男は子として生まれ変わる
初めて書く作品、つまり処女作になっております
おかしいところなどが多くなっているでしょうが
どうぞよろしくお願いします
(...ここはどこだ?)
「なんて事だ!忌み子が産まれてくるだなんて!」
(忌み子?何の事だ?)
「アー、アアー」
(なんだと?)
何故だ、何故喋る事が出来ないもしや...
そう思い恐る恐る顔を下げると、そこには赤ん坊の身体があった
(何でこんなことになっている?このようなシチュエーションはよく聞くがまさか俺も体験する事になろうとは)
男の名は樹 一織
少し変わった大学生だった筈だが...
特に慌てずに一織は考え出した
そして関心が今話している男に向いた
(何を話しているんだ?)
内容を知ろうと男と女の話に耳をすました
「速くこの子を捨ててこい!!」
(なんだって?)
「嫌です!私が産んだ子ですよ!?絶対に離しません!」
(この人が俺の母親だということか)
「なら今すぐお前も一緒に出ていけ!」
「あなたがこの子を認めないのなら今すぐ出ていってあげます!」
(おいおい、決断が早すぎるだろ、もう少し悩めよ)
と心の中で話している途中で急に眠気が襲ってきた
(やはり子供の身体だという事か、眠くなってきた...)
一織はその睡魔に身を委ねた
( はぁ、よく寝た)
「あ、あなた達は誰ですか!」
(今度は何が起きたんだ)
「私たちは教会の者です、あなたが腕に抱いているその子は黒い髪をしている、つまりは忌み子、呪われし子です、今すぐその子を我々に渡して下さい」
教会の者を名乗る男は母親に話しかけた、がしかし
「嫌です!この子は私の子です!」
教会の男は動いた
「仕方がない、忌み子は生かしておいては駄目だ!その子を守ろうとした女と一緒に捕らえろ!」
あっという間に捕まってしまった、複数人から同時に押さえられては抵抗する事も出来ない
「せめてこの子だけでも...」
そう言い母親は、
「貴様、何をしている!」
(おい、待て何をする気だ)
力いっぱい俺を崖に投げた
(無理、無理無理、死ぬ、この高さは無理に決まってんだろ!)
「チッ!逃がしたか、女はこの場で処刑する!剣を持ってこい!」
「生きて、お願い...私の愛しい子」
ザクッ
(ふざけんじゃねぇぞぉぉぉぉ)
そこで俺の意識は飛んだ