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01

主人公と同じで私は小説を読んだ事は全くありません、なのでルールなど全く。

誤字、脱字も多いと思われます。もしかしたらこの小説自体、すでに出版されていたり、掲載されている作品と酷似している事もあるかも。

その辺は大目に見てくださいな、行き当たりバッタリの展開、軸がブレブレな事なども含めて。

ボチボチと書いていきます。





俺は自慢ではないが生まれてこの方、小説なんざ一度も読んだ事はねぇ。

そもそも活字は苦手だ。学校での朗読発表会なんざ、さながら地獄絵図だったわな、軽いトラウマだ。

何だろうね、こうスラスラと活字を読めないんだ、引っかかりながらしか。その上、極度の上がり症ときたもんだ、国語の授業でさえ先生に当てられまいと伏せてみたりね。だが、運がいいのか悪いのか・・・。


「はい、K君59ページの三行目から、よし!と言うで読んでみて」


うひ、拷問タイム。こうなりゃヤケですよ、顔を多少真っ赤にしながら


「くぁwセdrftgyふじこlp;@:「」


かくして俺は、クラスでは何かオモシロキャラで通ってしまっている。


「はい、もういいから座ってください!では後ろのS君お願い」


それならその方が楽でいいか、クソツマラン地味キャラよりは幾分マシってもんだね。


ここは星稜中学校、一年一組の教室だ。

小学校の時の友達は、大半違う中学へ、俺の住んでいたエリアの生徒は何故か星稜へ。

星稜中の生徒の大半は星稜小からの持ち上がり。言うなれば完全にアウェーな訳ですよコレが。同じ小学からの奴等がニ、三人いてくれたからまだマシだったかな、まぁあんまり喋ったことないんだけどね。


そんなこんなでやっぱり馴染めない俺。入学式からもう、どれ位経ったかね?春風が気持ちいいって事はそんなに経ってないな、相変わらずアウェー感は消えないしな。学校クソツマンネー、このままじゃ不登校一直線じゃね?そんな心の葛藤は誰にも聞こえてない訳で、無論親にも何か負けた感がして話す事はないね。そんな事を考えつつ通学路をチャリンコでひた走る、途中で小学からのダチと合流、チャリンコ置き場に止めてそこからトボトボと、坂道を登る。道中の会話はまぁ、ありふれた中学生会話。昨日のTVの話、部活の話、小学の時の話、ゲームの話、もっぱらゲームの話が中心だったかな。


「しかしよ、この坂毎日上るのかよ?学校つくと軽く息切れしてるしよ。」


インドアな俺が愚痴をもらす、すると小学から剣道習ってるダチはこう返した。


「つーか、テツは体弱すぎるって。ゲームばかりしてて運動とかしてるの?」


「してねぇ。ちなみに昨日はドラ○エのLV上げしてて、30まで上がったしな」


「え?もう30??貸したのついこの前じゃん、やり過ぎだってアンタ・・・」


ちょいとばかり優越感に浸る俺、この手の事で若干廃人扱いされるのは嫌いじゃない。むしろ光栄だ。

そう、俺はゲームが得意。小学の時もゲームの事に関しては一目置かれる存在だったしな、まぁコレは俺の勝手な勘違いかもしれないが。

などと他愛も無い会話を交わしているともう学校だ、憂鬱タイムが始まりってワケだね。校門にはドヤ顔した先生が二人、あいさつしつつ服装でも見てるのかね?校門の横で止められてる上級生が五人程。気にはなるがジロジロ見るのは辞めておこう、目とは合った日には因縁つけられそうだしな、怖い怖い。


「ほいじゃ、また休み時間ねー」


靴箱辺りで元気な声でダチが言う。


「おう」


元気なく返事する俺。だってツマンネー学校生活が本格始動したから。さーて、今日一日どうやって乗り切るかね。

皆様のご意見待ってます。

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