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エピソード５
「大丈夫だよ」
君はそう言って
私の頭を優しく撫でる
辛いことがあった……
悲しいことがあった……
いっぱい いっぱい 泣いた
涙が枯れるくらい
泣き続けた
そんな私に
君は「大丈夫だよ」って言って
頭を撫で続ける
「頑張っていたこと、知ってるよ」
「楽しくやっていたこと、知ってるよ」
「頑張ってやったことを否定されたら、辛いよね」
「でも、大丈夫だよ」
「頑張っていたことは他の人は知っているから」
「だから、大丈夫だよ」
私が安心するために
君はいろんな励ましのコトノハを紡ぐ
でも
私はなかなか泣き止むことが出来ない
分かっているの……
これは
乗り越えなきゃいけない壁なんだって……
これは
私の試練なんだって……
でも
今は泣かせて欲しい……
その後は
ちゃんと前を向いて進むからね……
ごめんね……
ごめんね……
大好きな君に
心配を掛けさせて……
君の優しさが
私の心に灯りを照らしてくれる
君の穏やかさが
私に安心を与えてくれる
ありがとう
少し落ち着いてきたよ……
頑張って 前を向けるようになるね
