表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
243/316

狂科学者は脱出したい

 急に落ち込み始めたユアを慰めていたハルト。


 「......泣き疲れたのか。」

 寝てしまったようだ。

 全く......俺はお前のタクシーでは無いんだぞ?


 ハルトの膝の上に頭を乗せ、寝ているユア。


 

 ため息を一つ吐き、ユアの膝下と背中を両腕で支えて持ち上げる。

 そのまま一度ベッドに寝かせ、ドアを開けたハルトは、お姫様抱っこでユアを運び出した。

 


 

 ****



 さて、

 どうしたものか。



 ハルトは現在起こっている出来事へ思考を巡らせていた。



 小さな侵入者を部屋に戻して自室に戻ってきたのは良いんだが......



 「ハルトさん。開けてくださいませんか。」

 「断固拒否する。」



 今日は何しに来たこの王女ッ!


 


 そう、

 ハルトの部屋の扉、その向こう。つまり部屋の外には、ここ、ウェルマニア王国の第一王女、ラファエラ・ジェラード・ウェルマニアがスタンバッているのだ。



 呼んだ覚えは勿論ない。

 鍵は開けんぞ。

 諦めろ。

 

 

 「仕方ありませんね」

 

 次は何を―――!?


 ガチャリ



 そしてあっさりと開く扉。


 何故だ!?


 何故こいつが俺の部屋の合鍵を持っている!?


 

 いや取り敢えず、


 「お引き取り願う。」


 「きゃっ!?」

 瞬時に突風を起こすだけの魔法陣を展開し、起動する。


 

 突然の強風に部屋に入りかけていた王女は踏鞴を踏み、外に出る。


 バタンっ!


  

 その瞬間、ハルトは扉を閉め、近くに転がっていた魔道具の魔法陣を破壊、素材に還元して扉のわずかな隙間を埋め、固定した。


 

 ガタガタッ



 「......諦めろ。お前程度の腕力じゃ無理だ。」


 「くっ......後数秒あれば......。」

 いや何する気だったんだよ?


 こりゃ少々()()する必要があるな。

 なんせ向こうは合鍵を持っていたのだ。

 今まで俺の部屋に入り放題だったはず。

 何が仕掛けられているか分かったもんじゃ無い。



 瞬時に探知系魔法陣を部屋中に展開、部屋全体に不審な物質及び魔力反応が無いか確かめる。



 

 ......取り敢えず無さそうだな。



 ガタガタッ

 まだ居るのか。




 さて、



 どうやってこの部屋から脱出したものか。



面白い! 続きが気になる! という方はぜひブックマークと下の☆をクリックお願いします。


感想、気になった点、世間話、その他ありましたら是非書いてください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ