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I C lie D

作者: 鳴沢沙羽

文字も書けない 歌も知らない

そんな時に 出会ったんだ

隠れてたくて 差し出された手

嘘をついて 見ないふりしてた


私の今の 心みたいに

雨ばかりの いつもの昼

隠れてたのに 差し出された手

傘を一つ 貰ってしまった


数えられないいつもの光景

振り返って見られている

そうだ私は今日だけは

いつもの私じゃなくなるんだっけ


私は私の 望む私じゃなくて

少し位と 叫んだんだ

意地悪なんてしたくもないのに

聞いてしまった どうしようかな

涙声で 困り顔で

嘘つきの歌を 叫んだんだ



もう何度目か 薄ぼんやりと

わけも分からず 嘆くことば

隠してたのに 差し出された手

手を握って 逃げ出したかった


数えられないいくつものそれを

振りほどいてみせられない

そうか私は今日さえも

いつもの私じゃなくなるのかなあ


私は私の 望む私じゃなくて

少し位と 叫んだんだ

意地悪なんてしたくもないから

言ってしまった 帰る道筋

楽しそうに いい笑顔で

嘘つきの歌を 叫んだんだ



アルバムが終わる

それが一番なのだと

化物まがいの私なんて

好いてくれる人はいないからさ



数えられない今までの全部

振り払って燃やしている

そうか私は今日からは

いつもの私じゃなくなるんだろう


あなたは私の 望む終わりじゃなくて

少し暗いと 叫んだんだ

意地悪なんてしたくはないのに

泣いてしまった どうしようもない

涙声で いい笑顔で

本当の歌を 叫んだんだ



文字を知りたい 歌を描きたい

そう思う人 見つけたから

隠せないから 差し出された手

ギュッと掴み 進んでいこうか

アイクライド と読みます。

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