表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
読心の黒獣  作者: 機電
1章 バナナとの交戦
2/7

1-1 死と生

第一話

<目覚まし時計の音>

目覚まし時計の音で目を覚ました。

うーん、悪い目覚めだ。

しかし、心は晴れやかだ。

今日の10時から学校でも有数の可愛さを誇ると言われる憧れの綾香さんとデートをするのだ。

こんな自分によく彼女ができたと思う。

俺は執という。あ、読み方は”しゅう”な。

そこまで顔は悪くないと自分でも思うが、クラスでは女子と話すことなんて授業中のディベートぐらいだ。

まあ、その時間もあまり話さないのだが。

運動神経だってどちらかと言ったら下の方だし、定期テストも上振れて平均ぐらい。

こんな俺が女性に誘われるなんてなにかの奇跡に違いないのだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 俺は目覚まし時計を止め、階段を降り、昨日用意したバッグと好物のバナナを持って玄関を出た。

腕時計を見ると針は9時30分を指している。

「やばい、急がねえと!」

俺は走って集合場所に向かった。

その集合場所というのもおしゃれなカフェで俺とはまさに縁もない、一生行くとは思ってなかったところだ。

楽しみだなあ。


「兄ちゃん、危ねえ!」

横を見るとトラックが迫っていた。いつの間にか交差点に足を踏み入れていたようだ。

(やべえ、間にあわな)

足をトラックがかすめる。

「 ぐあああああああああああああああああああああああああ」

通行人が俺を見ている。

あの子って近くの高校の生徒よね、

大変、119番を呼ばないと。

自殺未遂かねえ。まあ、この世の中あるもんだよ。

声、いや音が聞こえる。

足をかすめただけと思っていたが、頭から思いっきり突っ込んだようだ。

全身が動かない。

トラックの運転手は俺の体を動かして手当をしている。

「自殺なんて、するなよ!」

だんだん意識が薄く、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「お前ドジだな!俺も痛いじゃねえか!」

ん、なんだ?なにか聞こえたような、、、

その瞬間、俺の一本の線でつながっていた命は途切れ、ゆっくりと目を閉じた。


そのうち内容は変更する予定です。

文章に至らぬ点があるので。

気を抜いて読んでもらえれば

と思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ