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夢幻爆弾  作者: レゲエパンチ
3/4

兆候

十二月八日。

今日は最悪だった。本当に最悪。雪で電車は動かないし、宿題忘れるし、学校遅れるし、オカダ先生に怒られるし、あのババアお弁当にカレーとか、ありえんだろ。てゆーか私今日誕生日よ?お祝いでカレーとかおかしいだろ。普通もっとチキンとかケーキとかピザとかさ、あるだろ。カタカナ料理がお祝いの基本だろ!カレーもカタカナだけどさー、なんで誕生日含めて3日間食べれる妥協飯にするかな?訳分かんなくない?

しかもうちカレー4日間の時あるからね?信じられん、てか長くない?朝昼晩全部よ?私はインド人かっての。

いっかいさーママに言ったの。4日もカレーとか味覚狂うって言ったらさ、あんたがもっと食べれば3日で済むのよってさ。

私年頃の女の子だよ?こっちはミサキ君の為にダイエットしてんのよ。あのババアまじムカつく。てか3日でも嫌だし!

てかオカダの説教もマジで長い。ババアと同じくらいウザい。

マジ今日最悪。中でも一番最悪だったのがあの女。なんなのアイツ!ミサキ君にベタベタ引っ付いてさ。私がミサキ君狙ってるの知ってるのにさ、マジでキモいんだけど。

前に言ったの。アイツに。ミサキ君のこと好きだからあんまりベタベタ引っ付かないでくれる?って。ミサキ君前にあんたのこと馬鹿にしてたよとかも言ったの。

なのになんで?あの子人間じゃないよ。マジ化け物。見た目も髪長いし、暗いし、不潔だし、死体みたいじゃね?貞子かよ。

マジ、死ねばいいのに。

そう思わん?

でもね、こんな最悪な日でも、ひとつだけいいことあったんだ。

ミサキ君からお願いされたの!

お前にしか頼めないって!ウチタバコ屋だからさ、タバコこっそり持ってきて?って言われてさ。

いやー!タバコ屋で良かったー。

初めて親に感謝したわ。

なんかラキスト?ってやつを持ってきてって言われてー、お金はちゃんと払うからって。そういうのはちゃんとしたいって言ってて、やっぱミサキ君好きだなーいいなーって思った瞬間でした!

ミサキ君の制服とかさ、学校の屋上でこっそり吸ってるから匂いが少し残ってるんだよね。香水とかもちゃんとつけて誤魔化してるんだけど、なんかそのタバコの匂いがミサキ君の匂い?になってて、私もラキストってやつ吸ってみようかなーとか、いや、吸わないけど!ミサキ君タバコ吸う女の子は嫌って言ってたし。

だからあの女のクサイ臭いをミサキ君につけてほしくないの。

てかマジ一回ガチでハブらん?

どう?アリ?ナシ?

とりあえずこれはウチらだけの秘密ね!

てかミサキ君と名前一緒とかいーなー!でも結婚したらミサキミサキになるね!でもミサキ君はウチのだからいくら親友でも許さない、、、

じょーだん!じゃ、次ミサキね!

忙しかったら、アリかナシかだけでも教えて!



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