狂人達の人生録
この世界には、鬼や悪魔と呼ばれる生命体が存在する。
人を無闇に襲ったりはしないが、簡単に国の一つや二つくらいは破壊できるほどの力は持っており、極めて危険とされている連中だ。そんな存在がこの世界にあると民衆に知られれば、パニックになることは間違いない為、彼らの存在は厳重に隠匿されている。
また、この世界には、非常に極悪な闇組織や暴走した鬼や悪魔を相手に暗躍する秘密警察というものも存在している。
その存在を知っているのは、警察や政府の上層部と一部の人間だけ。そして、彼らの本名や年齢、性別、人相を知っているのは、構成員である本人たちと、厳格な審査を通過した事務の数人だけ。構成員のほとんどが鬼や悪魔、極悪犯罪者で固められていて、頭の狂ったおかしな連中ばかりだ。その中でただ一人、逮捕歴もない、表から見ればただの女子高生にしか見えないような普通の人間の少女が勤務していた。
これは、彼女を主人公とした、少し歪んだ彼女らの日常を記したものである。
【注意事項】この作品では、残虐なシーンや言動、児童虐待、いじめや自殺、殺人や暴行などの行為が描写されていますが、それらを推奨したりするものではありません。