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パパ  作者: 椎ありか
2/5

パパ、わけてあげるよ

パパはもういないんだ。


「お墓」という名前のおうちでねてるんだって。


パパはとってもハンサムで、かっこよくってモテモテだったのかなぁ。


僕、パパに逢いたいよ。



パパは心臓の病気でいなくなっちゃったんだ。


パパは怖いもの知らずで強がりだったって。


プライドって何かわからないけど・・・「そのプライドもあったのかな。だからきっと病院に行きたがらなかったんだよ。」って


僕のママが言ったんだ。


パパはもっと早く病院に行けば助かったかもしれないんだ。


パパは、いなくなっちゃう半年くらい前から調子悪かったって。いとこの詩音お姉ちゃんが言ってたんだ。


食べたものを全部吐き出しちゃったりして大変だって話を聴いたって。


でもこういう話は大人は子供にしてくれないんだ。


大人は大事な話をしてくれないんだ。


だから僕も何回もママにどうしてパパはいなくなっちゃったのか聴いたのに・・・聴いたのに。


パパがいなくなったときは、僕はまだ2歳だったんだよ。


あと1ヶ月もすれば、僕だって3歳だったのに。


きっと僕の誕生日、パパ祝いたかったのかな・・・。


パパはまだ30歳だったんだ。


30歳って僕はいまの歳をあと5回分くらい生きなきゃいけないけど、よく考えたら短いけど長い。


パパはもっとここにいたかったのかな・・・。


それなら僕はパパに僕の残りの時間をちょっとだけ貸してあげてもいいよ。


でも、やっぱりパパは僕にちゃんと生きてほしいって思ってるよね。


嗚呼、パパ・・・


最後らへんがなんとも・・・小1っぽくないですが・・・


今とは違って感性豊かだった私は小2のとき(叔父が亡くなった時に)そうおもいながらお葬式の間ずっと泣いていました。


1歳しか歳は変わりませんが、男の子おさないですもんねぇ。

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