Episode 12 魔王城を制圧すべし!
一月で『剣聖』より強くなってしまったパーフェクトは残りの一月剣をぶんぶんしてた。
「本当にほんとーに付いて行かなくてもいいのね?」
強くなったパーフェクトにとってもはや火の聖女は足手まとい。戦場にお母さんは必要ないのだ。
「必ず帰って来るのよ」
「ばぶー (分かったよ、ママ!)」
そう、パーフェクトはバブーに退化してしまったのだ。呪いで。デデン!
これはとんでもない誤算である。
名前も分からずにこんな強烈な呪詛をかけるとは強力な四天王もいたものだ。
名を表に出していたら、ミジンコになっていたかも知れない。
Ba!Ba!Ba! Baby!, BaBuBaBuBa (挿入歌)
“ベイビー・ザ・シフト”
その呪い線を辿って術者へ飛ぶ。斬!
名前も知らない四天王を倒した。
術者を倒したので、ア・ダルトに進化した! 次!
Pa!Pa!Pa!Perfect! PaPaPaPaPa (挿入歌)
“カイジン・ザ・シフト”
“闇転移” と組み合わせたこの技は無敵! 辻斬りし放題だ。斬!
四天王『魔王軍・四天王筆頭及び総大将及び竜騎士隊隊長及び魔王直属護衛隊隊長及び槍武人及び小動物大好き及び勇者殺人未遂野郎』を倒した。
どうやらパーフェクトは強くなりすぎてしまったようだ。真面目に “修行弐” なんてするから。
魔王城に入り込み、悠々自適に進む。
もはや敵はいないから、わが庭である。
斬斬斬斬斬、斬斬斬斬斬、斬斬斬斬斬斬斬
魔王の元へやってきた。
“ジャッジ” 魔王 100% (+42%)
+42%、偉大なり!杖様Sの力だ! Sのリキ!
力の1/3は杖で出来ている。
「くくく、良く来たな。我が極大魔法が貴様を飲み混んでやる」
“魔王黒黒炎弾”
魔王も中二戦士御用達の黒好きでござったか! 仲間でござるな!
斬!
「ふへっ」
間抜けな声が上がる。
慌ててストックの極大魔法の連打である。
いざという時の蓄えを吐き出した。
“黒炎弾” ×44 名前ェ…
パーフェクト・アクセル! (別名:パーフェクト・タイム!)
特に意味の無い分からせ4倍速攻撃である。
一ターンに4回攻撃ができるのだ。絶対勝つる。
「あわわ(;´゜д゜)ゞ ごめんちゃい」
謝ったので許してあげた。
素直に謝ることが出来るのは素敵な事である。
This Maou's Sub Route is Wakarase Finished.
登場人物(あだ名) いつもの。開示情報は徐々に増えます。
『姫』勇者/英雄2☆☆186/(魔法使い) (『ピンク』、『辻殴り』、『暴れ虎』、『ダンジョン・マスター』、『表主人公』)
『ゴースト』アサッシン153/探偵86/(魔法少女78) (『幽霊探偵』、『蛇探偵』、『元・姫クラス』、『幽霊ちゃん (前世)』、『裏主人公』)
(頼もしき蛇さんズ:『ブロンシュ(白)』『ノワール(黒)』『ヒイロ(赤)』『アヲ(青)』)
Mr. 完璧超人 勇者118/怪人★★250/(探偵133) (パーフェクト、準レギュラー)
*撃破ぁー!! 勇者のレベルはだいたい100あれば、人によっては物語のクリアは可能である。
・お友達 (出番無し)
『蜘蛛ちゃん』(『白き死神』)、『部下』、『雷剣』、『狐人』
・天敵 (その存在感たるや…)
『魔王軍・四天王筆頭及び総大将及び竜騎士隊隊長及び魔王直属護衛隊隊長及び槍武人及び小動物大好き及び勇者殺人未遂野郎』
Q. パーフェクトは魔王から杖を取り上げた?
A. 泣きそうだったから、返してあげた。魔王の1/3は手に入らなかった。が、2/3の魔王を分からせた。