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大地の宝石  作者: 森宮 スミレ
〜第一章 埋もれた小石〜
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祭り 2

「セリアに話したぁ!?」

「はい。祭りでハモネスの物を見つけたので、それをきっかけに」


 男子寮に設けられている小さな談話室。帰りの遅いザウルと偶然出会したイアンは、いつもより何処かすっきりした顔付きの彼を見て、その訳を聞いてみたのだ。


「あいつ祭りに行ってたのか?」

「ええ。そこで、偶然お見かけしたんです」

 温室にいた時には、課題があると言っていたので、部屋でそれをこなしているものと思っていたのに。勿論、自分達が誘わなかったのは事実だが、少々面白くない。


「それで、少しは悩みは解決したのか」

「いいえ」

「……はっ!?」

「心が決まった訳ではないのです。実際、まだ迷っています」

 何かが吹っ切れた様な顔をしたザウルが、例の事をセリアに打ち明けたというので、セリアの助言か何かで決断できたのかと思ったのだ。が、返って来たのは予想とは真逆の答え。彼の表情から、何か彼の心境に進展があったのかと思ったのだが。


「ただ、少し気持ちが軽くなったと申しましょうか…」

「なんだ、惚れたのか?」


 ザウルがあまりにも晴れやかな顔で話すもので、少しからかうつもりで言ったのだ。真面目な彼の事だ。この後顔を真っ赤にして、いつもの様に固い口調で否定してくるだろう。

「どうなのでしょうか?」

 と思っていたが、ザウルは慌てる様子は一寸も見せずに淡々と答えてしまった。これには流石のイアンも絶句するしかない。

 今まで浮いた話も異性の噂も皆無だったザウルが、まるで別人である。

「……本気か?」

「いえ、分かりません」

 分かりませんと答えたザウルだが、それは本当のようで、考えだすザウルに、思わずため息が漏れる。人の色恋に口を出すつもりはないので「まあ頑張れ」とだけ言って、自分の思考に集中し始めたザウルを残して自室へ戻ることにした。なんだか、既に波乱の予感がする。






「ザウルいる?」

 昨日の会話に加え、温室に入るなりザウルの名を出したセリアに、流石のイアンも目を白黒させた。

「セリア。ザウルは今席を外しているが、どうかしたのか」

「あっ!うん。ちょっとね」

 イアンは、知らず知らずの内に、背中に冷や汗が流れていたのを今確認した。


 なんだ。セリアまでザウルを意識しだしたのか。急な心境の変化には何かしらきっかけがあったのだろう。昨日一体二人の間に何が起こったのだ。というか、何故自分はこんなに焦っているんだ。


「どうしたの?眉間に皺寄せて」

「のわっ!!」

 自分の世界にすっかり浸っていたイアンは、いきなりの声に飛び上がって驚いてしまった。驚かれたセリアが逆に驚いてしまった程だ。「いや、何でもない」とすぐに否定するが、ランからも不審気に見られてしまっていたたまれなくなる。何で俺がこんな思いをしなければならないんだ。



 イアンが心中、訳の分からない悪態を吐いていると、ルネが慌てて温室に駆け込んで来た。

「セリア!いる!」

「ど、どうしたの?」

「大変だよ。今、女子寮の方で……」




 「とにかく来て」というルネに連れられて来てみると、寮の前には人集りが出来ていた。セリアに気付くと、一斉に視線が集中したので、セリアにとっては非常に居心地が悪い。

 ビクビクとしながら近づくと、女子寮の寮長が彼女を見つけ、凄い形相でこちらに歩いて来た。そのただならぬ雰囲気に、セリアも身構える。


 そのまま訳も解らぬまま寮長に連れられて行くセリアを、候補生達心配気に見つめていた。



「……なっ!?」


 セリアが連れて来られたのは自分の自室。何か、尋常ではないことが起こっているのは予想できたが、中の惨状はそれを絶するものだった。


 恐る恐る覗いたセリアの目に映ったのは、部屋をまるごとひっくり返したのではないか思う程物が散乱した室内。棚という棚は全て中身がぶちまけられ、クローゼットなどは引き倒されていた。中でも酷いのはベッドで、鋭い刃物でマットレスを引き裂かれている。


 寮長はカンカンに怒っているし、部屋はこのありさまだしで、セリアは頭を抱える他なかった。一体何が起こっているのだ。





 部屋を片付ける際、取られた物は一つも無い事を確認する。壊れて使い物にならなくなった物なら幾つかあるが。もしかしたら、また女生徒方の嫌がらせだろうか。

 一応部屋には鍵が付いていて、こじ開けた形跡は無い。不審な点といえば、窓辺に何故か付着していた泥と靴後だ。確かに、セリアの部屋の前にはうまい具合に枝が伸びていて、窓から入るのも出るのも可能である。しかし、ここまでするだろうか。


「大変ね……」


 部屋に別の人間の声が響いて後ろを振り返ると、いつかの隣室の女生徒が部屋の外に立っていた。あの後名前を聞いて、アンナと名乗った彼女は、部屋の中を覗いても眉一つ動かさない。冷静というか、落ち着き払っている。

「はぁ……」

「何があったかは知らないけど、足りない物があったら言って。出来る範囲で面倒でなければ手助けするわ」

 それだけ言うと、アンナはさっさと自室へ引っ込んでしまった。手助けの前に、『出来る範囲』と『面倒でなければ』とはっきり言った所が、また彼女らしい。

 手伝ってはくれないだろうな、と思ったセリアは乾いた笑いを零しつつ、また部屋の片付けに戻った。







「ううっ……」

「大変だったね。セリア」

 元々所持品が少なかった為、片付けには思ったほど時間は掛からなかったものの、昨日は徹夜する羽目になってしまった。使い物にならなくなったベッドは、明日には新しい物が届くとのことだ。


 セリアは今、疲れた体と心を癒すため、ルネの香ばしい香りの漂う紅茶を啜っている。

「しかし、他人の部屋を荒らすなど、許すまじ行為だ」

「何か心当りは無いの?」

 ランは見えない犯人に対し、己の正義感を燃えたぎらせ、ルネは心配気に見つめて来る。

 貴方達と一緒にいる事が唯一の心辺りです。とは口が裂けても言えない。けれど他には何も覚えがないので、一応首を振っておく。


「空き巣でしょうか?」

「それは無いだろう。これの部屋は三階だ。ただの窃盗ならば、もっと階下の部屋を狙う筈だ」

 他生徒の嫌がらせか、との意見も出たが、それはセリアが否定した。部屋の扉はこじ開けられた形跡は無く、鍵は自分が所持していた。寮長が保管している合い鍵を使えばそれも可能だが、確認した所、合い鍵は始終安全に保管されていたとの事だ。それに、窓枠に付着した泥から考えて、やはり侵入経路は窓からになるが、そこまでして嫌がらせをする生徒はいないだろう。考えたくないが、同じ学園に通っているかぎり、他にもやり方は幾らでもあるのだから。


「だとしたら、やはり外部の人間が?」

「その考えが打倒であろうな。郵便の配達とでも言えば部屋の利用者を調べるのは難しくない」

 そう言ったカールは、もう女子寮の方に確認を取った後だった。やる事がマメなのは生まれつきか。

「留守中に侵入したのであれば所有物の何かが狙いだろう。何か紛失したものはあるか?」

「ううん。壊れた物なら少し。でも、取られた物は無かった」

「なら、部屋に侵入し目的の物を探したが、見つからなかった。という所だろう。昨日の所持品は持って来ただろうな」

「でも、盗んで得しそうな物なんて、一つも持っていないけど……」

 そう言いながら、セリアは事前に言われていた通り、昨日の寮の部屋には置いていなかった物を出した。といっても、鞄の中身の勉強道具くらいである。他人が盗みたがるような物ではない。


「……これはどうしたんだ?」

 そう言ってイアンが取り上げたのは、他の物と比べて不釣り合いな一枚の金貨。祭りの日の夜、ザウルに聞こうと思って鞄に入れたまま忘れていた物だ。

「あ、そうだった。それ、お祭りの日にいつの間にかポケットに入ってたんだけど、ザウルのじゃない?」

「いえ。自分の物では。祭りの最中に何処かで紛れたのでは……」

「そう」

 金貨の様に価値ある物を落とすだろうか。とも考えるが、祭りの様に賑やかな場所なら、こういった事があっても可笑しくはないだろう。とセリアは考える事にした。


 どうやら話が纏まったようである、とイアンは金貨をコイントスの様に親指で弾いた。と、聞こえたのは金属特有の鋭い音ではなく、コツンという小石を叩いたような音。他は誰も気付かなかったようだが、気になったのでもう一度弾いてみる。するとまた同じく、妙に軽い音がした。不審に思って、ポケットから別のコインを一枚取り出し指で弾いてみるが、こちらはちゃんと金属音がする。


 一人で金貨を投げたり叩いたりしているイアンを不審に思ったのか、それまで互いに話し合っていた候補生達も顔を上げた。

「どうかしたのか」

「……これ、本当に只の金貨か?」


 周りが「どういう意味だ」的な視線でイアンを見つめるていると、彼は徐に立ち上がり、金貨を床に向かって手放した。重力に逆らう事なく、金貨は地面に向かって落下していく。そして地面に着くと同時に、高い音が響く。とイアン以外全員の予想を裏切り、金貨は軽い音を立てて温室の床板に転がった。




「おい…」

「は、はい」

「科学室から天秤を持って来い」

「分かりました」


 何が起こっているのか訳が分からず、ただ呆然と床に転がる金貨を眺めていたセリア達に、カールが淡々と命令した。いち早く反応したザウルは、すぐにそれを実行するため駆け出す。


「お前は、これが何処で紛れたのかをさっさと思い出せ」

 冷たい視線がセリアを射抜く。そんな無茶な、と思いながらも魔王様に押され、懸命に思考を廻らすが、全く思い出せない。

 セリアでなくとも、これが良い物だとは思わないだろう。金貨の姿形をしているが、明らかに紛い物である。それが、どう転んでも良い事の予兆に繋がる筈がない。


 必死に頭を悩ますセリアを見ながら、残った候補生達は同じ事を考えていた。何故こいつはこうも厄介事に巻き込まれるのだ、と。


「祭りに行く前は、確かに持っていなかったのだな」

「うん。多分……」

「ザウルと会う前は?」

「特に気になる事はなかった、ような気がする」

「……これが紛れられるような状況になったか?」

「う、ん。色々な所見て回ったから…」


 必死に彼女の思考を辿ろうとするが、何を聞いても曖昧な答えを返す彼女に、さすがのランも少々苛立ってくる。祭りに夢中で、あちこちをフラフラしていたセリアに聞いても、無理な話なのだが。


 セリアが唸っている間に、天秤を持ったザウルが急いで戻って来た。ザウルがそれをテーブルの上に置くと、カールは懐から見事に輝く金貨を取り出し、それを一端に乗せる。そして、例の金貨をもう一端に乗せた。すると予想通り、天秤はカールの取り出した金貨の方に若干傾いた所で止まった。

「……狙いはこれだろうな」

 セリアは、さぁっと血の気が引いて行くのを感じた。


「しかし、なんでこんな物が?俺達だって気付いたんだ。その道の奴が見りゃ一目瞭然。それを偽金貨として使う事はしないだろ」

「確かに、人の目を騙すのには、質が悪すぎるようだな」

 よく見れば、形にも多少の違いが見え、音に関しては先程証明した通りだ。マリオス候補生に選ばれる程の才能を持った者が見たとはいえ、彼等はまだ学生である。そんな彼等が見てすぐに紛い物である事が分かったのだ。偽物と本物を見分ける事に対して洗練された術を持つ商人や資産家等が見れば、子供の玩具も同然である。それを、実際の商談や取引で使う等、普通は考えられない。


 全員で頭を悩ませるが、まだ情報が少な過ぎる。もう少し何か分かれば、事態は進展するのだろうが。


 とにかく、ここで考えていても始まらない。向こうの狙いが分かったなら、こちらも対策が取れるではないか。

「お前、またこの間みたいに余計な事に首突っ込む気か?」

 ズバリその通りである。ギクリと肩を揺らしたセリアに、大きなため息が聞こえた。また反対されるのかと身構えるが、どうやらそうではないらしい。


 セリアには、言っても聞かないだろうと、全員が理解していた。というより、諦めていた。それはもう性格の問題であって、今はとやかく言うつもりは無いが。それならば、全員で首を突っ込んだ方が、解決出来る可能性も増えるし、彼女の危険も減るだろう。と考えた末の決断だ。


「近々動くでしょうか?」

「相手の目的は果たされていないのだ。そうそう諦める程度の物でもあるまい」

「しかし、その間彼女は……」

 一瞬で視線を集めたのは、巻き込まれた張本人のセリア。しかし、以前のように自分は怪我を負っているわけではないので、大丈夫だと意思表示を懸命にした。以前と同じ、自分を囮に、という彼女の意志は候補生達にも容易に推し量れる。


 確かに、今回は以前の事件のように狙いが不特定多数の無差別攻撃ではない。相手の狙いが金貨だと分かっても、その意図が分からない為、敵を誘き出すのにはセリアが行動するのが確実。


 だからといって、そう安易に彼女を囮に使う程、彼等は薄情でもない。筈だが。

「ほう。覚悟は十分出来ているようだな」

「カール!?」

 一人だけ薄情な人間が居た。薄情というのが正しいのかは分からないが。

「相手はこやつが金貨を所持している事を確信している。逆に言えば、こやつしか相手を誘き出せないという事になる」

「しかし、それでは彼女にも危険を強いる事になります」

「それを手にした時点で危険な事に変わりはあるまい。実際、もう被害が出ているではないか」

「ですが……やはり賛成出来ません」


 カールの考えを必死に否定しようとしているザウルの姿は、候補生達でさえ見た事が無い物であった。

 今までの彼は、誰かの意見を頭から否定する事など殆どしたことがなかった。それに加え、カールの意見は正論であり、説得力もある。実際、既に寮の部屋を特定され、そこに侵入されているのだ。こちらが黙って引っ込んでいても、向こうから何かしら仕掛けてくるであろう事は想像に難しくない。


 普段のザウルなら、迷いはしても、即座の否定はしなかったであろう。

 しかしカールの意見に反対なのは他の候補生達も同じなので、ザウルの行動の違いに気付いている者は少ない。

 唯一その違いを見抜いたイアンは、その原因に見当がつく為、内心それを指摘するべきか迷っていた。別にその必要は特に無いのだが、恐らく無自覚であろうザウルに持ち前の親切心と内に隠した悪戯心と興味本位で教えてやろうかとも考えたのだ。


 話題の中心人物である少女を見やれば、非常にバツの悪そうな顔をして、肩を細めて縮こまっている。目の前で繰り広げられる、ああでもないこうでない、と言った話に、どう切り出そうか迷っている様子であった。


「セリアはどうなんだ?」

「えっ!私?」

 まさか、いきなり自分に話を振られるとは思っていなかったのであろう。セリアは目を白黒させた。話の内容は彼女だというのに。

「お前が協力してくれるならそれは有り難い。危険はあるが、その時は俺達が全力で守る」

「………」

「この事にこれ以上関わりたくなければ、金貨を俺達に預けるでも、警察に届けるでもして、学園内の安全な所にいてくれれば良い」


 強制もしなければ否定もしない。判断はセリアに任せる。そう言い切ったところでイアンはセリアの表情を伺った。彼女の場合、後者を選ぶ事は無いだろう、と予想しての提案だ。


 どう切り出そうかと悩んでいたセリアは、これはチャンスだと喜んだ。

 いや、丁度良い所でイアンが申し出てくれた。などと、イアンの心中を全く察することなく、セリアは思わぬ助け舟に感謝する。


「その……私の方が巻き込まれているわけだし。協力をお願いするのは寧ろこっちだというか、なんというか」

 言い出したは良い物の、やはり迷惑をかけてしまうだろう事が後ろめたいのか、語尾が少しずつ小さくなっていった。


 ビクビクと肩を揺らすセリアの周りでは、どうやら話が決まったらしい。カールの案通りに、セリアを餌として使う方向で話を進める。

 だが、やはりどうしても納得していない表情のザウルがセリアの前に立ち、真剣な瞳で彼女を見つめる。

「セリア殿。絶対に無茶はしないと。これだけは約束して下さい」

「ザウル……」

 心底心配してくれているらしいザウルに、少し申し訳なく思いながらもセリアは頷いた。本当に、こんな事に巻き込まれてしまってすみません、と謝りたくなる。



 明日までに、それぞれ出来るだけ考えや案を纏めてくる事になり、セリアは、それまでは勝手な行動はしないようにと言われ、寮へ帰された。

 例の金貨は、万が一セリアの身に何かがあっても、金貨がこちらにあれば相手との交渉にも使えるだろうと考え、彼女の手からカールに渡ることになった。


 その後、温室から寮までの道を送ると申し出たザウルに、過保護過ぎではないかと、イアンは内心苦笑したのであった。



ここまで読んで下さり、ありがとうございます。


突然ですが、今回から、次話予告、の様な物を乗せたいと思いました。といっても、ネタバレは含みません。ドラマなどの予告を真似た様な物です。読まなくても支障は全くありません。後書きに乗せるので、不快に思われる方は飛ばして下さい。


作品のキャラクターに喋って貰います。誰かは読んで分かるようにしたいと思っています。








無茶な振る舞いをする彼女は、自分には眩しいのです。同時に、常に不安に駆られるようになり、目が離せない。でも、彼女はそんな事に気付いていないでしょう。いつでも無鉄砲で、無防備で。だから増々気になってしまう。どんな危険が彼女に迫るか分からない。


例えどんな時でも、自分は貴方を、守ります。









以上です。こんな感じでこれからも次話予告をやっていけたらと。予告というより、呟きですね。ちなみに、今回はザウル様にしました。初めては主人公のセリアちゃんにしようとも思ったのですが、話の内容的に彼に決定しました。

これからも、キャラクターが変わったり、ナレーションだけだったりで書いて行けたらと思っています。

あくまでも予告という事なので、その時の話と関連していなかったりするかもです。

これからも、宜しくお願いします。

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