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世界は江戸と呼ぶんだぜ!? 〜よく分からない歴史を辿った世界で下らない日々を過ごす姫の赤裸々な日々にはけして罅は入らない〜

作者:如月 和
 それは、江戸時代と呼ばれていた時のこと。
 神から天啓を受けた青年は、散りばめられた秘宝を集め、宇宙より来る災厄へと備えた。しかし、準備は遅れ、天から降り注ぐそれらを防げたのは、ごく一部であった。
 ある少女は神から天啓を受け、力を授かる。大地は削られ、地殻は変動し、海が多くなった世界で、少女は戦い続ける。
 人々を笑顔で照らし、絶望を退けるその姿に、次第に世界は希望で満たされていく。期待と希望、そして万感な思いをその背に受け、少女は遂に災厄を打ち払う。しかし、それはその生命と引き換えに成し遂げられたのだ。
 神は、その世界に生きる全てのものに天啓を与える。少女は、いつか、この世界に再び生を受ける。彼女を想う気持ちがあるのなら、世界を、いずれ彼女が過ごす世界を、どうか、安らかなものであるように、と。

 そうして、世界は変わった。少女が故郷を思い起こせるように、世界は江戸と名を変えた。少女が不自由なく暮らせるように、世界は緩やかに進歩した。いくつもの世代の交代を経てもなお、その想いは変わらずに受け継がれてきた。
 そして、遂に少女は再びの生を受ける。美しく成長していく姿を、人々は喜びを持って迎え入れた。しかし、――彼女は当時の記憶を持っていなかった。

 人々は悩んだ。親も悩んだ。みんな悩んだ。そして出した結論は……。まぁ、楽しければ良いんじゃない? 黙っていよっか。

 長過ぎたインターバルは、人々に朗らかさを与えていた。言い換えれば、緩すぎるギャグ時空が生まれていた。そんな世界で、まぁ、つまりはタイトルの通りである。
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