探偵部の始動
いつもの公園に集まった4人。いつもの通り遅れてくる七海。瑞月の提案で『魔の4階』に行くことになり、その作戦建てをするそう。
じつはこの4人、密かに「探偵部」として活動していた。咲奈の家に依頼募集のポスターを貼ってある。
その依頼(悩みが多い)に真剣に向き合い、一緒に解決するのだ。
しかし七海が「せっかく行くんだし、探偵部と絡めたい」と言い出した。
「でも、どうやって絡めるの?」
「私は、探偵部にオカルト要素を入れられないかなあって思ってて」
「オカルト要素ねえ…」
と、咲奈が
「シンプルに、依頼内容オカルト系OKとかは?」
という、咲奈らしい提案。
「それはいいんだけど、難易度高くない?」
心配性の七海が聞く。
「だいじょーぶだよ!それでいこう!!」
強気な弥愛が元気に答える。
いやあ、性格って、よくわかるモンですなあ。
…ということで『依頼内容オカルト系OK』に決まり、咲奈のいえのポスターにちょちょっと『オカルトOK』と書くことになり、その日は解散となった。
でも、私いたちわらびも心配性でして、「こんなんで、できるのかなあ」と思っております。
あらすじにも書いたように、全員オカルト初心者。オカルト依頼なんて、解決できるのか。
そもそも、オカルト依頼が来るのか。
私は空から見守るだけでありまして、手も出せなければ声も聞こえていないでしょうし(聞こえてたら聞こえてたでうるさいですが)。
うーん、どうなるかなあ。どうしようかなあ。