1-2 新しい景色
「ここはどこなんだあああああああああ」
ん、んん。
声が聞こえる。決して俺が叫んでいるわけではない。
そのうるさい叫び声で目を覚ます。
横にはバナナがあった。
叫び声の主は見当たらない。
世の中不思議なことがあるものだなあ。ハハッ!
てか、俺息をしているのか?
つまり、ここは病室か。
死んだと思ったが、気が動転していて正しい判断ができないのは当たり前のことだ。
ふっと肩をなでおろし、周囲を見渡す。
ん?んん?
生い茂る葉、謎の木の実にそしてゴリラ。
ここはジャングルだ。
一瞬で理解した。
でも、目では理解しても脳が拒絶している。
……..
ゴリラ?
やばい。
命の危機だ。
「ギャアあああああああぁぁぁぁァァァ!」
足をできるだけ早く動かし、その場から立ち去ろうとする。
「おい、待てよ!」
まさか人か、たすけて ----
ゴリラがーーーー
足元の石につまずいた。
「ドサッ」
ダイナミック着地。
そして俺は今日三度目の眠りについたのであった。
「おい、大丈夫か、特に頭!」
親切だと思われる人の声は遠くなっていった。
目にうつるゴリラの顔もだんだん薄くなって、
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とりあえず投稿じゃあ。
少しづつかいていきたいと思います。