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コトノハノシズク ~君と紡ぐ言の葉~  作者: 華ノ月


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エピソード2


「もし、明日死んじゃうなら君は最後に何を食べたい?」


いつもの夜に

ベッドで二人で並びながら寝て

お互いの手と手を握る


そんな時に

ふと 思って

私は君にそう問いかける


「具沢山味噌汁かな」


君は笑顔でそう答える


そうだね

君は私が作るご飯の中で

一番 それが「好き」って言っていたね


君は

私が作るご飯を


「美味しい 美味しい」


って

言いながら嬉しそうに食べてくれる


君の

嬉しそうにご飯を食べる姿を見ると


「明日も頑張って作ろう!」


って

そう思えるんだよ


君は私が作るご飯を

沢山食べてくれるね


食べ終わると

君は満面の笑みで


「ありがとう。美味しかったよ!」


って

言ってくれるね


そのコトノハを聞くと

とても 嬉しくなるんだよ


だから

君のさっきのコトノハ


「具沢山味噌汁が食べたい」


すごく 嬉しいな


私たちが

おじいちゃんや

おばあちゃんになったら

毎日 具沢山味噌汁を作らなきゃ



よし!

頑張るぞ!!




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― 新着の感想 ―
具沢山味噌汁、いいですね。愛情も盛り沢山、というのがとても伝わってきました。 食べ終えた相手のひと言で、また次のお味噌汁がより愛のこもったものになりますね。素敵なコトノハを、ありがとうございます。
どんなご馳走と呼ばれる料理よりも、これが一番ですね♪
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