X-41話 それは悲しいこと?
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「どのツラと言われても僕にはこのツラしかできないわけだけど。もしかして、君にはまた誰かと違う見え方をしているのな?」
「なんであなたは笑ってこの野営地に来られているの!? ここで生活している皆んなは本来こんな場所で生活したくてきているわけじゃないのよ!! あなたが引き起こした火災によって住む家を焼失して、仕方なくここに来ている!
加えて、命を落とした人だっている。トモキ君なんて自分を助けるために燃え盛る家に飛び込んで助けてくれたお父さんを目の前で失ったよ。彼の心にどれだけ心の傷を負わせたのか。あなたはヘラヘラしているけど、彼らは笑いたくても笑えないの!!
その責任をあなたは何も感じないの!?」
コルルは途中から涙を目に浮かべ、訴えるようにしながら彼を責めた。彼女は常にこの野営地で暮らす子供と近い距離にあり、そういった子供の心の機微にとても敏感に感じていたのだろう。
命を失って笑いたくても笑えない人がいる。この言葉はユウシの心に鋭く突き刺さったようだ。彼の顔から静かに笑みが消えた。そして、ゆっくりと口を開く。
「それは申し訳ないことをしたね。トモキか。確かに彼のテントを覗いた時、彼は泣きながら寝床に着いていた。そうか、そう言ったことがあったんだな。
一つ教えて欲しいんだが。
それは悲しいことなのか?」
彼の至って真剣な眼差しが、コルルを軽く制止する。そして、森から聞こえてくるフクロウの鳴き声が3人の間を通り過ぎていった。
夜はまだ更けない。
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