奥サマ、感傷に浸る。
突然の思いつきです。
矛盾するかも・・・。
みなさん、どうも初めまして。
私の名前はシュリア・ヴィントンでございます。
幼いころから病弱でありまして、外で遊んでは熱を出すの繰り返しで、
小さいころからいろんな方々にに迷惑ばかりかけていました。
私、恐れ多いことに姓をもらっておりますが、
元はただの貧弱な価値のない農民でありまして、
な、何故か偉大なる騎士様、
それも全国民が憧れているといっても過言ではない第一騎士団の総長様!!!
に不思議なことに、ええ、本当に不思議なことに、
見初められ、総長様の妻となったのでございます。
まあ、見初められたのは彼がまだ、ただの流れ者だった時のことですけどね。
(未だに私の中では謎です。ええ、『シュリアの七不思議~!』に入るほどに。)
彼は遠方から、私の住んでいた村に来たのですが、その時から異彩を放っておりました。
こんな田舎には合わない整った顔立ち、並外れた剣の腕。
当然、当時から村の娘からはモテモテモテモテだったのですが、
いつもむすっとしており、常に相手を近づかせないオーラを放っていられましたね。
そのため、彼の隣に人がいるところを見たことがなかったのですが、
いつだったかすこぶる体調が良かったときに私の憩いの場である、
村の外れの泉で休んでいる時に彼がやってきて、何と私に話しかけたのです。
あまり、というか人に話しかけている姿を見たことがなかったので、そりゃあびっくりしましたよ。
びっくりしすぎて何を話したかは忘れましたが、彼にとって私は珍獣のように見えたのでしょう。
今まで見たことのない笑顔をたくさん拝見いたしました。
それはそれはイイ笑顔でしたね。あんなイイ笑顔、初めて見ました。
まるで面白いオモチャをみつけたときの子供のように目がキラキラしていて。
後からこのことをベッドの中から話したのですが、
彼は大笑いしてから、違うよ。と一言私に言ったのです。
意味が分かりかねたのですが、それからの話によると、
どうやら遠い遠い昔、
私がまだ7つになるかならないかのときに、彼とは泉で会ったことがあるそうです。
そういえばまだ小さい頃、調子のよいときは泉まで出向いて遊んでいた記憶があります。
いつもは一人でしたが一時期だけ小さな男の子がいたことを思い出しました。
かれは小さくていっつも泣いている弱虫さんでした。
私は末っ子でしたので、突然かわいい弟が出来たようで、とても嬉しいような恥ずかしいような。
一緒に遊んだのは5日間ほどでしたが、確かに私の中では心に残る5日間だったことを覚えています。
確かに男の子には会いましたが、彼とは似ても似つかないのです。
男の子は綺麗な顔立ちをしていましたが、無愛想ではなかったし、強くもありませんでした。
だから、びっくりして、本当かどうか聞き返したほどです。
すると彼は笑って、君との約束を守るために強くなったんだよ。
と意味深な言葉を残して、私にキスして、3秒ほど私を抱きしめて。
「愛しているよ」という言葉とともに米神にもう一度キスをして。
私を抱きしめながら眠りについたのでした。
あらら、自己紹介のつもりが思い出話になってしまいましたね。
申し訳ありません。
ですが、私にだって感傷に浸りたいときくらいあるのです。
だって。
だって、もう彼には触れることすらできないのですから。
約束の意味も分からないまま、私は天国へと旅立ってしまったのですから。
うわ、シリアスぅ~
文章下手~
自己嫌悪しか浮かばないです。
こ、これから頑張るんだからね!
作者的にはコメディで頑張りたいので、よろしくお願いします。
シュリアちゃんは天然です。
優しいですがきちんとした意志を持った子なのです。
まあ、かなり自分のこと過小評価しますが。