エピソード6
「良かったら 聞いてくれる?」
私が君に
そう声を掛ける
「どうしたの?」
君は
いつもの優しい声で
そう言葉を綴る
「大好きなお爺ちゃんに詩を書いたんだよ」
「タイトルは?」
「桜って言うんだ」
「聴かせてくれる?」
君は笑顔で
そう言葉を紡ぐ
そして
私は詩を歌う
***
春になるといろんな花が咲いてくる
私は桜のように生きたい
潔く生き 潔く散る
生きることの意味
あなたが教えてくれた
桜が咲くと思い出す
あなたと過ごした日を………
あなたが教えてくれた桜を見る
あなたの面影が浮かんでくる
空から見ている桜はどんな感じですか?
一緒に見たときのように
優しい色をしていますか?
また 生まれ変わったら
桜を見ながら過ごしましょう
また 逢える日が来るのを
桜に祈りながら
安らかにお眠りください………
***
「いい歌だね」
君が
笑顔でそう言葉を綴る
大好きなお爺ちゃん……
この歌を聞いて
微笑んでくれているかな?
「僕にも作ってくれる?」
君が
そう言葉を紡ぐ
「いいよ!」
私の言葉に
君は桜のような
満開の笑みを浮かべる
よし!
大好きな君の為に
素敵な詩を作るね!!
こちらの「桜」というタイトルの詩は、ずいぶん前に投稿した「祖父がくれた魔法の言葉」という話の中から詩の部分だけ、こちらに持ってきました。
もしかしたら、「あれ?なんか見たことある詩だな?」と、感じた方もいるかもしれないと思い、この場をお借りしてお伝えしますm(__)m
ここまで詩を読んでくださり、ありがとうございますm(__)m
もし良かったら感想や評価を頂けると嬉しいです!
よろしくお願いいたしますm(__)m