表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/39

設定2(異世界の通貨設定)

10/17 鉄貨の桁が一個足りなかったので修正。

・貨幣制度

 貨幣は古代金貨>紅金貨>白金貨>金貨>銀貨>銅貨>鉄貨

           1=100=1.000=10.000=100.000=1.000.000

 この世界の貨幣制度は古代金貨により成立している。

 古代金貨はオリハルコンで出来ており、ロストテクノロジーによって製造されたとされる貨幣である。

 おそらく、金とオリハルコンの合金ではないか?とされている為、金貨と付けられているが、確認のしようが無い為オリハルコンが使われているだろうという以外わかっていない。

 紅金貨はアダマンタイト合金で出来ており鮮やかな紅色に金の光沢が有る。

 白金貨はミスリル合金で銀よりもより白く、青い光沢が有る。


 ∇不変の物質オリハルコン

 この世界のオリハルコンは何物によっても傷を付けることすらかなわない。

 あらゆる方法でどうやっても、現在の技術では溶解できないので、現代では不変の物質とされている。

 オリハルコン自体は、オリハルコン以外を溶解し、残ったオリハルコンを取り出すという方法で抽出することが出来る。

 しかし、加工のしようがないので主に研磨剤として、水と合わせたり、粘土と合わせたりして使われる。


 ∇古代金貨

 さて、不変すぎて使いづらい物質オリハルコンであるが、不変であるが故に古代帝国の遺産として数多く発見されるのが、古代金貨である。

 その不変の特性を活かし、古の宰相が分銅として使うことに目をつけた。

 それが代を経て発展し、貨幣の度量衡として、現代の通貨が完成された。

 古代金貨は全て国の貨幣局により管理され、売買は禁止されている。

 新しく発見された古代貨幣は各国共通の条約により決まった金額で貨幣局にのみ買い取りがなされ、一般人同士の売買は厳罰である。


 ∇古代金貨と商人

 古代金貨は度量衡として貨幣局と貨幣局が認めた大商人が所持し、大商人は一定以上摩耗した悪銭を貨幣局に提出すれば、新造された貨幣と交換する事が出来る。

 大商人は新造された貨幣を多く持つことがステータスであり、積極的に悪銭を駆逐することが美徳とされている。悪銭を発見する=それだけ自分の所に多くの金が集まっている事の証明であり、大きな商売をする時には新造された金を積み上げ権勢を誇るのである。


 ∇貨幣の製造

 貨幣は全て古代金貨を型として作られる。各貨幣は合金の比率を調整し全て同じ大きさ、同じ重さになるように調整され、製造方法は各国により秘匿されている。

 古代金貨は裏表両面にデフォルメされた竜の絵柄がついているが、鋳造された貨幣は片面だけが竜の絵柄がついており、裏には絵柄がない。コレは製造時の手間を省くためである。

 紅金貨と白金貨には製造年月日とシリアルナンバー、製造された国の記号が書かれている。

 長い期間を掛け、製造にかかるコストも貨幣の価値に釣り合うように調整されており、私造しても厳罰の割に合わないようにされている。



 ∇貨幣関連犯罪の厳罰化

 長い年月を掛け、貨幣関連の厳罰化が成された。意図的に貨幣を削る行為、貨幣の偽造などは有罪が確定すれば死刑である。

 これは昔、とある大商人が貨幣を削り、削った貨幣を貨幣局に対して交換し、削ってできた金属を集め、偽造通貨を作ろうとした事件があり、国家の貨幣システムを根幹から壊す重大な事件として、国家反逆罪が適用され一族郎党皆処刑された。

 このことから長年を掛けて貨幣局は統計を取り、悪銭の流通する量を計算しており、悪銭を交換をする商人が商人間の流通する金貨からの悪銭の比率が崩れると警戒をし、商人側も疑われない為に貨幣による犯罪には断固とした態度を取る。

 一説によると大商人が起こした大事件は、見せしめを作りたい国家による捏造、政争に大商人同士の権勢争いも巻き込まれた結果などという話もあるが、真偽の程は確かではない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ