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待ち合わせ
冷たい音がすり抜ける 空白の時間
なんとなく埋められない距離感
心ん中は精一杯 過ぎる待ち合わせ
薄暗い部屋にキラリ輝いた
向かい合わせの遠いあなたを、
ひとつの星を追いかけて
ときどき、奪いたくなる
紺の空に昇る月が私を見守ってる
同じ月をあなたも見ているかと
震える唇が軽く歪んだ
風を切る背中が痛い
憂愁の想い隠せない 溢れるほど脈打つ
頭ん中廻るあなたに過ぎる 待ち合わせ
世界中の誰よりも美しい
真っ赤に燃える、熱いあなたを
愛する星を照らして
ときどき、襲ってしまう
紺の空に浮かぶ月が私に話しかける
あなたの影を見逃さないように
震える心が余裕をみせた