狂科学者のコンピューター開発(8)
プログラム。
前世ではネットで検索すればいつでも手に入ったそれ。
人が理解しやすいように作られた、プログラム言語で書かれたそれをコンピューターは0と1の信号へ翻訳し、命令として処理する。
そしてその翻訳過程もプログラムだ。
では、
最初のコンピューターはどうやってプログラムされていたのだろうか。
答えは単純。
翻訳することができないので、0と1でプログラムされていた。
絡繰仕掛けの機械はパンチカードと呼ばれる穴の空いたカードで0と1の命令を入力されていたし、電子的な機械はプラグボードという大量の配線を行われたボードで入力されていた。
そう、
全て手動だったのだ。
俺の知識にあるOSは翻訳プログラムが発達し、その時代よりも遥かに巨大に、複雑に発達した代物。
それらを手動でいちいち入力すると考えただけで発狂しそうだ。
まあ、やらなければこれは完成しないんだが。
まずは現実逃避気味に飯と睡眠を挟みながら翻訳プログラムを組み、キーボードの配列座標と言語を対応させるための信号が入ったメモリーを製作する。
それだけであっという間に一ヶ月は過ぎた。
俺自身の覚え違いも多少あるし、魔法技術とハイブリッド化を図っているため、追加で調整も加えれば数ヶ月程度余裕で過ぎる。
画面が幻影魔法で出来ているため、グラフィカルユーザインターフェース......俗に言うGUIがいらないのは素晴らしい。
曖昧な情報も的確に変換してくれるそれは非常に優秀だ。
そこが一番面倒臭くて発狂待ったなしの作業だからな。
そして、
リアル一年後、
「起動!」
電源ならぬ魔力を得た今世初のコンピューターは動き出した。
画面には文字列しか出てこないが、
キーボード入力かつアルファベットの言語でプログラミングできる。
今はまだ単純な計算や画像しかだせないが、これからも改良を重ねていけばもっと複雑な動作も可能になるだろう。
まあ、
その改良もといプログラミングも俺がやるんだが。
ハルトのコンピューター完成はまだまだ遠そうである。
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コンピューター関連の知識は作者がマイクラで計算機を作ったりメモリを作ったりして独学で学んだ内容がいろいろ入っているため、間違えているところもあると思います。よって何か気づいた方、コンピューターに詳しい方がいれば是非コメントをください!




