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14 特別な施術

今回はエロ回です。以上

「ヒデ君だらくすぐったい。ウフフ」


「ヒデにーたら、もー!手つきがいやらしい」


「頼むから集中させてくれ!萎えるだろ!」


おいおいなんだこの状況は!裸の精霊少女がよこになっているとはいえ邪神がキューピットのままだ。俺の体はどうなってるんだ。


いかんいかん。思考回路がおかしくなっている。


目的はあくまでも、精霊少女から精霊神になるきっかけになる施術をすることだった。このシュチュエーションがあまりにもマニアックすぎる。


義理妹が手を握りながら見ている裸の少女にマサージする兄。


サブタイトルが「重なる交錯のゆえの背徳の行方」という18ゴールドでネットに流出したら生きてゆけないぞ。


俺は汗を拭いながら、エフリートとヒジリに詳しく説明をすることにした。


「人間の体って言うのは通常は一定の状態に保たれているんだよ。季節が変わっても、暑くても寒くても、体調が崩れないようにする機能があるんだ。これを【ホメオスターシス】からだの恒常性っていうだけど、精霊の体から実態の有る精霊体とも違う人に近いような体を得たことで能力の質が変わってるのを実感して、感覚がついていけないから攻殻精霊少女隊と一緒にエフリートは亜空間異世界で鍛えて感覚を取り戻したんだろう」


「そうですわ。ヒデ君は私の体についてすべてわかってるんだから」


「ヒデにー私の体も見てよ。私の体も全部見せるから理解してよ。」


勘違いしているヒジリはちょっと嫉妬したのか、プンプンしながら脱ぎだそうとしている。

俺は慌てて、オイルまみれの手でヒジリの服をつかんで制した。


「ヒジリ!なんでお前が脱ぐんだよ!今はエフリートの施術をしているんだぞ。じゃまするならここから出ていきなさい!」


「ごめんなさい」


「やーい。おこられた。ここから出ていっていいわよ。ホントにでていってくれれば二人っきりになれるんだから!」


勝ち誇ってる裸のエフリートの首を絞めるヒジリ。死んじゃうぞ!


「ぎぼぢいい・・・・い・・・いっちゃ・・・う・・・・わ」


別の意味で逝きそうになるなエフリート‼

ヒジリよ思うつぼだぞ!


ヒジリを引きはがした、俺は鬼の形相で悔しそうにしているヒジリがこれ以上、過激な行動をしないようにエフリートの着ていた服を利用して拘束した。


「大人しくしなさい。ヒジリ。エフリートに悪い影響が出てしまうぞ。これ以上あばれるなら、縄で縛ってもとの異世界に放り出すからな」


「ウッウウウウウ!」


「ハッ・・ハッ・・ハッ・・もっと・・」


俺は横たわり息遣いがあらくなっている裸のエフリートの後頭部にスリッパでひっぱたいた。


パッシン!

「やめるぞこの変態!精霊‼この施術はお前が精霊少女隊のリーダー!いや、精霊少女隊筆頭の地位にあたる精霊神により早く近づく可能性があるんだぞ!」


「でも・・・気持ち良すぎて・・・以後気をつけます」


大地にひいていた服がヒジリの拘束で使ったため、俺は上着を脱いで服を大地に引いた。


「俺も上半身裸だけど裸になったから、エフリートも必要以上に恥ずかしくなるなよ」


「よけいに照れます。ヒデにー」


「ヒジリなんでお前が照れるんだ!それに猿ぐつわを外して話すな!」


エフリートは俺とヒジリのやりとりは無視して、俺の目をじっと見ている。


あまり期待するなよ。なんかビビるじゃないか。

まーなんだ・・・キューピットから邪神になってないからじゃないからな。キリッ!


「説明しながら施術をするからなエフリート」


そういいながら、俺は施術しやすいように心臓に近い可愛いらしい胸にスライムローションオイルを手の平から分泌しながらゆっくりと心臓から離れた部位にゆっくりと塗りなおした。


時より、エフリートは硬直したり、腰を一瞬浮かせたりしたが、くすぐったいのだろうと、触るか触らないかぐらいに手をあてながら塗ってゆく。でも、よけい小刻みに震えたり、涙目になったりして顔を横に向けてこらえていた。


くすぐったいのか気持ちがいいのか俺にはわからんが、その光景を、体育座りで目をまん丸にしながら、口に猿ぐつわを両手で支えてモジモジしているヒジリがいる。気にするな俺!


「今まで手でとれた物が取れにくくなったり、いきなり見ている景色が小さく思えたりなんていきなり成長するとそう言う錯覚になるんだ。まず、そういうときは体の機能調整もおかしくなって行動異常になったりすんだよ。成長期っていってしまえばそうなんだけど、これが進化・神化ともなれば体の異常だけではなく精霊ならば環境にも影響を及ぼすだろう。このホメオスターシスが維持できなくなると精霊状態の異常をともない、下手をすると、精霊エネルギーを有効に発生させることができなくなって精霊の生命にかかわるようなききに陥る可能性があるんだ」


俺は右腕の上腕から手の先にかけてスライムローションオイルを浸透させるように塗り込む。


「精霊の体から進化という成長という過程で、具現化した体を手に入れたということは、精霊だったときとは違うことになるのはわかるだろう。例えば体内が常の状態とはちがってくると、ホルモンをつくる細胞からホルモンが分泌され、神経系と協力して、体内を元の状態にもどそうとする。これに体の成長という構造変化もともなっているんだからな。まだ幼い精霊魔法回路を十分に成長させないといけないんだぞ。精霊魔法回路だけではない。体中にめぐる血液のようにマナといった精霊のエネルギーを効率よくめぐらせないといけないんだ」


俺は両腕も塗り終わり、エフリートの右足の付け根を塗り始めた。そのときかすかに、アッと小さな声が聞こえたが、モモの付け根から親指で押し込むようにじっくり足先にかけてスライムローションオイルを繰り返ししっかり浸透するように塗り込む。


「あ”あ”あ”・・・・」


エフリートは後頭部で少しブリッジをするように背中をそらせながらも唇をくいしばってこらえている。それを和らげるように俺は手を握ってあげた。すると、エフリートは反対の手はひいてあった布を握りしめた。


「からだには、必要なときに、必要な量を、必要とする部位へ、必要な期間(または時間)、ホルモンを送り届ける巧妙なシステムが備わってる。眠っているからだを目覚めさせ、成長や代謝たいしゃをうながすようにみえる作用に逆に体のはたらきを抑制するように作用するものもある。それがすべて腺や各臓器や各器官からのホルモンも細胞から分泌されるんだ。からだには、状況に応じてホルモンの分泌量を調節するシステムが備わってるからこそこれを有効活用すれば体づくりに活かせるんだ」


両足を塗り終えた俺は、裸のエフリートの足を上下したり開いたりしてほぐした。ほどよく力が抜けたエフリートの上半身を起こし背中の方にまわり、腕や首をぐるぐる回して腕と首の関節の可動域を確認した。そして、うつ伏せにして背中にスライムローションオイルを塗る。


「ヒャッ、冷たい」


「おお!さらに敏感になってきたな。いいぞ」


俺は、びくっとなり横を見た。猿ぐつわを外したヒジリも俺がしていたマッサージを自分にしている。うーん。気にしないぞ。あれは・・・ももをマサージしているだけだ...そういうことにしよう。


それより、エフリートは体全体が火照ってきたのか、オイルが冷たく感じるようになったらしい。俺は手をこすりながら、少しでも温かくしてから背中にオイルを塗ってあげた。


少し強く心臓の上にあたる場所から外にかけて塗ってあげたたが、それが逆に良かったのか大きな深呼吸をする。少し温まったようで目がトロントしながら深く息をするエフリートはもはや力が入らないようだ。


もう一度、エフリートを仰向けに寝かせた。


「ここからが本番だぞ。エフリート。良く体が解れてきたから少し俺の気ともいえるエネルギーを少しづつ各部位に送るからな」


「ハァ~~~イ・・・・zzzzz」



「精霊は自然の氣ともいえるエネルギーを吸収して己の力にするから、まずは外からのエネルギーを取りこみやすくするためにも、俺のエネルギーを循環させるからな。できるだけ心臓から遠くの足の指からエネルギーを送るからくすぐったいかもしれんぞ」


汗とスライムローションオイルが混じりのヌルヌルになった足の小指からやさしく包み込むように上下に摩りながらエネルギーを流す。


まずは火の精霊のエネルギーに近い波動状態にした自然の氣に近いエネルギーを徐々に増幅したり、減衰させたりしながら送る。次に火の精霊と相克するような水の精霊のような自然の氣に近いエネルギーを織り交ぜながら強弱をつけて送る。


あっああああーとエネルギーの波動に合わせた強弱にエネルギーと同じように声が漏れるエフリート。ときより、大地にひいた服を強く握ったり、ひっかいたりしながらもだえている。


俺がさらに他の精霊のエネルギーを混ぜながら足先を施術する。


ハァ~ア、すごいよー。なんていいながら力が抜けてゆくエフリートを眺めながら俺は声をかける。


「末端からでも効くだろう。更に俺の内力というべき氣や魔力に邪神の神力といったエネルギーを複雑に混ぜながら強弱をつけて循環させるからな」


「え、え、え。やばいやばい。今でさえ危険なのに・・・あ・・・・アッ、あーー・・・ラ、メー・・・」


俺は手から伝わる、ヌルヌルを楽しみながらも、更に足の付け根に向かって施術を行う。


ヌルヌルからヌメヌメにかわるようにローションオイルがたまっているのか増えてるのかわからないくらい、じっくり施術を奥の奥までより深いところの精霊魔力回路にも送り続ける。


ときより聞こえる・・・邪神様~がという声や空を昇ってっちゃうーみたいの声が聞こえるたびに俺はより深く、より浅くという具合に手が歌を奏でるようにビブラートを聞かせるように施術をおこなった。


いつの間にか意識がなくなったエフリートを起こすように、今度は左側の小指から足にしたようにエネルギーを流し続ける。


手が終わり腕に流す。腕に流したら脇に流す。そして逆の小指から流し治す。


上半身を起こして俺の片手で支える。

俺の腕には激しく波打つ小さな胸から伝わる鼓動がひしひしと伝わった。


高鳴る胸の鼓動と快楽に似た反応からか、俺に抱きつくエフリート。


俺の耳を舐めている。ときより、切ない吐息が俺の耳にかかると、俺は強くエネルギーを流してしまった。


その度に、エフリートは足をぴくぴくさせて背中をそらせる。でも次の瞬間には力が抜けて俺に抱きついていた。


腕と脇が終わり俺は、抱きつかれたまま背中を摩るようにエネルギーを流す。


「あ”あ”あ”?&%&#$&’・・・」


エフリートは声にならない息漏れをさせなが虚ろいながらも目を開く。どこかの世界にいるような笑みを浮かべながらよだれが出ていた。


ベトベトになった俺は上半身裸でつくづくよかったと思った。


背中の全体が終わると、かわいそうだが俺はまたエフリートを汗とオイルなどが混じっている水溜りになった服の上に仰向けに寝かせた。


そして仕上げとばかりにお腹から胸にかけて施術を施す。


小さな小高い胸の上をおしみながら施術を施す。その旅に俺の腕をつかむエフリートは喜びの表情を浮かべた。そして、大きく跳ねるようなかっこうになったとき、エフリートは光輝いた。


それを確認すると、俺はエフリートの顔を包むように手をあてた。俺の温もりを感じたのかエフリートの体から発しられた光がおさまった。


驚いたことにあんなに濡れていた大地にひいていた服がすっかり乾いていた。


俺はひいていた服を着こみ、ヒジリの拘束を解いた。

ヒジリの周りには大きな水溜りができており、本人も呆然としていた。


疲れ切ったエルフリートにヒジリの拘束で使ていた濡れている服をエルフリートにかえせなかった。


俺は上着だけ脱いで寝ているエフリートの上に乗せようとすると、エフリートはむくっておきあがり俺にお礼を言ってきた。


「初めてだったの。ヒデ君ありがとう。大好き」


「これはあくまでもマサージの一回目だ。これを繰り返せば精霊として成長がはやくなるだけだからな」


なんだか照れる俺がいた。


ピロートークじゃないけど、つつましく会話をしていた俺たちに泣きながら叩くヒジリがいた。


「私もその施術してください。エフリートだけはずるいよー。ヒデにー私も聖女から神化したいんだよー」


「ヒジリは聖女から神になれるとおもってるのか?」


「そんな小さなことにはこだわらないから。私の美容のために施術しろ!してください。おにーちゃん」


俺の頭の中に、おにーちゃん。おにーちゃんと木霊する。


俺はそれからの意識がない。


あとで聞いたが、ヒジリの服を強引に脱が施術を行ったらしい。しばらくたって意識をなくなって横たわっている俺にエフリートとヒジリが顔に落書きしているときに目が覚めた。


俺は悪びれず嬉しそうに鏡を見せてくるヒジリが笑っていたので思わず許してしまった。


エフリートは精霊の力で、俺の落書きを落としてくれた。


俺たちは服についた埃をはらい、またポータルを通りもといた、聖なる泉の転移門に戻って来た。


時間が立っていないせいか、攻殻精霊少女隊が見送ってくれている状態だった。


「あ・・・行ってきたの・・・何したの!!!エフリート!精霊オーラがなんで天使のオーラみたいになってるの!!あー!!!ヒジリさんまでー!!」


あまりにも輝くエフリートをみた光の攻殻精霊少女は腰が抜けてしまった。


それとは対照的に、他の攻殻精霊少女隊はエフリートを囲んでわいわいがやがやと話しだした。


そんな光景を見てる俺の後ろに立っていたは秘書さんだった。


そして俺をみんなに気付かれずに一瞬で転移門からまた亜空間異世界ひきずりこんだ。


「どうしたんですか?秘書さんもこちらに見えてたんですね」


「いえいえ、秘匿事項があったんでお渡しに・・・ねっ!うふふふ♡ヒデオさん!」


秘書さんは一枚の写真と小さなミニデスクを俺に渡してきた。


俺は思わず顔から火が飛び出した。


「ひ、ひ、ひ、秘書さん?どうしたんですかこの写真は!」


「亜空間異世界には監視用のモニターがいくつか用意してあるのよ。誰もいないはずの亜空間異世界に侵入した形跡があったので、ついモニターチェックしたら・・・ねぇ。これは二人だけの秘密♡だから急いで持ってきたの。そうだ。今度は、私にもね。うふ♡」


「はい・・・」


そしてこのあと、俺と秘書さんは汗を流しながら亜空間異世界から出た。


ダンジョンの動向を注視しているオヤジに、この証拠物件を見つからないようにしたのはいうまでもない。

頼む俺に夢を与えてくれ


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一発あげなもので誤字脱字は後日します。


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