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炊事遠足と班決め

「玲奈っちこの前のデートはどうだった?」

「だからデートじゃないわよ、、」

黒崎と遊びに行った後日、霧島と星宮は学校でそんな会話をしていた。

「なんか玲奈っちめっちゃときめいた顔してたよ?私玲奈っちのあんな顔今まで見たことないよ」

「わ、私そんな顔してないわよ!それにあれはちょっと色々あったからであって、、」

霧島には全く自覚がなかったが他人から見たらそう見えたらしい。

「色々あった!?なに!?!?気になる気になる!!」

星宮は腹を空かせた魚のように食いついてきた。

「べ、別に大したことないわよ、?困ってたところをちょっと助けてもらっただけよ」

「あの様子だとちょっとでは無さそうだよねー」

「その口をガムテープで塞ぐわよ」

「玲奈っちに監禁プレイされるなら本望かも、?」

「キモイわよ!!」

星宮の謎の性癖に霧島はドン引きした。

「それにしても龍っち中学に比べてほんとに丸くなったよねー、昔は喧嘩ばっかタバコばっかで荒れまくってたのに。今はもう不良かどうかも怪しいよ」

黒崎は中学では地元で知らない人がいないほどの不良だった。毎日売られる喧嘩を買いまくってボコボコにする喧嘩三昧だったのだ。

「ふん、あいつもあいつでようやく大人になったのよ。そんな幼稚なこと辞めてとっとと学業に専念すべきだわ」

「玲奈っちってなんで龍っちが丸くなったか知らないの?」

「知らないわよあんなやつのこと」

なぜ丸くなったのかはイマイチよく分からないが、一時を境にいきなり丸くなったのだ。その理由は霧島には分からない、というより考えたこともなかった。

「ふーーん?知らないんだ」

「な、なによ」

「ま、知らないならいいけど」

「姫華は知ってるの?」

「さあーー?」

「なによモヤモヤするわね」

頑なに知ってそうで知らないようなフリをする星宮に少し気味が悪くなった。

「ところで玲奈っち今度の炊事遠足の班どうする?」

「そういえばもうすぐなのね」

この学校では1年生の前期に炊事遠足がある。バスでキャンプ場まで行きそこで各々料理を作るのだ。

「うちはいつもの4人で大丈夫だけど玲奈っちは?」

「まあ、私もそれで大丈夫よ」

「玲奈っちの料理楽しみーー!」

「あんたもちゃんと料理するのよ」

「いや私食べる専だから」

「追放よ」

「いやー!ごめんなさい!!野菜の皮むきぐらいならするから!!」

危うく班から追放されかけた星宮であった。


「この4人で炊事遠足行けるとか神だね!」

炊事遠足の班決めの日、いつもの4人が揃い蒼空はとてもウキウキだった。

「めんどくせえな、炊事遠足って休んじゃだめなん?」

一方1ミリもやる気のない黒崎である。

「ダメに決まってるでしょ。炊事遠足は家庭科の単位だから正当な理由がない限り丸々休んだら留年に一気にリーチなのよ?」

「ちぇ、なんでわざわざ遠くまで行って飯作るんだよ」

「うちは玲奈っちの料理が食べれるから楽しみだよ!」

「あんたは手伝わなかったら昼飯抜きにするわよ」

「ぴえん」

「それにしても、何を作るかよね、、」

作る料理は各班で自由に決めることができるのだ。

「カップ麺とかでいんじゃねえの?」

「あんたは1回静かにしてて」

「ういーす」

黒崎が適当に言った案は即却下され発言権を剥奪された。

「俺は無難にカレーがいいかなー」

「そうね、カレーならいくらこの2人が働かなくても何とかなりそうね」

「野菜の皮むきならできるもん!!」

「あんたがやったら野菜ごとペラペラになりそうで怖いわね」

「うちの事信用して無さすぎでしょ!!」

日頃の行いのせいか霧島に全くもって信用されていない星宮である。

「じゃあとりあえずカレーで決まりね。材料は私が今度買ってきておくわね」

「りょーかーい!」

そうして霧島の班のメニューはカレーに決まったのであった。


「とりあえず野菜は玉ねぎと人参とじゃがいもね」

とある休日、霧島は炊事遠足の材料の買い出しにスーパーに来ていた。

「てかなんであんたがいるのよ」

「ん?いや暇だなあって」

そこには休日で暇を持て余した黒崎もいた。

「それにか弱い女の子1人に4人分の材料は重いだろ?」

「もしかしてわざわざ荷物持ちする為だけに来たわけ?」

「ん、荷物持ってやるから俺のカレーの肉増やしてね」

「あんたそれが狙いで来たのね、、」

黒崎の目的に少々呆れた霧島だったが、確かにこの量の材料を持ってくれるのはとても助かるため拒否できない霧島である。

「じゃあ私会計してくるからあんたは待っててちょうだい」

「ういーす」

そうして霧島は会計をし黒崎の元へ戻った。

「じゃああんたはこれとこれを持って、私はこれを持つわね」

「ん、別に全部持てるけど」

黒崎は3つの重い袋を軽々持った。

「わ、悪いわよさすがに全部は、、」

「なんか委員長が持ったら落としそうな気がするから俺が持つ」

「ありがとう、なんかちょっと失礼だけど」

そうして2人は無事に炊事遠足の材料を買うことができたのであった。


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