設定1(あらすじ・0章の登場人物・異世界に持ち込んだものと説明。)
作中での矛盾があるかもしれません。教えていただければ修正します。
また、設定としてコッチのほうが自然、と判断することが在った場合追加・削除・修正します。
9/30 微修正・主に誤字修正と書き忘れてたことを追加
計算してみたら結構余裕がありそうだったので炭2kgを追加
カレーを食べるのにスプーンがないことに気がついて追加
10/05 鶏がらスープの素を追加。ウインナーとキャベツで適当に味付けてもスープは厳しいし、異世界に鶏がらスープを持って行かせるいい理由だと気がついた。
10/06 財布を追加。よくよく考えたら持ってないとおかしい。
10/18 雪平鍋を22cmから27cmに修正。
・一言
プロローグから閑話・主人公のバックボーンまでは、なんで大量の物資を持って神様から祝福まで貰えて異世界まで行けたのか、をご都合主義満載でやるための理由付けです。
冗長な話をダラダラ読みたくない、さっさと異世界に行ってからが読みたい、と思われる方は、ココから読んで、最初の町にたどり着く当たりまで飛ばしても良いような状態にしておきたいと思います。
要らないと思われた情報は読み飛ばしてください。
以下ネタバレ注意
あらすじ
主人公のヒロは友人の健太による思い付きの登山計画に巻き込まれ、他の仲のいい先輩で友人の淳史と共に山に登り、ついでに遊ぶ準備をする。
主人公は乗り気ではなかったが、悪ノリした友人二人がぐいぐいと計画を推し進め、無駄に増えた大荷物を抱え、最初の目的地川の上流の河原のBBQ予定地へと川沿いにある道路を、三人で並んで歩いて行く。
もう少しで目的地という所で深い霧に包まれ、彷徨ううちにヒロだけが異世界に飛ばされてしまう。
慈悲の女神様から異世界に転移した経緯を聞き、その深い慈悲によりこの異世界の中ではチート気味な加護と祝福を装備に賜ったヒロは、この異世界で生きていくことを決意する。
主人公 ヒロ(弘・ひろむ)
日本に居た時点では19歳 4月16日生まれ。
生まれる時に母親の胎内にオーバーステイし、5,000グラム超えのボディを持って生まれる。
そのまますくすくと体格が良く骨太で頑丈に大きく育った。
身長183cm・88kg。瞬発力は人並みだが、鍛えた背筋からの力が特に強い。
感覚よりも、理屈で考える傾向である。でも、感覚で思い付いた事に理屈を当てはめていくと大体合ってるので、面倒くさい時は思い付きでいいや、と思考を放棄する悪癖が有る。結局の所、いい加減なだけの性格である。
父親の影響から、仕事に関してはポリシーがあり、やるからには全力で働こうと真面目に働くが、父親が酒好きで人と喋るのが大好きで、遊び歩いていた影響から、人生観や金銭感覚などはちょっと緩い。
恵まれた体格で驕り、子供の頃に嫌なことが有ると暴れていたことから、小学生時代に嫌われる。
それが中学生まで続き、なんでも力で解決するのは良くないことだと反省する。もちろん相手が殴ってもOKな程ひどければ平然と殴るが。
高校生になってからはその辺の反省を活かし、高校からは友達が出来た。
少年時代の同級生に嫌われた体験から、友人に対する態度や姿勢に影響があり、友人からの頼みは断りづらく、よほどの事がないと可能な限り受け入れようとする。
ノリが良く、面倒見がよく、ゴツイ。そんな風に友人たちからは思われている。実際は深層心理の中で嫌われるのを怖がっていて、良い奴を演じてるうちに染み付いただけである。
命の危険や、自分に掛かる責任が大きいと判断する事柄には非常に慎重である。コレは幼い頃から仕事の手伝いで一歩間違えてたら死んでたかもしれん、と反省する事がチョコチョコあり、注意していても避けれない危険もあることを自覚しているからである。
逆にその限りではないと判断したら非常に大胆である。
友人
健太
ノリがいいバカ。一言で言うとそれで終わる。人畜無害だが、テレビ等のメディアの影響を受けやすく、真似をしたがる。
常識がないわけではない。メントスコーラを口に加えて鼻から吹き出す動画を撮ろうとしたりする、人に迷惑の掛からない、馬鹿な行動をたまにする程度のバカである。
それに巻き込まれて主人公も鼻からコーラを吹き出していたりする。それを爆笑しながら撮影するのが淳史君だ。
登山なのに無駄に大荷物にした元凶である。
同時に、異世界転移した際に大量に物資を持ち込めたのはコイツのおかげである。
淳史君
同じ高校と大学の一学年先輩。面白い事が大好き。健太と、それに付き合ったヒロが二人で馬鹿な行動をするのをニヤニヤと眺めていたりする。健太を唆すこともある。
コミケが好きでイベントなどによく行く。健太もそれに付き合ってよく行く。主人公は人混みとか大嫌いなので行かない、というかちょっと引いてる。(主人公はおみやげに同人誌を貰ったりはする)
YESロリータ!NOタッチ!。幼女じゃなければ女じゃない!などと言う事があり、主人公はガチなのか冗談なのか反応に困って愛想笑いをする。
上中下で表せば、上の下くらいのイケメンである。だが、女性に興味が無く、幼女を見るとニコニコと眺めている。おそらく真性の変態である。
大地と慈悲を司る女神メルルドジュドゥグァ
異世界の上神の一柱。大変慈悲深い。その慈悲は世界線の間で彷徨う主人公たちにも向けられた。
基本的に有能なのだが、思い込みが激しく、頑固。意見を曲げないので誤った方向に突っ走ると他の神様たちが、とばっちりで迷惑する。
完全なる善意であり、悪気がないぶんタチが悪い。
地上では善神の中でもかなりの上位の神だと伝えられている。
慈悲を司さどる神だけあって信者はかなり多い。
【チートアイテム】
神による加護の付いた装備と加護と祝福の付いたバックパック
突然異世界に来ることになり、元の世界で生きてきた経験や常識が異世界では通じない事で、まともな生活を営めない可能性を危惧した、大地と慈悲を司る女神メルルドジュドゥグァにより、異世界に転移した際に持っていたバックパック3つが合成され、女神の加護と祝福が付与される。
また、元の世界の物が使えなくなるのは不便で可愛そう、との勝手な思い込みから持ってる衣服、装備全てに再生の加護がつけられ、破損しても自動的に修復される。
一定以上消失した場合は再生されず、バックパックの中に再生成するしかなくなる。
装備品は再生成すると、前使ってたものは消失し、神の元へ還る。
例えば鉈が壊れて柄の部分だけが残ったとしたら、
バックパックの外に柄を置いて鉈の補充を神に祈った場合、外においた鉈の柄は消失し、異世界に到着した当時の状態の鉈が、バックパック内に生成される。
神様に消耗品と認められた物は祈った時に補充される。
置換して使った紙や、ボールペンで書いた内容が消える、などといった事は起きない。
補充は異世界に到着時に持ち込んだもの限定であり、バックパックに入れれば現地のものでも補充されるわけではない。
あくまでも、異世界到着時に持ち込んでいた物が、異世界到着時の状態に戻るだけである。
加護と祝福の違い
加護は神による使徒を守る為の付与魔法である。主に装備に付けられて下賜される。弱いもので『再生』最も強いもので『不壊』など、他に『硬化』や事象に作用する『隠蔽』などがある。
再生はメンテフリーにする為である。別に怪我が早く治るとかそういった作用は、人体に直接かけない限り無い。
使徒を悪意から身を守るために、防具につける傾向が強く、付けられる魔法でどれだけ神がその使徒を損失したくないかがわかる。
主人公の場合は『不壊』という最高クラスの加護は付けられているが、あくまでもエラーへの対処であり、後で面倒な自体が起きないようにしただけであり、装備自体には何の強化もされていないのでお察しである。
祝福は神による恩恵である。本来の世界のシステム上有り得ないことを限定的に常態化させる。
そのための処理は世界というシステムの中に祝福という外付けの違法プログラムを突っ込んでる感じである。
いくら飲んでも減らない酒瓶とか、叩くとビスケットが増えるポケットとか、そういった日用品や雑貨の形で下賜される。
殆どの神様は所有者の死後回収してしまう。放っとくとシステムに負荷がかかるからね。
教会や怪しい人が『コレは古代より神より賜った』~などと言ったら警戒しましょう。
∇祝福付きバックパック
機能
・容量三倍(80L×3で240L分)
・重量軽減で重さは三分の一
・慈悲の神に祈れば地球から持ち込んだ物はバックパック内に補充
・不壊の魔法が付与されており、傷すら付けれない。
神しか使えない付与なので、他にこの付与が与えられた装備は片手で数えるほどしか地上に存在しない。
3つもあっても邪魔でしょう。と、一つに合成されたバックパック。
さらに、三倍入っても重さそのままだと持ち上がらなくて大変だろうとの女神の気遣いにより、重量は入れた物の三分の一に軽減される。
また、合成された際にバックパック内が亜空間化されており、外からの影響から切り離されている。強い衝撃が有っても中に影響はない。
中を覗くと物置くらいの大きさの闇が広がって見える。中を覗きながら手を伸ばせば何故か欲しい物に手が届き、中を見ないで手を突っ込み欲しいものを思い浮かべれば手の上に勝手に乗っかってくる不思議な空間になっている。
中の温度は異世界に転移した時点の温度に保たれている。氷を入れていた影響でひんやりとしている。
時間の経過も固定されている、なんてことはない。中の物も普通に腐る。
全ての中の物を神に祈って、転移した時点の状態に一瞬で戻すことが出来るが、腐った物の処理を神様にやらせるのはいかがなものか。と、作者は思ったりする。
主人公専用にされており、他人はファスナーを開けようとしてもスライド出来ない。正しく神が与えた神宝なので大変貴重。
主人公には伝えられてないが、メルルドジュドゥグァは主人公の死後こっそり回収する予定である。
異世界に持ち込んだ消耗品扱い
再生の加護は付いていない。使えば普通に減る。
バックパックから取り出し、神に祈れば異世界転移時の状態でバックパック内に新しく生成される。正しくは複製なのかな。
例えば転移時にすでに腐っていたら、腐ったものが補充される可能性もあった。
卵が割れていたら、割れた卵しか補充されない。
今回の中で特筆すべき物があるとすれば氷くらいのモノだ。
転移時に半分くらいは水に戻っていたので、溶けかけた氷が生成されるのである。
ちなみに無限増殖は出来ます。
バックパックから消耗品を一度も出さないで祈ると元々在ったものに上書きされ、一度でも取り出すと別のもの扱いになる。
コレは女神様が組んだプログラムが、ゲームシステム的な問題で
例えばアイテム欄の一番上の空欄に薬草と、改造コードで打ち込んで常にONにしてると、そこの薬草を使ってもそこの薬草は消えないけど、(上書きを繰り返してるので)2個に増えているわけじゃない。なので2個欲しいなら一番上のアイテム欄から他のアイテム欄に移動してあげる必要があるって感じです。
うん、わかりづらい。
・肉類
∇牛肉(カルビ500g 肩ロース300g オーストラリア産ステーキ用200g)
∇豚肉(肩ロースステーキ・とんかつ用三枚 豚バラ肉薄切り500g 豚ヒレ一本500gコレは丸のまま切ってないやつだ。)
∇鶏肉(鶏もも肉三枚)
∇ウインナー(二袋で1セットのやつ)
∇ベーコン(スライスされ10枚入った真空パック)
∇ハム(スライスされ4枚入りx3パックがテープで一括りにされたやつ)
∇卵(6個1パック。健太曰く、焼きそばに目玉焼きは欠かせないらしい。死んでくれ。登山に持っていく奴は世界でコイツだけだと確信する。一個も壊さずに異世界に持ち込めた。異世界に転移時に主人公が転倒したが、その時にはすでにバックパックがチート化していたのでセーーーフ。)
・野菜
∇玉ねぎ(ネット入り6玉)
∇ジャガイモ(袋入り8個)
∇人参(袋入り三個)
∇キャベツ(一玉)
・穀物類
∇米(無洗米1キロ)
∇やきそば用麺(蒸し油そば5玉)
∇インスタントラーメン(国民的鳥ガラ味お湯を入れて一分で出来るやつ3袋)
∇カップラーメン(醤油味 シーフード味 カップうどん)
・調味料
∇塩(食卓塩1kg。キャベツに使うためだけに増えた荷物。1kgである必要もない)
∇砂糖(上白糖1kg。珈琲と紅茶に。主人公はスティックシュガーを推したが、高いの一言で一蹴された。健太がノリで主人公の反応を面白がっていただけである。途中からそういう遊びになっていた。)
∇醤油(ボトルを握るとその分飛び出すやつ)
∇胡椒(小瓶。ラーメンに入れたいらしい)
∇ウスターソース(中濃ソース。濃口にしたいけど地元以外で手に入るのか知らないからやめた)
∇とんかつ用ソース(焼きそばに入れると一味違うと健太がごねた)
∇ケチャップ(ウインナーに。ちなみに主張したのは淳史君である)
∇マスタード(コレもウインナー)
∇焼肉のタレx2(中辛と辛口の二種類。各家庭でお気に入りの味はやっぱり違う。)
∇味塩こしょう(ボトル。蓋を上に開けてふりかけるタイプ)
∇ミックスハーブソルト(ボトル。蓋を横にズラすとふりかける量を調節できるタイプ)
∇チューブにんにく(焼肉のタレに足す予定だった。ちなみにコレは主人公)
∇一味唐辛子(コレも焼肉のタレに。小瓶である。)
∇チューブ生わさび(ステーキをわさび醤油でも食いたいらしい)
∇オリーブオイル(焼きそば作る時用の油。サラダ油を最初買おうとしたが、某何にでもダバダバ掛ける俳優の影響でこっちになった。600gでプラボトル)
∇コーヒーフレッシュ(取っ手の付いた瓶みたいな形。植物性油脂と動物性油脂の合成)
∇食卓レモン(レモンの形をしたプラ容器のやつ。果汁100%)
∇カレールー(紙の箱に入ったやつ)
∇カレー粉(缶のやつ)
∇鶏がらスープの素(アルミパウチでチャック付きの袋入り。キャベツとウインナーで簡単にスープにする予定だった。)
∇かつおぶし(1袋15gの6袋入りで一パック)
∇青のり(小瓶)
∇粉ゼラチン(健太が言うには、カレー作ってる間に沸かしたお湯でタッパーでコーヒーゼリーを作るらしい。そりゃ、こんだけ色々持っていったらゼラチン持っていくだけでついでに作れるけども・・・)
・お菓子
∇板チョコ(ミルクチョコレート遭難したらこういうのが命を繋ぐんだ!と、健太が買い物カゴに放り込んだ。)
∇ミックスフルーツキャンディ(個包装され、グレープ・ピーチ・オレンジ・マスカット・アップル・パイン・レモン・ストロベリーなどが30個ほど入ってる。遭難したらこういうのが以下略。)
・飲料(各ペットボトル、紙パック共に新品)
∇水1L(主人公が買った。一口も飲まなかったので新品)
∇スポーツドリンク500ml(淳史君が買った山頂への登山時に飲む予定だった)
∇コーラ1.5L(全部河原で飲んで代わりに水を詰めて運ぶ予定だった)
∇サイダー1.5L(全部河原で飲んで代わりに水を詰めて運ぶ予定だった)
∇牛乳500ml(健太がコンビニで買った、河原で飲む予定だった)
・酒類
∇缶ビール350ml6缶パック(淳史君は二十歳である)
∇チューハイ350mlx2(梅酒と杏のサワー)
∇ワンカップ180ml(日本酒。瓶にアルミの蓋がついてる奴。うちらの中に日本酒を飲む奴がいない件。持って帰るハメになると確信してる一品。)
∇ウイスキー180ml(国内の亀の甲羅の様な瓶のスキットルに似せた四角い小瓶。健太のバカがスキットル懐から出して一口飲むのをやりたがった。ああいうのはおじいちゃんがやるのが絵になるのであってお前がやっても咽る未来しか見えてこない。と、言える元気がその頃にはすでにツッコミ過ぎて無かった)
・嗜好品
∇インスタントコーヒー(瓶入り300g。主人公がスティックコーヒーにしようとしたら、健太が自分の好きなブランドを推して、押し通し、余分に物資が増える一因となった。)
∇紅茶(ティーバッグ一箱。淳史君が俺は紅茶が良いと追加した。)
・雑貨
∇割り箸(25膳入り一袋)
∇紙皿(1パック10枚入りの深皿)
∇ターボライター(千円くらいの)
∇炭(2kg。薪の現地調達がうまく行かなかった場合を考えて一応持っていくことにした)
∇着火剤(ゲル状)
∇B5コピー用紙(五枚。登山の時のメモ用。)
∇ボールペン(書店で購入。有名メーカー)
∇ボールペンx5(百均で購入。某国産。品質が安定していない。果たしてコレは何本当たりだろうか、ハズレだろうか。ハズレだった場合は、毎回ハズレが補充されるのである。)
∇単三電池x12(4本1セットを3セット)
∇結束線(一束。細い鉄線で、U字に折られて束になっている。一握りで持てる量である。たくさんあるが、何本なのかは知らない)
∇ビニール紐(あると便利だよね。で、買ったもの。50m巻。電車ごっこで使ったのでその分減っている)
∇カセットボンベ(三本1セット)
∇虫除けスプレー
∇食器用洗剤(界面活性剤の使われていない、自然に優しいエコ洗剤)
∇ダブルクリップx3(クリップ付きボードに付けておいやつ、たしかに消耗品だが。異世界の神様が何故コレを装備ではなく、消耗品だとわかったのかが謎)
∇キッチン用ポリ袋(50枚入り。ゴミを入れたり、キャベツをちぎって袋に入れて塩でもんで浅漬けにしたり大活躍だ。そのためのキャベツ一玉であり、そのための塩だ。バカじゃねぇの?)
∇箱ティッシュ(300枚150組一箱。トイレにも使える。ポケットティッシュでも良いんじゃねぇの?って言ったら、費用対効果的にもったいなんだってさ。そんなことよりこの登山計画自体がすごく無駄だと思います。何故無駄にでかくしたがる)
∇氷(ビニール袋にパンパンに水を入れて凍らせた。2L分くらいは在ると思う。でかい塊だ。肉を冷やす為という名目での嫌がらせだ。半分溶けて1Lくらいの大きさまで減り、残りは水に戻ってる)
・医薬品
包帯
ガーゼ
テープ
絆創膏
消毒液
胃腸薬
風邪薬
鎮痛剤
装備認定されたもの(再生の加護が掛けられている)
再生の加護は、あくまでも転移時の状態に戻される。
再生のスピードは時間経過によるジワジワとしたものだ。
つまり、靴下とかは三時間ほど歩いた後の微妙に蒸れた状態を常に目指して再生していくのである。
あれ、微妙に呪いっぽいな。
女神様は、汚れたボロい衣服(迷彩服)は、要らないんじゃないかな。
とは思ったがそれならそれで再生成を頼んでこないだろうと、一応装備品扱いされた。許された!セーーーーフ。
・武器
∇鉈
うなぎ鉈・カマ鉈の間の子のような形状をしている。刃渡り300mm普通の鉈より細長いシルエットで、緩やかに内側に湾曲してる。刃先は鰻が鎌首をもたげているように内側に曲がっていて、刃先までしっかりと尖って鋭くなっている。
鉈は切る時に自重を利用して叩きつけるように斬りつける。刃先を鋭くすると刃が欠けやすくなる。つまりこの鉈は木を切ることよりも、草などを刈る事に重点を置いて作られた鉈なのだろう。
鞘は木と革でできており、黒色。牛革のバックルは穴で止めるタイプのガッチリしたベルトに通して腰にある。
転移した時点までに、杖を作るのに使った程度なので新品同様である。
(作者的には戦うこと前提なら剣鉈のほうが良いと思う。鰻鉈では突く動作が出来ない。刃先が内側に曲がっている利点もない。
ただ、剣鉈は現代社会で合法的に銃刀法の穴を突いて刃物を持ちたい人の道具に見えたので、山を登る時に邪魔なものを刈るという機能の中で最大限の理由付けをしてもココが限度かなって思った。)
・衣類
∇迷彩服(上下・帽子。安物を買って木に引っ掛けて破れると嫌だったので比較的いい値段のする物を買った。だからいい製品だとは限らないが)
∇トレッキングシューズ(足首の上まで有る1万3千円程のもの)
∇Tシャツ(黒・無地)
∇スパッツ(黒・スポーツ用の通気性の良い、膝近くまで有るタイプ)
∇ソックス(黒・普通の)
∇タオルx3(普通の長さの白いタオル。買ったものだから企業の名前が入ってたりとかはしてない。新品三枚。そのうち主人公が氷が冷たくて直接背中に当たらないようにしてたのが一枚。途中で卵を包んでいたのが一枚。未開封が一枚)
∇作業用手袋x3(手のひら側がゴム、手の甲側は通気性のいい布地のよくある安物の手袋。赤・青・黒の色違い。転移時に主人公が赤を嵌めてる状態。青と黒は登山時に二人に渡す予定だった。)
・キャンプ関連
∇寝袋(封筒型)
∇エマージェンシーシートx2
∇LEDランタン(単三電池三本使用)
∇ヘッドライトx3(単三電池1本を使用で20時間ほど光る)
∇LEDハンドライト(手のひらサイズのハンドライト単三電池を二本使用)
∇ワンタッチテント(畳んでバックパックにもギリギリ入るサイズ。迷彩柄。別に迷彩柄にこだわりがあるわけではない)
∇カセットコンロ(薄型。家庭用の卓上コンロ。キャンプ用の五徳を折りたたむタイプのコンパクトな携帯コンロではない。何故キャンプ用の携帯用コンロにしないのか。携帯性とか軽量だとかは健太にとって重要ではないからである。重い物は主人公に運ばせればいい。超理論である。)
∇マグカップx3(二本の湾曲した取っ手がついてて、持ち運ぶ時は邪魔にならないように畳めるタイプ。材質はチタン。容量は300cc)
∇フライパン(フッ素加工。26cm)
∇鍋(雪平鍋。27cm、蓋付き)
∇飯盒
∇包丁(百均で買った万能包丁)
∇キッチンバサミ(コレ一本で料理を完結する強者の主婦も居るとか)
∇スプーンx3(ステンレス製・新品。至って普通のスプーン。)
・その他
∇タッパー(カレーを入れる為。容量1Lで蓋に両サイドでパチっと止める器具もついてるやつ。)
∇ハッカー(結束線を締める道具。『しの』ともいう。蟹の足みたいな形をしていて、爪みたいな所に結束線を引っ掛けてクルクル回して使う)
∇ペンチ(網とか使った後に結束線を切るため。)
∇焼き網x16(15cm四方の小さな網。二枚一組で百均にて購入。主人公達は大きい金網を持ち歩くのはじゃまになると断念し、結束線で結合して金串を骨組にして大きい焼き網にしたり、サイコロ状に組んで鍋を置く五徳の代わりに使おうと計画していた。別に無理に焚き火でカレー作らなくても、カセットコンロでやればいいということには気がついていない。)
∇金串x10(長さは42cm。焼き網の骨組みの予定。焼き網が失敗しても最悪コイツに突き刺して焼けばいいという計算も有る。普通にでかい焼き網を持っていったほうが、結果的には荷物が少ないという事実には気がついていない)
∇ティースプーンx3(要らないんじゃね?そんな意見をコーヒーゼリー食う時に必要だからの一点張りで押し通した。もちろん健太である。)
∇スマホ(魔法で異世界に行ってもネットに繋がる、そんな展開はありません。異世界に行ってからは電源を切り、バックパックの中に死蔵している)
∇手回し式スマホ充電器(バックパックの仕様上完全なる死にアイテム。登山するために準備したんだ!異世界に行く予定じゃねぇ!全部が全部使えるもんだと思うんじゃねぇぞボケェ。このアイテムが喋れたらそう言うだろう。)
∇腕時計(スマホが使えなくなった状況では困ると思って買った。安物で、ギリシャ数字の文字盤、ベルトは革で生活防水がされている程度である。ちなみに、電池が切れても、神様に祈れば転移時の状態で再生成出来るので安心である。時計の針は・・・正午に太陽が真上に来たときに合わせて調整したら良いんじゃないか?なにげに面倒くさい。)
∇オリエンテーリングコンパス(コンパスと定規が合体したようなコンパスだ。○△□なども書けるようにできてる。コンパスの土台が透明にできていて、目盛りがついているので、地図の上において方向を合わせて、距離などを見たり出来る。首から下げるためにネックストラップを付けてある。)
∇地図(ネットに有る地図をプリントアウトしたもの。登頂予定の山と河原の周辺を中心に航空写真や等高線の入った地形図をそれぞれ拡大、縮小して複数パターン作ってあった。それが異世界に転移した時に、女神様より元の世界の地図をもう持っていても不要だからと、転移した地点を中心に各地図が異世界Verに置換された。航空写真もバッチリ異世界が写っている。尚、日本全土サイズの地図も在ったが、転移した場所が大陸の中心からかなり外れている上に、大陸自体が日本よりも大きいので、現状持ってる最大サイズの地図を見ても大陸全土の把握はできない。)
∇クリップ付きボード(B5判サイズ。地図とメモ用紙をはさみ、迷わないように書き込んでいく予定でいた)
∇トランプ(暇だったら夜中にやりたいらしい)
∇カード麻雀(山中で夜中に三麻って、四人目が来たら新しい怪談が出来る)
∇空の500mlペットボトルx2(友人たちが道路を歩いている間に飲んでいた飲料のペットボトルだ)
∇お泊りセット1(淳史君の私物。歯ブラシ・歯磨き粉・T字の髭剃り・替え刃・ハンドタオル・小さな鏡がポーチの中に入っている。)
∇お泊りセット2(淳史君に影響を受けた健太が買った物。透明の筒状のケースに歯ブラシとちっちゃい歯磨き粉が入ったセット。安物で新品)
∇キッチンスポンジ(片面たわしになったやつ)
∇木の杖(主人公が地球で友人のために作った親指ぐらいの太さの杖。転移時に主人公が持っていたのがバランスを崩した拍子に投げ出され、そのまま草原に忘れ去られた。再生成すればちゃんと戻ってきます。)
∇財布(誕生日に兄からプレゼントされた長財布。二つ折りでかなり厚みがある。無いとおかしい雰囲気アイテム。)