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狂科学者、美女に挨拶する。
―――ここは何処だ?
目を覚ました春はそう自問自答する。
確かさっき予算申請用のレポートを打ち終えて......
......あれ?
その後俺は何をした?
あ、そうだ。
椅子から落ちて頭打ったんだっけ。頭痛より痛かったな、あれ。
じゃあここは病院......
そこまで思考して、ふと周りを見渡す。
......ではないみたいだな。
大体病院だったら俺が寝ているのはベットのはずだし、第一特徴的な薬品臭がしない。
なんとなく背中をそらして後ろを見る。
「あ、こんにちは。」
「......。」
後ろには何とも神秘的な美女が立っていた。
しかし何やら不満そうな顔だ。
どうやらストレスがたまっているらしい。