Episode 1 私が完璧勇者だ!
見所:女神との面白会話。
冒頭、主人公の罪を顔見知りさんが釈明中。
異世界転移は多大な迷惑をかけるのです。
「国内探偵番付3位のパーフェクト探偵が行方不明になりました。保護者の兄役の『敏腕探偵』からは「彼にもやっとやるべき事が見つかったんだ。今はそっとしておいてやって欲しい」と言付けを預かっております」
「しかーし、パーフェクト探偵がいなくなった事で仕事が溢れる懸念があります。我こそは!という探偵は仕事を取りに来てぇぇー!! パーフェクト思ってたより優秀だったのぉー!! 助けてぇー!! 事務所がピンチなのよぉー!! …
悲痛な声が聞こえてきますね…、現場は非常に混乱してるようです。(ざまぁ。)
*この小説では不要な内面も赤裸々にしてあげるのだ。人間素直が一番!
これにて、探偵ニュース速報を終了致します。
恒例の白キ世界。
「何をし・て・い・る・ん・ですか?」
「これから異世界に行くから、入念にパーフェクト・ストレッチをしているところだ」
「貴方様は死にました!」
「ノー!! 嘘はいけないよ、女神様。あのタイミングなら私のパーフェクト・カイヒーで躱せる筈だ」
「ちっ、そうでしょう、そうでしょうとも!」
「いえいえ、貴方様がなかなかにしぶとくたくましくごんぶとに現世を生きていらっしゃるので、それについては咎める事は一切致しません。ええ、ええ、私が貴方に個人的にめっちゃ苛ついているだけですので!」
「一言! はよ、来いよ! おバカ!!」
「死を簡単に “感” で回避されては困ります。そのせいでこちらに強引に呼ぶのにかなり苦労してしまいました。貴方にあげられるチート分はありませんので、悪しからず」
「なるほど。疲れているのだな。私のパーフェクト・カタモミは全てを癒す力を持つ。君もこの施術を受けた方がいい」
「誰のせいで! で、ですが、と、とても魅力的な提案です。さ、先に説明をさせてください。そのあとパーフェクトをお願いします!」
受けるの?? 疲れてるの??
「その前に “ジャッジ”、はわぁ! 67%??」
「何でもうB級魔王クラス(75%)に強いんですか? レベル1ですよ?」
*このアニメ風小説では、A級の魔王が1(100%)として君臨しているのだ。
「そろそろ召喚される頃合いかと思ってな、仕上げて来た」
(おかしい、おかしいのよ、この子。少し前に無遠慮に覗いた時は55%だったのに…、まあ、強い分にはいいか、イケメンだし、イケメンだし…)
もうこの女神様は疲れ過ぎて、ダメかも知れん。
「ええーと、貴方様に行って欲しい世界はSS級。現在2年と5カ月遅れですので、魔王側の戦力も大幅増、大変厳しい世界ですが、救ってください!」
「……さ、さぁ、好きにカタモミしやがれー!」
あふぅん。
… (しばらくお待ちください)
パーフェクト・カタモミとパーフェクト・マッサージの施術が終了した。
これで女神様は明日から元気一杯だ。
怒れる女神様を寝かし付けたパーフェクトは予てよりの異世界の地に降り立つのであった。
本来は転生・肉体再構築 (チート満載ロボ)の筈がただの転移 (ノーチート)になってしまった。大丈夫だろうか?
パーフェクト! 世界はお前の手にかかっている!
その後、綺麗に畳まれた神の衣を見て、全裸の女神様は羞恥に染まるのだった。
This Megami's Main Route is Perfect Finished.
登場人物(あだ名) いつもの。
アニメ風ED。各回に合わせてキャラと情報が増えます。(このメッセージは今回限りで消滅致します。初回限定)
『ゴースト』アサッシン/探偵 (『幽霊探偵』、『蛇探偵』、『元・姫クラス』、『幽霊ちゃん (前世)』)
Mr. 完璧超人 勇者1/怪人★201/(探偵123) (パーフェクト、準レギュラー)
Q. 何でパーフェクトは3位なの?
A. 上には上がいるとです。ぼったくてるんだよぉー! 『探偵王』と『2nd』は違ぇぜ。『敏腕』は8位だ (正規の料金)。察しろくださいませませ。業が深い。
+今回だけの特記事項+
ジャッジ・・・鑑定しちゃうぞ☆ミの簡易版。相手の力量を%で示す事ができる。ポージングが一番重要だろうが!を省いたもの。目立てる責務を自ら放棄した。急務として創られた。女神四十八手改の一つ。
(簡易版→ステータスを考えるのが面倒くさいわけじゃない。そう、ぱっぱと進行したかった)
鑑定しちゃうぞ☆ミ・・・当時の女神学校の担当教官(雄)を社会的に恥辱に追い込んだ凄い技。
恥を捨てろ! 可愛いチョキのポーズを取るのだ! V (ヴィクトリー)! 女神四十八手の一つ。