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狂科学者はお喋りする

そろそろ期末考査......

学生ですし、通らなければいけない道ではありますが、

他の作品が詰まり気味なのもあって更新、絶やしたくないなぁと思う今日この頃。

留年しない程度に頑張ろうと思ってます。


 「うん、これで問題ない。じゃ、運び込んでくれ。」

 「わかりました。坊ちゃん。」

 

 ハルトの指示に従い、荷物を運び込むニコラ商会の従業員達。

 着々と研究所の支部は出来上がりつつあった。


 「やあ、き」

 「ハル君? これ何?」

 「ん? それは加工用の魔道具だ。論理魔法陣の基礎は知っているだろ? あれで形状を入力する。」

 「あっじゃあここが入力?」

 「ねぇ」

 「そうだ。」

 「じゃあここで......わっホントだ足し算回路がある!」

 「......君達は僕が見えないのかい?」


 尽く無視される現状にたまりかねて、とうとうギブアップする後ろの奴。

 「あれ? 殿下だ。いつの間に?」

 「ん? 誰だお前?」

 勿論ハルトは確信犯だが……ユアは天然の様だ。

 「き、君ね……。」

 「冗談はさて置き……ユアはともかく、何でここにいる?」

 警戒心MAXでそう聞くハルト。

 「いや、二人揃ってどっか行くようだったから気になってね……。」

 自然な感じにストーキングを正当化すんな。

 王子がこれで大丈夫かこの国?

 「それにしても……ユーフォリア君はハルト君と仲が良いようだね?」

 「そうなんですっ。」

 こいつ、ユアに話を振って誤魔化しやがった。


 「それにしても……ユーフォリア君のその知識は……ハルト君と一緒の先生に教わったのかい?」

 全くの勘違いだが……周囲にはそう映るのか。

 というかユアも一応貴族としての作法を学んだんだな。

 話し方が俺と話す時以外微妙に硬くなっている。


 「......? いいえ?」

 「え? じゃあさっきのお互い知っているような会話は……?」

 「あっ!!」

 そこで漸く気付いたユアが、良いの? と俺に視線で聞いてくるので俺も頷いて返す。

 どうせ立場上追々知ることになるだろうし、問題ない。


 「えっと……同じ先生に教わっていたわけではなくて……私がハルト君に教わっていました。ハルト君は小さい頃から頭が良くて……親が知り合いということもあって、時々勉強の面倒も見てくれたんです。勿論家庭教師もいましたけど……少し分かりにくくって……。」


 

 新事実の発覚に目が点の王子。

 ギギギっと油を差し忘れた歯車のようにこちらを向く王子君。

 

 「何だ?」

 まあ何が聞きたいのかはわかる。

 「君は誰に魔法を教わったんだい?」


 

 答えは勿論、



 「何度も言ったが……独学だ。」

 「そんな馬鹿なこと......」

 「あるんだよなぁ。」

 

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― 新着の感想 ―
[一言] プリンスとプリンセスとデミゴッド(主人公)と期末考査が重なってくるのは大変だなあ
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