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狂科学者はソウルブレイカー


 「何? 死んだだと?」

 『はい。脳波も全て消えています。』

 「マジか......。」

 『すみません......。』

 「いや、気にするな......そうか、死んだか。元々無理に生かさせていたしな......。」

 

 助手のミリアから連絡が来た。

 内容は随分前に作った実験機の死亡。

 ネズミの脳を大量に繋げたアレだ。

 最近幼児程度の知能が付いてきた頃だったんだが……非常に残念だ。

 メインコンピューターに残っていたログを見る限り一匹死んだ瞬間に全ての脳が死んだようだが……神経網の大幅な欠損でショック死したのか?



 結局最後まで話す事はできなかったな。

 それがとても残念だ。


 そういやモルデモートは今何世だ?

 確か......251世だったか?

 確か寮生活前にコンピューターと強制接続したら死んだ奴。

 死因はショック死......



 ......ん?

 なんかやけにショック死する個体が多いな。

 逆に大往生したのが一世のみという事実。

 


 ま、まあこの世界には動物愛護団体なんて物はないし問題ないだろう。

 問題......無い。

 うん。


 いや、逆で考えよう。

 一世がしぶとかったのだ。

 そうだ、そうに違いない。


 それはそれで自暴前提の実験が倫理的に何トカで問題ある気がするが、ハルトはそこで思考を止めた。

 そして助手達へ処分の指示を出す。



 研究所には低出力エーテルキャノンが使われている焼却炉があり、死亡した実験体はそこで塵も残さず焼却されるのだ。

 唯一焼却されなかったのはモルデモート一世のみ。

 奴は防腐処理をして祀ってある。


 

 実は魂まで破壊されていたりするのだが......そんな事実とは関係なく、本日も数十体の骸が処分されるのであった。

 


 女神が魂の補填をするために忙殺されるのはまた別の話。

 


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