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ブックマークありがとうございます。
久々に新作を書いてますが、なかなか文章が思い浮かびません・・・涙
直接的な文章はありませんが、保険のためR15です。
続きが書けずに放置ですみません。
青い海、青い空、白い砂浜、
どうして私はここにいるんだろう。
「よく似合うじゃないか、その水着」
ひょうひょうとやってきた私に軽口を叩く男を一瞥し睨み無視した。
近くにいる店員にドリンクを頼み仕方なく隣のロッキングチェアに体をのせた。
「なんだよ、機嫌悪いな。」
機嫌悪いもなにも、すべてあなたのせい。
1週間前、外資系の会社に勤めている私はよりによって、翌日直接行くことになっているプレゼンの資料をオフィスに忘れたのだ。
エレベーターを降り、真っ暗な廊下を進み唯一明りのある部屋へ足を踏み入れた。
まだ、だれか残業しているそう勝手に思っていた。
だが、そこから聞こえてきたのは
「はっ?」
とても冷たい男性の声
それが、同期の同僚のものとわかるには本人を目の前にしないとわからなかった。
「わかった。なら、別れる。」
続けて聞こえてきた声もやはり冷酷といえそうな冷たい声
私に向けて言われていることではないとわかっていてもぞくっとする怖さが声に宿っていた。
男は、さっさと電話を切りもともとしていたであろう仕事をするためかパソコンに向かった。
どうしよう・・・偶然とはいえ同僚の別れ話を聞く羽目になるとは思ってなかった。
めんどくさいが、明日早めに資料を取りに来ようかと悩んでいたその時
「いつまでそこにつったってんの?」
気づかれていた!びくっと男の言葉に肩を揺らしたが、その声には先ほどまでの冷酷さはまったく感じなかった。いつもの男の声だった。
「お疲れ様です。明日、プレゼンなのに忘れ物しちゃって・・・」
普段どおりを装いながら自分のデスクから資料をとりバッグに入れた。
「それじゃ、お疲れ様でした。」
私はさっさとこの場を立ち去ることしか気にしていなかった。
「なぁ、さっきの電話聞いていたんだろう、花菱?」
あとちょっとで廊下。というところで男もとい、名倉 昌人に呼び止められた。
「なんのこと?あんまり遅くまで仕事ばっかりしてると振られちゃうよ?」
「ばっちり聞いてんじゃんか・・・」
はぁ、とわざとらしく息を吐きこっちへやってきた。
「飯、付き合え」
「生ひとつと焼き鳥盛り合わせ・・なんにする?」
おしぼりを開きながらさっさと自分のオーダーをしこっちにふってきた。
レディーファーストという言葉をこいつは知らない。と認識しながら壁にかかっている札を吟味しながら考える。
「レモンチュウハイと焼おにぎりと筑前煮お願いします。」
ひとまず、米と野菜を頼み今日はこれで栄養は大丈夫だろうと自己満足しながらすぐに来たチュウハイを受け取った。
「改めて、お疲れ様です。」
「お疲れ」
先に来ていた生ビールを傾け乾杯を促し仕事の疲れをいや、これはさっきの出来事を帳消しにしているのだろうか・・・とにかく一気に口に流し込んだ。
「はぁ、仕事後の1杯はうまい!!」
あっ、普通に仕事だった。彼の反応をうけそんなことを思いながら私もグラスに口つけた。
「なぁ、お前さ今度の連休って予定あるか?」
なんで彼と一緒に飲んでいるのだろうと考えながら飲んでいたらふいに彼が言った。
「特にないわよ?」
寝倒すつもりはあるがさすがにいえない。
しかし、なぜそんなことを聞くのだろう。
「残業代相当の臨時収入やるからつきあってくれ」
「ゴホッ!!」
いきなりの彼の言葉に咳きこんでしまった。
「大丈夫か?」
さすがの彼も驚いたようであわてておしぼりをよこした。
「何をいってるの」
信じられないといった表情で私は彼を見つめた。
「期間は4日間、場所は沖縄。」
話を促されたと勘違いしたのか、人のことをまったく気にしていないのか勝手に話を進め出した彼
「仕事内容は俺の恋人」
恋人・・・その単語が彼からでた途端、さっきの出来事がよぎった。
あれは、恋人との別れ話だった。そして、恋人役は進行形で必要。
「目的は?」
彼に同情したのかはわからない。でも、勝手に口が動いていた。
「3日目に親友の結婚式に出席すること」
素直な私の反応に一瞬だけ驚いたのか眼を見開いたがすぐに元に戻り答えた。
「なら、その日だけでいいじゃない。」
「ダメだ。」
有無も聞かない。そんな雰囲気を醸し出し即却下した。
「理由を話して、じゃないとなにも協力できない」
まだ、書き終えてませんが頑張ります。