エピソード13
「見て見て!新しい詩を作ったよ!」
一枚の紙を手に
私は君にそう声を掛ける
「また作ったの?聴かせてくれる?」
君の言葉に
私は息を大きく吸う
そして
気持ちを込めて
祈りを込めて
歌を歌った
***
「響け!サムライ魂!」
サムライ魂
響け 届け この想い
光の無い世界
希望の無い未来
闇が僕たちを飲み込み
人としての価値を奪っていく
もう 明日は無いのか?
もう 希望は無いのか?
混沌とした闇の中
一人のサムライが立ち上がる
希望を捨てるな!!
闇を恐れるな!!
今こそ
刀を手に取り
反撃の狼煙をあげよう!
皆で世界に明日を!
皆で世界に希望を!
何もしなければ
世界は闇のままだ!
サムライ魂を呼び起こせ!!
皆で刀を手に取り
世界に光を取り戻そう!
サムライ魂
響け 届け この想い
僕たちは未来のために戦う
僕たちの未来は僕たちの掌にある
悪に屈するな!
闇に従うな!
反撃の狼煙をあげよう!
光を信じて
希望を信じて
僕たちは刀を手に戦う!
さあ!
進撃のときは来た!
僕たちの心に焔を灯せ!
サムライ魂を呼び起こせ!
僕たちは戦う
その先に
光ある未来を信じて……
***
「……すごく良かったよ」
私が歌い終わる
君は
顔を綻ばせながら
そう
コトノハを綴る
光ある未来が来て欲しい……
みんなが笑顔でいる未来が来て欲しい……
本当に
心からそう願う……
苦しむ人たちに
優しい光が入りますように……
今の世の中に
本当の平和が訪れますように……
そして
君とこれからも
ずっと ずっと
笑って毎日が過ごせますように……




