二つ目の人生、終わり
どうも、にっしーです。
二話目です。以上です。
は?いやいやなんで?俺何歳だと思ってんの?流石に早すぎじゃない?親不孝とかそんなレベルですらないよ?ん?
「よく来ました、ていうか私が呼びましたが」
「いえ、呼んだとか呼ばれたとかどうでもいいんで説明をお願いします。」
俺に話しかけてきたその人はとても美人だった。髪は薄い桃色で腰まで伸びている、少しウェーブのかかった美しい髪を持っていた。顔は全てのパーツが完璧な大きさと形でバランスよく付いていて綺麗の一言に尽きる人物だった。スタイルも抜群でボンキュッボンって感じでそれでいて身長はおよそ170ちょっと顔も小さく…とりあえずこんな綺麗な人を今まで見たことがない。日本にいたら間違いなく女優ないしモデルないし…多分何処でもやって行ける。そのくらい綺麗な人だった。
「あらあら、嬉しいことを言ってくれますね」
「は?なんの事ですか?」
「美しい髪とか綺麗とかボンキュッボンとかとても嬉しいですよ、ポイント高いです」
ニコッっと笑顔を作るとその人の綺麗な顔は可愛い顔へと変化した。
いや、どう考えても貴女の方がポイント高いですよ…凄いですね、惚れてもいいですか。
…っていうかあれ?なんで俺の考え筒抜けなの?
「ふふふ、私は女神ですから何でも筒抜けですよ?あ、そう言えば名前を名乗ってなかったですね、私は女神メリルダです。ん~まぁこの世界の神で、創造神?みたいな者ですよ。」
「何故疑問形なんですかね?ま、まぁ女神なら色々筒抜けなのも理解出来ます…さっき説明を求めましたけど、この感じだとあれですか?天国みたいな場所ですか?死んだのは分かってるんで」
「理解が早くて助かります、最初に比べると随分と落ち着きましたね」
俺が死んだ時のことはちゃんと覚えている。居眠り運転かなにかで、トラックに轢かれそうになっていた少女を助けたら代わりに俺が轢かれてしまった。死因はそれである。それで次に目が覚めたらここであったのだ。
「えぇ、まぁもういいです、あの子は助かりました?「はい」それなら大した文句はないです。ちょっと早死過ぎる気もしますけど…」
「素晴らしいですね、その考えは」
「はぁ、ありがとうございます。それで…ここに呼ばれた理由は?」
「はい、今回呼んだ理由ですが、貴方に選んで頂きたいのです。異世界に行くか行かないか」
「それは行くとして、何かあるんですか?普通に考えて即死ですよ?どんなとこか知らないですけど…」
「えぇ、ですのでスキルは差し上げます。それから行く場所ですが所謂魔法と剣のせかいですね。あなたの世界の異世界転生だとか転移だとかでよく出てくる感じです」
「あぁ、理解した理解した。それでどんなスキルを貰えるんです?もうほぼほぼ行くことでいいんですけど」
まぁ、この判断をしたのも俺の人生が短かったのが大きいだろう。何せ中学三年生歳にして14才だ流石に早いと思ったからまぁ異世界だとしてももう一度やり直しても良いだろうと思ったわけだ。
「ありがとうございます。まぁ特にあれをして欲しい誰かを倒して欲しいというのは無いです。ただ少女を救ってあの年齢で死んでは未練があるかと思いまして、チャンスをと思っただけですので。」
「はははっ、わざわざありがとうございます。それで、スキルというモノをお願いします。どのようなのを貰えるのでしょう?」
「では、この中から好きなだけ選んで下さい」
「え、好きなだけ!?普通一つとか三つとかなんじゃ…」
「気にしなくていいですよ」
「分かりました、ありがとうございます」
そう言って俺は女神様に言われた通り欲しいものをいくつか選ぶ。選んだものはこんな感じだ。
・魔法全属性適性
・魔法全属性防御up大
・物理防御up大
・レベルup必要経験値減少大
・獲得経験値up大
・ステータスアップ率特大
・精霊魔法適性
・全武器適性
・Lv上限解除
・創造魔法
っと、多すぎたか?流石に多いかと思って止めたけど、これでも怒られたりしないかな?などと考えていると。
「怒りませんよ、むしろそれだけでいいのですか?少なくないですか?本当に大丈夫です?遠慮しなくていいんですよ?」
「は、はい流石に多いかと思いまして…ていうか何か過保護になってません?」
「そんなことないですよ!でもまぁそうですね~、貴方には次の人生では謳歌して欲しいので何時でも私と連絡出来るようにしましょう。お祈りのようなポーズをとって念じて頂ければ何時でも出てきますので」
「え、そんな簡単に出てきていいんですか?」
「いいんですよ、私の自由なんですから、それに貴方の脳内…想像…夢?の様な感じなので周りの人からはポーズをとっているようにしか見えません。それから何か他のスキルが欲しくなったら何時でもいくつでもあげちゃいますので、その時は話し相手くらいにはなってくださいね?」
何というとんでも発言…この女神様滅茶苦茶神がかってる…でもまぁなるべくスキルは貰わないよにすればいいか、話し相手になら何時でもなろう。この女神様に何時でも会えるというのは嬉しい。相当嬉しい。
「ありがとうございます。話し相手くらいならいつでもなりますので、何なら女神様の方から話しかけてきてもいいですよ?」
「ふふふ、流石にこちらからは無理なので貴方からのお誘い楽しみに待ってますね」
「分かりました。それじゃあそろそろ行きますか?」
「そうですね、長い事ありがとうございました。とても楽しかったです」
「いえいえいえこちらこそ。過保護なまでのスキルありがとうございます」
「はい、それではあちらに送りますね。もしかしたら最初の頃は記憶が混乱してるかもですがそのうち収まると思いますのでじゃんじゃん強くなってくださいね」
その言葉を最後に俺は、白い光に包まれて記憶が曖昧となり、次また目覚める頃には違う場所で違う人生を歩むことになる。
そうして三度目の人生が始まる。
お読み頂きありがとうございます。
読んでいただければわかると思いますが中三です。記憶があろうと無かろうと糞の役にも立ちません。なので日本での記憶を頼りに俺TUEEEEにはならないと思います。
あと、改行の仕方、誤字脱字等文法で気になる事があって言ってくだされば(出来るだけ)直していきます。
それから前話の投稿頻度の話ですが、これ以降はホントに気ままなので分からないです。申し訳ない○┓
ということで、出来れば次回もよろしくお願いします。