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三度目の人生になります  作者: おいにっしー
一章 成長と規格外
9/12

再会

どうも、にっしーです。

言いたいことは分かります。投稿間隔、ですよね?

此方の言い訳としては、これまた忙しかったのです。

そしてそれらが終わった頃には…忘れていただけでして…。途中まで書いてたりしてたんですよ?短いですけど。でも忘れてたら意味無いですよね〜……ごめんなさい○┓


それでは、続きをどうぞ


 第一近衛魔術団団長殿からの授業を終え、俺は『行きたい所』に行くため、お母さんに一言許可を貰いに来ていた。


 「母よ、少し出かけたいのだが」

 「なんだ、巫山戯てるのか?」


 ごめんなさい。凄く怖いので殺気混じりで睨むのだけはやめて貰えませんか…確かに悪いのは自分だけども。


 「す、すみません。出来心で…」

 「まぁいいや。で、どこに行きたいの?」


 あっさり許してくれるあたりは本当にいい親だと思います。


 「実は教会に行きたくて」

 「何しに行くの?」

 「そ、それはー…神様に祈りを…何か言伝とかあるかも…」

 「そんなことないと思うけど…まぁ行ってきていいよ。ここは治安も良いからね」


 確かに何かやらかしたら生物のトップレベルにしばき倒されるもんな…そりゃ治安も良くなるわな。しかも騎士団や魔術団の方々も軍事力では世界最強レベルだろうに…。俺はそんな人達にお世話にはなりたくないね。死ねるもん。


 「ありがとうございます。では少しだけ、出かけてきます」

 「はいよー、行ってらー」


 んー、親って感じの返し!

 そんな気分に浸りながら玄関を出て門にさしかかる。


 「カイル様、独りでお出かけですか?」


 門の近くの掃除をしていたメイドに話しかけられる。てか、何か違和感のある単語が混ざってたなぁ。


 「そう、一人だよ。教会に行ってくるねミラハさん」


 このミラハさんというメイドは、ちょくちょく出てきてたあのゆるい感じの人だ。これでもメイド長らしい。若いのに凄いな。お母さんと同じくらいか。


 「教会ですか。門を出て真っ直ぐ進むとちょっとした広場と噴水のある十字路があります、そこを右に曲がってしばらく歩けば目立つ建物がありますので、それが教会になります。カイル様の歩幅でしたら、十分も歩けば着きますよ。」


 ホントに出来る人なんだな。俺びっくりしたよ。


 「そっか、ありがとう。じゃあ行ってくるね」

 「はい。気を付けて行ってらっしゃいませ」


 綺麗なお辞儀、メイドだなぁー。



 ミラハに言われた通りに歩いていると、本当に目立つ建物が見えてきた。教会って感じの建物だ。頭痛の時の建物だな。悪い思い出だ。


 「あの、すみませーんお祈りに来たんですけどー…」

 「はい、おや、これはこれはカイル様ではありませんか。お久しぶりですね。随分大きくなられましたな」

 「久しぶり、ということは貴方が私を診てくださった方ですか?」


 まぁほぼ間違いないだろうな。この司祭さん前の時とあまり変わってないし。優しい感じのいい人っぽかったから良く覚えてる。


 「さようでございます。シュディー様から聞かれたのですかな」

 「はい、家を出る前に」


 まぁ嘘だけど、必要な嘘ってのもあるよね。


 「それで、神様にお祈りをしたいのですが」

 「それはそれは、若いうちから素晴らしい心がけですな、ささ、こちらへどうぞ」


 そう言って教会の壇上にある石像の前へと案内された。メリルダなのだろうか…女性なのは分かるが…。まぁいいか。

 そして石像の前で両手を組み祈りのポーズをとる。そしてメリルダに話しかけるような気持ちで目を閉じた。すると、目の前が真っ白になったかのような気がして、目を開けるとそこには、俺をここに呼んだ神様が立っていた。


 「カイル様、やっと会えましたね。お久しぶりです」


 そう言ってお辞儀をしてくるのは、美人女神メリルダさんだ。うーん前あった時は様付けではなかったと思うのだが…まぁいっか。


 「こちらこそ、遅くなってしまい申し訳ありません、メリルダ様」

 「様なんて付けないでくださいよ。メリルダでいいですよ、メリルダで。」

 「いやいや、そんな訳にも行かないじゃないですか。だって神様ですよ」

 「私がいいと言っているのですからいいじゃないですか。あと敬語も必要ありません!そんな事よりも、今日はどうしたのですか?」

 「はぁ、まぁそういう事ならいいですけど。それで今日は、残念ながら挨拶に来ただけですよ」


 様付けも敬語も要らないという女神メリルダ。いや、様付けはまぁまだいいとしても敬語は無意識で使っちゃうからなぁ、多分暫くは取れないと思う。しかも前会った時よりも明らかに態度が違うんだよね。俺に対して凄く甘々って感じで。何故なんだろうか。それならそれでまぁいいか。


 「敬語は…まぁいいです。でも挨拶だけでも嬉しいですよ」

 「それと聞きたいことがありまして。以前沢山スキルを貰ったじゃないですか。あれの効力がどれ程なのか聞きたいです」


 そう、最初にあった時にスキルを沢山あげるよとの事で使えそうなのを貰ったのはいいんだけど、効果大とか言われても何割増なのかとか、具体的な数字が知りたかったのだ。ちなみに貰ったのはこれ。

 ・魔法全属性適性

 ・魔法全属性防御up大

 ・物理防御up大

 ・レベルup必要経験値減少大

 ・獲得経験値up大

 ・ステータスアップ率特大

 ・精霊魔法適性

 ・全武器適性

 ・Lv上限解除

 ・創造魔法

の十個になる。確かな。


 「あぁーあのスキルの効果大は…うーんっと…」


 そう言って考え出すメリルダ、まるで考えていなかった、あるいは今現在考えていますとでも言うかのような態度だ。そして良いのか悪いのか分からないカイルの考えが的中した。


 「考えるのも面倒ですし…どのくらいがいいですか?」


 …マジか。本当にそんな事考えてたのか。しかもそれは俺が決めることじゃないだろう、どう考えても。そしてカイルは「でもまぁ折角自分で決められるならテキトーに決めるかなー」くらいに思った結果…


 「じゃあ百倍で」


 という本当にテキトーだったんだなと思わせる数字を出した。

毎度ありがとうございます○┓


例のごとく感想、誤字脱字等お待ちしております。ご気軽にお声かけください。


それではまた、次の話で。

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