クラスで05
中庭にやってきた二人
竜也「何する?」
魅由「さぁ?決めてないのに連れてきたわけ?」
竜也「そう。」
魅由「えーそんな~。だったら授業出ていいですかぁ~?」
竜也「だいじょうぶ。自習でしょ?」
魅由「だから、自習したいんです」
竜也「うえっ!お勉強好きなの?」
魅由「だいっきらい。でもレポート早くやらないと。こういう時間を利用して・・・」
竜也「よし分かった。俺の専属教師に教えてもらおう!」
魅由「専属教師ぃ??」
竜也「誰がいいかなぁ~。。」
魅由「てか、レポートだから教えてもらうとかないし。。。」
竜也「え!そーなの?」
魅由「レポート書いたことないの?」
竜也「だって勉強とか10年前に終わってるし」
魅由「なにそれ(笑)10年前っていくつ?」
竜也「わかんなーい」
魅由「はぁ。」
竜也「じゃ、ちょっと知り合いに頼んでレポートやってもらおう!」
魅由「ばれるって。」
竜也「だいじょーぶ。PCで打ってもらうから」
魅由「あ、そっか。いいね、それ」
竜也「じゃー遊ぼう?」
魅由「んーでもやっぱり教室戻りたいな~」
竜也「なんで?」
魅由「えっと・・・それは・・・」
沢村くんと二人とかなにがあるか分かんないし、こんなところ誰かに見られたらやばいし・・・
竜也「・・・いいじゃん。二人でいよっ」
魅由「・・・え~・・・」
竜也「ひどーい」
魅由「ってゆーか、寒くない?」
竜也「寒い?」
魅由「ちょっとね」
竜也「じゃ、中はいろうか」
魅由「うん。」
その時、手があたった。
うわっ・・・////
なんでか、胸のところがきゅーんって縮む感じがした。
そして、彼の手に自分の手を絡ませたくなった。
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やだ、なんで・・・?




