エピソード15 ~僕の視点~
「……ゆっくり休むといいよ」
僕が
君の頭を撫でながら
安心させるようにそう言葉を綴る
きっと
君は無理をしていた
頑張り過ぎていたことも
僕は
本当は気付いていた……
でも
頑張っている君を
僕は止めることが出来なかった……
「今が頑張る時だから!」
君は
そう言って
ひたすらに頑張っていた
がむしゃらに……
必死で……
でも
その結果
君は熱を出して寝込んでしまった……
僕は
無理していると感じた時に
止めるべきだったのかもしれない……
君が
頑張り屋さんな事も
君が
努力を惜しまない人だという事も
全部 全部 知っているよ
だから……
「頑張りたい!」
っていう
君の気持ちを
尊重してあげたくて
君が無理をしている
って
分かっても
止めることが出来なかった……
頑張り過ぎないで欲しい……
無理しすぎないで欲しい……
僕は
いつも そう願っているよ?
「夢を叶えるためだから!」
君は
そう言って
毎日
必死で頑張っている……
でも
今だけでもいいから……
今だけは
ゆっくり休んで欲しい……
そして
次の時は
無理のない程度に
頑張り過ぎない程度に
夢を追いかけてね!
おやすみ……
今は ゆっくり休んでね……




