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図書館と観測者のブレイクタイム!  作者: 鳥路
第一章:略奪乙女と愛情の観測記録
6/30

観測記録5:有栖川明編「片割れの護衛と前夜の日常」

「いててて・・・あ、久しぶりだね」

僕は脇腹を抑えながら、部屋に入る

「あ。これ?体調不良とかではないんだ。ちょっとね・・・」

脇腹が痛いのは失敗の代償

また、彼女を救えなかった代償として僕の脇腹にしっかり致命傷は刻まれた

「まあ、仕方のないことだよ」

そう言って、自分の中で割り切ろうとするけれど、上手く・・・割り切れなかった

何度、繰り返せば正しい未来に辿り着ける?彼方さん並みに繰り返せばいいのか?

何度、その光景に苦しめばいい?志貴君のように、眠るたびに思い出せと?

何度、彼女を目の前で失えばいい?

他人事のように思えたけれど、意外と彼らの出来事は自分自身にも近しい出来事らしい

「あの時間でも、時雨ちゃんを死なせて、和夜を苦しめて、紅葉と夜雲に迷惑をかけて・・・本当に・・・僕は、生きていても死んでいても、誰かに迷惑しかかけない」

・・・気が重いけど、いつも通り始めよう

「今日の観測は、有栖川明さんのクリスマスプレゼントのお話」

なぜ、この時期にクリスマスかって?元々は、クリスマス前の予定だったけど、彼らの物語の方に注力したかったから、この時期になった

「双子のお姉さんである透さんの為に、プレゼントを贈りたい明さんが、彼の保護者代わりの彼と共に出かけるお話だね」

「それじゃあ、観測を始めようか」


鐘が鳴る

教会裏で、孤児時代の私たちは互いの体温を分け合いながら身を震わせた

汚れた薄い毛布。それでも、今の私たちには十分暖かい


めい、今日はクリスマスだって」

「クリスマス、なにそれ。とおるは知ってるの」

「美味しいもの、食べられる」

「なんだ。私たちには関係ない日だ」


当時は全部諦めていた。欲しいものも、食べたいものも、全部得られない


「おい、お前ら」


大柄な男が、私たちに声をかけた


「仕事だ。行け」


そう言って、彼は写真を私たちに手渡す

その写真に写っていた二人

神楽坂小陽かぐらざかこはる野坂陽輝のさかはるき


・・・あの時の仕事は、今でも思い出せる

なんせそれは、私たちの運命を大きく変える出来事だから


・・・・・


それから数年後のクリスマスイブ

子供だった私も、十九歳。そこそこの大人になった


神楽坂家を囲む、大きな庭

そこのある場所がお気に入りの場所とし、毎日昼寝をしに行く彼に会いに行く

私たちの保護者代わりをしてくれている、お兄ちゃん

大好きな、お兄ちゃんの元で


「はぁーるる、はるる。はるるるる!」

「・・・うるさいぞ、明」


私が声をかけるまで眠っていた彼は眩しそうに目を細める

冬なのにこんな寒い中外で寝て、それでいて上着の一つも何もない

彼こそ私と透の保護者代わりをしてくれている野坂陽輝

今日も呑気に、愛しの昼寝の中にいたようだ


彼と私が出会ったのは、とある仕事中

私と姉の透と共に、今のご主人様である神楽坂財閥総帥こと神楽坂小陽に襲撃した

それを、護衛をしていたはるるに阻止された・・・ということだ

それから本来なら処分されるべき存在だった私たちは、はるるの補佐として神楽坂家に飼われている

今は、そんな関係だ


「ねえ、はるる。よくこんな十二月の寒空の下でお昼寝できるね?」

「いいだろ、別に」

「風邪引いちゃうよ」

「お前らみたいに、軟弱な鍛え方はしていない。で、どうしたんだ?」

「・・・ちょっとさ、付き合ってよ」

「報酬は?金は払えるのか?」

「護衛じゃないよ。だからといって「そっち」でもない」

「・・・じゃあ、俺に何をさせる気だ」

「私服に着替えて、門の前に来て」


事情を話すのはまた後。今ははるるを、連れ出したい

ご主人様のこはるんにも、そのメイドのとりちゃんにも、そして私の姉の透にもバレたくないのだ


「・・・何をするかわからないが、わかった。三十分後な」

「やった!じゃあ三十分後ね!」


きちんと予定通りに進んで、私は心の底から嬉しく思う

とっておきの服を着よう。上着で見えなくなるけれど、はるるの前では一番可愛くいたい

一番いい私になるために、私は部屋に戻っていく

それを見送るはるるはこういうのだ


「・・・なんであんなに嬉しそうなんだ?」


・・・いつもいつも、何に対しても鈍感な彼は、まだ私たちの思いには気が付かない

だからこそ、こうして先手を打たないといけない


こはるんもとりちゃんも透も・・・皆仲間で大事な存在だけど

それと同じぐらい、ライバルだから


・・・・・


ロングスカートのメイドは、慌てた足取りで主人の部屋に向かっていく


「お嬢様!やられました!」

「明の奴・・・陽輝を見つけ出したのね・・・!先手を打たれた・・・!」


窓から外出する二人を眺める少女は神楽坂小陽

彼女の友達である時の一族、その令嬢から貰ったチケットを握り締める

陽輝が大好きな甘いもの。その食べ放題チケットだ

期限はもちろん今日まで。期限切れが近いことを言い訳に一緒に行く気だったのに


予定をあらかじめ埋めておけばよかったのではないかというのはあるだろう

けれど、小陽も小鳥も、そして透も明も・・・ましてや陽輝でさえも当日にならないと予定がわからないのだ

だからこうして、当日になって、自分と彼の予定がないことを確認してから動き出さなければいけない

部屋を抜け出し、ふらふらして・・・変な場所で昼寝する陽輝を誰が最初に見つけ出すか

そこから勝負は始まっていく


それは長年の付き合いがある小陽でも

使用人仲間として一緒にいる時間が多い小鳥ことりにも

そして、彼を兄のように慕う透と明にも・・・難しい話だったりする


今日みたいに、お気に入りの場所で昼寝をしているのは優しい方だ

屋根の上から、こっそり掘った防空壕的な地下室まで・・・彼の昼寝場所は多種多様な場所にあるのだから


「陽輝は今日、私と甘いスイーツを食べた後、甘い六時間を過ごすはずだったのに!」

「はる君は今日、私と買い物に出かけた後、御仕置・・・じゃなかった六時間を過ごす予定だったんですよ!」

「・・・二人とも」


透は二人のポンコツ具合に呆れて溜息しか出なかった

これでも総帥とそのメイドだろうに。もう少し大人になってほしいが、色恋の前では二人もいつもこんな風

自分の保護者代わりで兄代わりである彼は、本当に鈍感で、罪深い


四人の共通点は皆、あの昼寝が世界一大好きな彼が大好きな事

共に戦う存在であるから、存在を否定しない存在であるから、受け入れてくれた存在であったから・・・その形は全部違うけれど、全員、彼が欲しいのだ

誰の想いも成就していない今、四人の戦いはこの日常の中で繰り広げられている

彼の妹と、彼の元相棒も参戦するのは、のちの話になるけれど・・・今は関係のない話か


「・・・私だって、はるると今日は一日本を読んで、一晩中甘やかしてもらうつもりだったのに。明、ずるい」


透は二人には聞こえないようにそう呟く


「・・・私、買い出しに出かけてきますね」


寂しそうに、クリスマスの晩御飯用に買い出しへと小鳥は出て行く

それに続くように、透も部屋を出ようとする


「それじゃあ、私も」

「待ちなさい、透」


取り残された小陽は、部屋を出ようとした透に声をかけた

陽輝をはじめとする護衛がいなければ外に出られない彼女が・・・外に出る手段を逃すわけはない


「透、私と出かけましょうか。一人で食べ放題は流石に嫌だから」

「いいですけど、私とですか?ご友人をお誘いになりますか?彼方さんと譲さんは誘ったら来てくれると思いますが」

「嫌ね、あの二人・・・今日行ってるのよ。旦那と、嫁とね。ほら、写真」


小陽は透に送られてきた写真を見せる

偶然会いました。と文章を付けて・・・

死んだ目で語る小陽が、若干可哀想に思えてきた透は、一息吐いてから小陽に提案する


「・・・今からケーキ、買ってきましょうか。今日は部屋でゆっくり過ごしましょう。私も一緒に」

「むー!ありがと、透!」


総帥とあろう存在は、悔しそうに半泣きで透に抱き着く

今日は賑やかなクリスマスイブになるなと思いながら、透は子供のように泣きじゃくる小陽の背を撫でた


・・・・・


門の前で待ち合わせした後、私ははるるを連れて大型商業施設にやってきていた

その九階。本屋さんからの帰り道。私たちは店を見ながら歩いていた


「ねえ、はるる、こっちのお店のこれ、どうかな!」


目的の本は買えた。透、喜んでくれるといいんだけど・・・

他にも何かいいものがないかと思い・・・私は行く先々ではるるに意見を聞いてみた

けれど、彼の反応は鈍いまま

面倒くさそうに返事を返すだけだった


「お前の好きにしてくれ・・・全く。透のクリスマスプレゼントを買いに来たんならそう言えよ・・・ふわ・・・」


はるるは大きな欠伸をして、眠たそうに周囲を見渡した

どこもかしこも、クリスマス感あふれた飾りつけ

目がとてもいいはるるはそれがとても眩しくて、痛いのかもしれない


「大丈夫?休む?」

「・・・お前に眼鏡預けたろ。取り出してくれ」

「了解!」


私は鞄の中から、あらかじめ預かっていた眼鏡を取り出し、彼に手渡す


「どうも・・・ん、明。これはどうだ。切れ味抜群じゃないのか」

「透は刺し心地抜群派なんですけど。切れ味は私なんですけど」

「ああ。そうだった。明が側にいるから、明基準で選んでいた」


少しだけ視界がまともになった彼は、珍しく覇気のある声で喋り始める


「そう言えば、はるる」

「なんだ?」

「いつも持ってきてるの?あれ」

「護衛たるもの、護衛対象の側にいない時も持ち歩く。お前も持ってきているのか?」

「勿論!」


スカートを捲ってそれを見せようとすると、はるるは豪速チョップを私に食らわせた


「なにをするのさ!」

「黙れ痴女。そう言うのは小鳥だけでいいんだよ」

「・・・あ」

「今頃気が付いたのか馬鹿。人をわいせつ罪とプラスで豚箱にぶち込むつもりか馬鹿。小陽に迷惑かけるぞ馬鹿」

「文末に馬鹿付けないでよ!」


人前でスカートを捲ろうとした事実を忘れながら、私は馬鹿と言われたことに対してはるるに攻撃を仕掛ける

もちろん、彼は痛みを感じている様子はない。私だって本気でやっているわけでもないから当然と言えば当然だけれども


もう一回、はるるに話しかけようとしたその瞬間

この場所にとって最も無縁であるが、私たちにとっては最も馴染みのある音が鳴り響く


「・・・何」

「切り替えろ、明。動けるか」

「・・・」


彼から声をかけられる。彼も切り替えるように、眼鏡をはずした

白い髪につけていたヘアピンを移動させて、横の髪を固定する

そのヘアピンは妹さんから貰ったらしい大事なものだ

その代わりは、世界のどこにも存在しない

私も気持ちを切り替えるように、両頬を叩く


「・・・陽輝、指示を」

「標的はあそこだ。見えるか?」


落下防止の手すりの影に隠れて、それを見据える

一階広場。そこに、制服を着た集団が十人

そして、その集団の腕の中に・・・一般人と思わしき子供たちがいた


「人形ありか。少しきついかな。透だったら的確にパペットだけ狙えるんだけど」

「・・・参ったな。小陽たちに連絡しても間に合わない」

「今ある分だけで?」

「・・・明。お前の太もものそれ、貸せ。俺が行く」

「でも・・・」


太ももに付けているそれを貸してもいい。けど、それだけで足りるだろうか


「この高さから飛び降りながら、全員掃討したら問題ないだろう。終わったら離脱するから、お前も一人で離脱しろ。残りだけで襲撃されても問題はないか?」

「うん。頑張る」

「よし。じゃあ、健闘を祈るぞ」

「わかっ、ひゃあ!?」


陽輝は決めた瞬間に、私のスカートに手を突っ込む

冷たい手が、太ももの上を這い、変な声が出てしまったが、後は必死に堪えながら終わるのを待つ

そして、はるるは太もものホルダーから・・・ナイフを三本、取り出した


「それだけで」


それだけで、問題ないから彼は手すりを乗り越えて、九階フロアから・・・一階フロアまで彼は飛び降りた

普通なら自殺行為だ

けれど、彼は・・・神楽坂の護衛。そして星海の最高傑作と呼ばれた殺し屋だ

反射神経、身体能力に関しては・・・他の追随を許さない存在

そんな彼に、そんな心配は、杞憂だろう


「・・・・」


無言のまま、ナイフを投擲し、まずは三人

その三人は人形・・・人質持ち

彼らの拘束が無くなった子供たちは、すぐさま状況を把握し、散り散りに逃げていく

そして彼の存在に気付いたパペット・・・敵は上に銃を乱射し始めた


「なるほど。その制服、新型だからわからなかったが・・・後輩か。しかし、まあ、酷い腕だな・・・」


乱射する銃弾を見えているように避けながら、彼は降下していく


「・・・教官に教わらなかったか。弾だってタダじゃねえ。乱射する腕より、一発で確実に仕留める腕を作れってさ!」


そう言って、彼は両脇のホルスターから拳銃を二丁取り出した

空中で、足場が安定しないにも関わらず、一人一人丁寧に仕留めていく

そして、着地する頃には・・・十人いたパペットは全員、事切れていた


見事な着地に拍手を送りたくなるが、今はそんな場合ではない

上から、残りのパペットを確認するために手すりから身を乗り出す

見当たらない。それに陽輝もどこにもいない

当初の目的通り、施設を出たのだろう


慌ただしいし、これじゃあいつもの仕事風景だ

折角の休みを潰されて、何とも思わないほど私だって大人じゃない

けれど、これが私たちの生きている世界だから仕方ないか・・・とか、考えながら私は彼の後を追った


・・・・・


「それにしても酷い休日だ」

「だよね!」


若干疲れ気味のはるるは、面倒くさそうに息を吐く


「・・・明日も休みがいいな」

「こはるんに頼めば?」

「小陽は対価に今日の夜・・・具体的には深夜の六時間ぐらい要求してきそうだからヤダ。もっと疲れる」

「・・・六時間?」

「明みたいなガキンチョは知らなくていい話だ。そこまで知りたかったら小鳥にでも聞いて来い」


・・・とりちゃんに聞いて来いという時点でどういう意味か察した

けど、それほどわからない子供だと思われているのだろうか


「・・・ガキンチョじゃないし、もう十九歳だし」

「俺と六歳離れてるんだぞ。十分子供だ」

「もう結婚できるし!」

「相手がいるのか!お父さんは許しませんよ!?」

「いないし!お父さんじゃないし!お兄ちゃんでもないし!はるるは、はるるだし・・・」

「まあ、出会った時は十二歳だからな。随分でかくなったよ。お前も、透も」


その視線の先に、誰がいるかなんてわかっている


「・・・生きていれば、宙音もお前らと同じぐらいかな」


野坂陽輝には妹がいる。私たちの一つ年下の女の子。名前は宙音そらね

彼は殺し屋として育てられた。けれど妹さんはその教育を全く受けず、普通の子供として育ったらしい

彼が後ろ暗い世界から遠ざけるため・・・必死で頑張ったから


ある日の事。彼が十八歳の時だと聞いている

ある任務の中、彼の相棒が意識不明の重体になって、組織の実験体になったらしい

何の実験体か聞かされなかったけれど、とても酷いものだと言っていた


それと同じ日に彼はその妹から・・・沢山責められたらしい

自分も戦いたいのに、訓練を受けたいのにと・・・


自分が今まで何をしてきたか。全部守ってきた気でいて、何も守れていなかった

その事実に自暴自棄気味になったところで、小陽に拾われ・・・妹を置いて組織を裏切り、今こうして、神楽坂の護衛を務めていると話してくれた


今も彼はずっと後悔している

妹と話し合わずに・・・抜け出したことを

その後悔からか、生きているかすらわからない妹の影を、私と透に重ねている


「なんてな。そろそろ帰ろう。皆、待っているだろうから」

「・・・うん」


今の私では、彼の全てを理解してあげることなんてできやしない

それでもいつか、彼の本心を覗ける日が来たらいいなと思う

それが私、有栖川明ありすがわめいでなくても

透でも、小鳥でも、小陽でも・・・・構わない


私は、空を見上げた

夜空しか広がらない、何もない空に手を伸ばす

サンタクロースというのがいるらしい。子供にプレゼントを配るお爺ちゃん

私たちのところには一度も来てくれなかったけれど

・・・それでも、願わずにはいられない


サンタさん。いるならいいんです。私は来年、成人するから・・・子供の私として最後のクリスマスプレゼントをおねだりさせてください

どうか、大好きなはるるに、心の底から信じられる人と巡り合える運命を、と


「・・・何してるんだ、明」

「なんでもないよ、はるる!」


いつものように、無邪気な空気で彼と接する

来年はもっと忙しくなる

これは、少しだけ平和だった時代の・・・神楽坂家の使用人たちのクリスマスの一日のお話

来年は、みんなで過ごせるといいななんて思いながら

彼の手を、十二歳の時のように引いて歩き出した

透たちが待つ、神楽坂の屋敷へと向かって

「・・・観測、終了だね。お疲れ様」

僕は本を閉じ終える。まだ脇腹が痛むな・・・ううん

「この本編はどこにあるのかって?」

実は、緑色のプラスで、よくうどんの事を叫んでいる投稿サイトに本編があるんだ

まだ、次章が完成していないから、序章の序章だけだけどね

気になる人がいたら、見に行ってみるのもアリではないかな・・・と思うよ

「実はね、陽輝君も様々な未来線を持つ特異点であるんだ」

わかりやすく言えば、ギャルゲーの主人公みたいなそんな感じ

小陽さんとの未来もあれば、小鳥さんとの未来もある

透さんや、明さん、そして相棒だった凪咲さんや・・・実妹の宙音さんまで

彼にとってどれが一番なのかは、僕にはわからないけれどね

「もう一人の主人公も、同じように異なる未来を持つ存在だったりするよ」

全部書くと意気込んでいるわけだし、いつか・・・こちらにも持ってくるかもしれないし、彼らの物語のいつかを待っていてくれると嬉しいな

「さて、今日の観測はぎりぎりだったね。じゃあ、また明日会おうね!」

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