを着た彼女は、CGで作られた翼を生やして歌っている。

その頭上には光り輝く天使のワッカが浮かんでいた。


「…。」


青年は十字横断歩道で立ち止まったままそれを見上げている。


「ねえ、今度のアイの曲、いいよね~。」


近くで楽しそうな声が聞こえた。


「うん。前の『朝焼けのスプリンクラー』も良かったけど、今回のは今までで一番だよ。」


「そう思うよね!?哀しいけど前向きな詩と、爽やかな曲が最高!」


信号が黄色に変わり、車が止まり始める。

聞こえていた声も雑踏に呑み込まれ、やがて彼の耳には聞こえなくなっていった。

青年は楽しそうに歌うアイの姿を見上げ、目を細める。


「…届いているか?お前の曲だ。――――― 日和。」


信号は変わった。

横断歩道で待っていた人々が一斉に動き始める。

青年はもう一度だけディスプレイを見ると、彼もまたその雑踏に消えていった。



曲名は『WEATHER OF MEMORYS』


WETHER

その意味は天気、もしくは ―――――『日和』

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