五臓六腑を逆さにしたヒーロー
次の日。俺は学校を休めた。
検診プログラムが不定を出した。
バグとしてのウイルスはともかく、病原菌なんてこの世界にはない。
他人に移す病気は五月病しか存在しない世界では、本人の気持ちから引き起こされた脳の乱れだけが心身に影響を与える。
その脳波で検査をしているだけの機器のチェックをパスした俺は、家で休むことにした。
寝て起きてからの考えはサーキットを周回する。
なんで、俺は今日休んだんだろうか。
昨日の今日だから。
それは理由になっていないだろう。今日が明日になるだけだ。
……琴依ちゃんと会う。
九月の最後の日に会う約束はもう結ばれてしまった。
その日までにしておかなければいけないことを考えてみたが、特に思い浮かばない。
休んだ理由を探すために、現状の問題を無理に取り沙汰さなくてもいい。
知っているんだ。
『休んでも休まなくても可』と判を押されれば、学校へ行きたくなくなる。
それだけのことだ。
昔からそうなのだ。学校へ行きたくない。
楽しいとかつまらないとか勉強とか交友関係とか、真っ平ゴメンだ。
そう、思っていた。
だから、朝が来れば学校へ行くのを嫌がってベッドにしがみついた。母親に叩き起こされ、俺と同じく嫌々学校に行く妹と足を向かわせていた。一歩が重いと感じながら通学路を歩いていた。
今朝、通学路を歩いたら、寮から出てきた知り合いの女の子に声をかけて、学校への道を隣会って歩んだはずだ。仲がよければ手だって繋いだかもしれない。
その生活を、俺は想像したことがあっただろうか。
いや、想像したことはあった。いつだって頭に思い浮かべていた。
でもそれは妄想としてだ。幻想だと割り切っていた。
ここは仮想空間だ。現実だ。
なんで、俺は今日休んだんだろうか。
昔の俺が、こんなところにバグとして潜んでいたのかもしれない。
だからかもしれない。益体もない考えを欠伸で閉めて、暇だからと部屋のゲームを触る。
ビデオデッキからではなく、タンスの上から二番目、Tシャツの棚を引き開ける。一番下の無地の黒シャツ。
畳んであったそれを開帳して、一本のソフトを取り出す。
ここに来て、最初の日に、現実逃避に買ったお気に入りのギャルゲー。
ゲームテキストをオートにして流し目で読んでいた。
俺が、童心というほど昔のことじゃない数年前の嫌いな自分に耽っていたのは、安心感があったからだ。
琴依ちゃんは、俺の命令を知っていた。
自分で思いついたのか、プログラム同様に数葉に教えてもらったのかはわからない。
それを赤寝さんに聞かれて教えたと言っていた。今は赤寝さんのことはよそに置いておこう。
問題は、琴依ちゃんが《夏》の最終日に会うことを望んだということだ。
それは、修学旅行に行く前日。
数葉と一緒の班を組んで、四泊五日、二人きりで行動をする修学旅行。
男女間に何かがあったとしても、咎める人間も止められる人間もいない。
それを事前に防ぐにはどうすればいいだろうか。
俺か数葉に、特定の相手がいればいい。
――浮気は許しません
この言葉を現実にするために、会うのだ。
九月の最終日。その日に、俺は琴依ちゃんに告白される。
そして、俺はその答えを用意しなければいけないのだ。
琴依ちゃんを女性としてどう思っているのか。
ゲームはエンディングに差し掛かっている。
問題は解決して一段落。
知りきった答えを見るために始めたゲームをセーブして、暮れた街へと外食をしに出かけた。
残滓が肌を焼くようで妙に痒い。
夕陽がギブアップもせずに山の稜線にいたが、わがままも静かな父親が追い出してった。暗闇と街灯の庇護のもと、俺はルチアに道を表示させて屋台まで来ていた。
ルーレットでスリーセブンが揃うような確率で、彼女に会えることを期待して。
そして、俺に幸運はなかった。
居たのは全くもって驚くことに、外食をする数葉だった。
ウーロン茶を片手にアンティークなノートパソコンを開いた数葉。
その邂逅に嬉しいとも悲しいとも気恥ずかしいとも思って、考え付いたのは逃げ出すことだった。
「避けられて哀しむ私を見たいのかい? 随分とサディスティックだね」
いつもの薄い笑い声は妖艶さに満ちていた。
お酒でも呑んでいるのだろうか。いやこの世界にアルコールは……こいつならアルコールを作り上げられるんじゃ?
「違法ドラッグよくない」
「酔ってなんかいないし造酒なんて面倒なこともしてないよ。私がお酒を嗜まないことを甲希は知っているだろ。まあ、座りなよ」
木のイスが引かれる。促されたその隣の席に座るなんて子どもじみたことはせず、数葉に並んで座る。
おっちゃんにウインナーと大根を頼む。数葉は、
「ネギ」
とだけ頼んでいた。
「おでんにネギなんてあるのか?」
「普通はどうだか知らないよ。でも、頼めば出てくるんだからあるってことだよ。赤寝はここでカレーを食べてたし」
夜空の下で、風情を感じさせるほとり近くの屋台で、カレーライス。
……そのミスマッチ感を、どこかいいと感じてしまう。一人で来たときに頼んでみようか。
「……にやけていないでさっさと食べたらどうだい。折角の大根も干からびてしまうよ」
汁に浸かっているから大根が干からびることなんてない。そう言葉尻を突き刺すこともできたが、黙って汁を飲んで体を温めることにした。
「俺の顔、笑ってたのか?」
「極楽浄土に飛んでいきそうなほど緩んでいたね。ロボットならほっぺがぽろりと落ちちゃって不良品なぐらいに」
それはまあなんとも。
無言で、おでんを食べあう。俺は大根で、数葉はネギだけど。
見ていると少しだけ食べたくなるが、「なになに羨ましいの?」とか言われたら、ちょっとむかつきそうだから頼んだら負けだ。大根の繊維を犬歯で粉々にする。最後の一本まで汁が染みていて美味しい。
時計を見ると、八時を回ったころ、夜は遅いがまだご飯時だ。なのに屋台は空いていた。
「なあ数葉。こんなにおいしい屋台なのに、なんで学生どころかNPCも来ないんだ?」
「冬なら賑わうだろうけど、そりゃあ夏だからね。九月も終わりに近づいているとは行っても所詮は夏。残暑でこおろぎが跳ねる中を、外の屋台にまで文字通り外食する奇怪な人間はそうはいないよ。
NPCだって、当たり前の人間をトレースしているんだ。夏の屋台と言ったら、浮かぶのは縁日なんかの屋台だろう」
「なるほど」
と、納得した俺に満足らしく、串刺しにされたネギを頬張っていた。
ネギは外側の皮がひらひら揺れて今にも落ちそうなのに、しっかり内側と汁でくっついている。夏場にワイシャツ姿のOLさんの服が透けるような! なんでこの世界には透けるとかぽろりがないんだろうな。
「数葉の力でできないかな?」
「何をだい?」
「……いや、なんでもない。気の迷いだ。忘れてくれ」
俺は何を言っているんだか。
安心しすぎじゃないのか。
いかな数葉といえど、お前の下着見せろって言われているようなもんだろ。いや、そういうことでもないのか。
きょとんとした数葉は、わかっているのかわかっていないのか――そんな訳ないだろ。数葉だぞ。今のも結局見透かされていたのだろう。
「……私は、別に甲希の思考を読めているわけじゃないよ」
何も言っていないのに説教タイムだろうか。大根みたいに干されちゃう。
「ただ、顔の表情やそわそわした仕草とか前後の目線で何を考えているのかを当てようとしているだけさ。
だから、ネギを見た後に私の胸や腰周りを見て鼻を伸ばしながら陽と意気込んでいれば、付き合いの長い女子なら理解する。ああ、この男は何かいやらしいことを考えているなって」
「……正解かどうかはわからないだろ」
V世界の中での思考はルチアを経由した現実の脳との電気交換だ。
見ようと思えば思考を映像として把握することも可能だろうが、数葉はやっていないと言った。その言葉を信じるなら、本当に俺の無意識の所作だけで彼女は判別を下しているということになる。
つまり、違うと言い張れば数葉はそれを正解だと言えないわけだ。
「本当の気持ち」
「お前の想像のそれと俺の本心は違う」
「そうか。じゃあ、不問にしようか」
言い張る俺に、数葉はあっさりと身を退いた。
まさか、ずっと言い負けていた俺だが、ついに数葉の攻略方法を見つけたのだろうか?!
数葉が数度瞬きする。ルチアに数葉からのメールが届いた。
点滅していたそれを開く。
大根が俺の箸からぽとりと落ちた。破砕する大根のグロテスクな音だけが響く。
数葉は、まだゆっくり寛いでいやがる。
こんな、こんな決定的な証拠を、こいつは持っていたのだ。
「……これ、いつからだ」
「完成したのは夏休みが終った後。とはいっても副産物さ。
原理が知りたいかい?」
さっきまでの揶揄するような魔性の声は鳴りを潜め、乾いた、いつも通りの研究者の瞳をしていた。
「聞きたいね。
どうして、俺の思考ログをお前が持ってるんだよ」
全て。
擬似声帯を震わす発言ではなく俺の脳内思索の全てが書かれた文書。
文量のサイズを見るだけでは、それがいつ考えたことなのかわからない。思考がどれだけ何を考えていたかなんていちいち覚えているもんか。
最初の文を読んだ。
『琴依ちゃん、帰ったかな? アクセス権限を無理矢理剥奪したときってどこに行くんだろう? 部屋の前か。じゃあまだ玄関のドアの先に……いや停学って言ってたから、部屋に軟禁状態かな。あ、足音……。帰ったかな。ちゃんと帰れたならいっか。これからどうしよう。俺は何を考えればいいんだろう。目下《夏》なのか……まあ、いっか。なるようになるだろ。それより、赤寝さんに連絡でもしたほうがいいのかな。まあ、いっか。うん。大丈夫だろ。赤寝さんに俺の命令を教えたかは実際問題、本人に聞くまでわからないしな。琴依ちゃんのあの表情。あれは真正のマゾだ。俺にいたぶられたくて嘘を言ったとか……それは琴依ちゃんに失礼だろ。アホか。あー赤寝さん知ってるのかなー……いいや、放棄奔放で健康。ゲームしよ』
文章を読んでいた目を開いて、ルチアから現実へ目を移す。
干からびた大根から隣のネギ女へ。
「これ、お前全部知ってたのか?」
プライバシーもくそもない。
これだけは、黙っていられない。
俺の気持ちがまさかわかっていないことはないだろうに、数葉は飄々とした態度を崩さなかった。
「そんなに怒らないでくれよ。
怒る理由はわかるけどね。個人的な情報を云々、だろう。だったら私に罪はないよ。それは夕方からのをてきとうにコピペして送っただけ。内容は読んでいない」
「それにしてはタイミングの良すぎる記述じゃないか」
疑わしきは罰せよ。
「それは偶然だよ。百のね。
そんなに焦って何が書いてあったんだい? まさか部屋で一人で慰めてるときのとか……別に言わなくていいよ。知りたくないし。そんなことより、どうやったか聴きたくないかい?」
「自白か?」
嬉々として、数葉は続けた。
「サーバーの機密ファイルを覗けるようになったんだよ。この世界のルールにすら引っかからない。深層位置のパスコード解析。しかも、そこにあったんだよ」
「なにが?」
「全生徒の命令」
「……」
頭が回転する。白魚の人魚がウロボロスを描いてローディング。シンキングタイムを設け始めてさあどうしようか。頭の中の小人がチャットで全員「フォロー不可」の文字を打ち込む。大脳が多数決取って全員挙手でゲームオーバーだ。
聞かなかったことにしよう。触らぬ神に祟りなしだ。
……いや待てよ。ここで俺の命令を消去できるようなら、それに越したことはない!
そう喜んだ次の瞬間には、数葉にキープアウトの線を貼られた。
「全生徒の命令が記述されたファイルだよ。
とは言ってもその中には踏み込めなかったんだけどね。あいつ、『戻るボタンクリックが大吉』だなんて私だけのために無駄なファイル名にしてやがった! ほんとにむかつく!」
子どもみたいに癇癪を起こす数葉。靴先が太鼓ゲームみたいに屋台の足をどんどこ鳴らす。
珍しいので録画しようか迷ったが、そのファイルも数葉にサーチされてしまいそうだったので記憶に留めるだけにした。
「どちらにせよ、中身も暗号化されていたみたいだったけどね。生徒の思考までレポートされていたのに、それより命令の方が大事だなんてなんとも馬鹿げていると思うよ。そこまでして神はやりたいらしい」
「何を?」
「知らないよ」
目的語が抜けているのは、数葉も知らないから。じゃあそれを知っているのは?
他にいない。人工知能こと神だ。
「対話プログラムは上手くいってるのか?」
ネギを食べずに、汁を自棄飲みしていた数葉に聞く。
あんまりいい答えは帰ってこないだろうと思っていた。
「着実に完成に向かってる。まだこれは話せる段階じゃないけれど……待てよ、思考もログに取られているなら私の考えも全部……あーもう! お酒! お酒!」
「ありやせん」
「なんて店だ!」
オレンジジュースで腹の虫を収めようとする数葉。落ち着いたらしく、頭は冴えたそうだ。
「そうだね。あいつが私だけのログに注意していたとしても、現状の策は有効だった。逆説的に、私の手段はあいつに通用しているということだ。
寧ろ、私に対抗するための策がファイル名の変更なんて稚拙な真似をしていることこそが何よりの証左だ」
ぶつぶつと隣の科学者様は楽しげにひとり言を言う。
やはり夏が原因なのか、屋台は俺と数葉以外には誰もいなかった。屋台のおっちゃんはこんなんで経営が大丈夫なのかと思うが、どうせNPCだ。
そういえば、前はここで校長にあったんだっけ。あれ、教頭だっけ?
「よし。じゃあ次は同じ手でいける。
そうだ、私たちのレポートがあるなら、それがあいつの弱みじゃないか。なんで気付かなかったのか。いける。簡単な構造だ。そのソフトぐらい、私には書ける……」
隣から声がしなくなった。
「……またかよ」
数葉がうとうとしていた。ここのおでんは女性にだけ睡眠薬を盛っているんじゃないか疑いたくなる。
もう少し夜風に当たっていたかったが、数葉を冷え込んだ場所にいさせるのも忍びないくらいには気温が下がってきていた。
ふらついていたので、肩を貸して寮まで送り届けた。
数葉の部屋の中は相変わらずのだだっぴろい空間だ。
ドアを開けて左手に数葉のベッドやら旧世代端末があるので、その上に寝かしつけた。
「ここで寝てもいいよ。何かしたら追い出すけど」
「何もしないけど部屋に帰るよ。ここじゃスリープモードもできないだろうが」
部屋以外ではボタン一つで寝ることができない。
V世界に来てすぐのころ、食事をしない琴依ちゃんに、「元の世界に戻ったときに食べることを体が忘れちゃうよ」と諭したことがあったが、そんな弊害が俺にも出るなら、自力で寝ることを忘れることかもしれない。
「……やっぱり泊まっていってもいいか?」
「構わないけど、起こさないでね」
布団の一組を適当な畳の上に出してから、気付く。
――浮気は許しません
琴依ちゃんを煽っているどころか、影で笑っているというのさえ生温い仕打ちだろう。布団を片付ける。
「やっぱ帰る。おやすみ」
「うーん……」
女子寮から男子寮へ。
ついでに部屋に入るまでの多いNPCの数に、なんだか慣れ始めていた。
いつの間にか多いと感じていた気持ちがすっぽり抜けていた。こういう、感情を記録するのはどこなのだろう。
脳だろうか、それともサーバー内なのだろうか。
だったら、データをいじくれる数葉は、その場の相手の感情を支配することさえできるのではないか……。
悩みかけた種はすぐさまゴミ箱に捨てられた。
数葉がそんなことをするわけない。
人として、そこまで落ちぶれたことをするわけがない。百パーセントの自信を持って言えることだった。
俺は安心して部屋のベッドに寝転がった。
ルチアの日に日に増す警告を深呼吸で静めながら、数十分ほど頑張って、ようやく自力で寝られた。
週明けの検診プログラムが俺を部屋から追い出した。
学校に行きたくないと駄々を捏ねられる時間は終わったのだ。
仕方なく寮から出て登校すると、三年生の先輩を見つけた。
「富士山の胸を持つ園芸部の先輩。こんにちは」
「女垂らしの後輩君。おはようございます」
「朝だからおはようを言う理由はありませんよね。もしかしたら世界は屈折していて今は夜かもしれません」
くだらない会話この上ない。
「だから寮に帰って寝なおすんですか? それでは、枯れてしまいますよ」
「花がですか?」
「花もですよ。人はお日様の光が好きですから」
「……先輩には、将来を変えられる可能性があったんでしょうね」
「? 私を年増と揶揄しているのですか? たった一歳しか違いませんし、私は早生まれです」
「そういうわけじゃないですよ。命令に縛られていない感じがあります。先輩は」
「私だって束縛された二年半を過ごしてきましたよ。好きなことを我慢するというのは耐え難いです。
もう半年もしたら卒業だというのに、未だに油断なりません。それにもしかしたら、命令で花の世話を押し付けられた健気な女の子かもしれませんよ」
「健気って……。園芸部に入ったのも命令で?」
「例えば、ですよ。私の命令は違います……。
私は昔、声優になりたかったんです……足を止めないでください、恥ずかしくなります。アニメの、月に代わってお仕置きするようなヒーローでヒロインになりたかったんです。でも体が大きくなって、周りに合わせてドラマを見ると恋だの愛だのばっかり。いいんですけどね。私も恋愛が嫌いなわけじゃありませんから。
でも、あなたみたいに五臓六腑を逆さにしてでも異性の子の面倒を見たがる人が主人公やヒロインばかりで。善の気持ちで人を助けようだなんてしないんです」
「下心が嫌いってことですか」
「見え透いているとかいないとか、そういうことじゃないですよ。後腐れないからこその関係こそが嗜好の行き着く先で。心を抉りあう関係こそが至高だと思うのですよ」
「はぁ……」
どうしよう。何言ってるんだろう朝から。この人検診プログラム受けたのかな?
「……そんな変な顔しないでください。それこそ他愛のないただの冗談ですから。冬森君はこの間から変なつくり笑顔を浮かべていましたから。今日は元気そうなので、お祝いにからかっただけです」
ほっと一息。
画鋲が壁から落ちてしまったのを見たような澄んだ顔をした先輩と学校の道を歩いていく。
「ところで、昨日の話なんですがね」
「はい?」
「体育館に現れたあなたが鼻の下を伸ばしていたのは、決して私が原因ではないんですよね?」
「……」
これは、どっちの選択肢が好感度が上がるんだろうか。
見誤るなよ。これはギャルゲーじゃないぞ。




