お出かけ02
二人が出て行って、しばらく経って。
聖也「なぁ・・・」
涼「なんかな~」
優矢「・・・心配なんだよな~」
純「うん。変なことしてるんじゃない?」
バコッ!
涼「はっきり言うな!」
聖也「つけてみない?」
優矢「つけるって・・・二人を?」
涼「尾行っていうことね」
純「いいじゃん!しよーよ!」
聖也「よし!」
4人はつける事にした。
涼「どこ行ったのかな?」
純「車はあるから・・・」
聖也「徒歩かバス?」
優矢「どっちにしても、この辺にいるはずないから駅に行ったんじゃないかな?」
涼「そー・・だな!よし!走ろうぜ?」
純「あ、見つけた!」
3人「どこどこ?」
優矢「あ、いた!」
涼「仲・・・意外と良さそうなのがムカつく」
聖也「俺もー」
純「でもさ、本当にこんな事して平気かな~」
聖也「いいの!お前は黙ってろ」
純「だってさ~」
優矢「でもバレたら?」
涼「そんときはそんとき。お前も駄目だな~二人でお家でおねんねしてれば?」
純「いやいやいや」
優矢「それはしないけど・・・」
聖也「あっ!!!」
涼「どした?」
優矢「あ!」
聖也「二人、タクシー乗った!」
涼「はぁ!!?」
タクシーは彼らの横を通り過ぎていく。
二人で前を見ていたけど、サワは手でVサインを送ってきた。
聖也「あ!あいつ、俺らがつけてきた事、知ってたんだ!」
純「まじで?」
聖也「やべっ!」
涼「帰ろーぜ!!」




