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勇者召喚された魔皇帝  作者: 錬金王
ビストリア争乱編
16/40

迷いの森

ブックマークも300越えました。


アクセスもすごい増えています。


嬉しいです。


色々ご不満な点はたくさんあるかもしれませんが、


軽い気持ちで読んで下さればいいと思います。

「えーと、あのお名前は何ですか?」


おずおずと伺うようにルーナが聞いてくる。


「…コウイチだ。」


「コウイチさんですか。私ルーナっていいます。」


「僕はトト!」


「私はロッテよ」


(おいおい、王女って言わなくていいのかよ。)


「ところで、コウイチさんはこれからどうするのですか?」


「とりあえず、獣人の首都ビストリア目指している。お前達はどうするんだ?」


「僕とお姉ちゃんはビストリアの近くの村だよ!」


「私はビストリアに帰りたいです。あの、良かったら連れていってもらえませんか?私達だけだと、魔物に襲われてしまうのでお願いします!」


「お兄ちゃん…」


ペコリと頭を下げるルーナ。小さい女の子に頭を下げさせるのも余り見たくないので、頭をあげさせる。



「ああ、構わん。そのかわり道を案内してくれ。あまり知らないんだ。」


「うわーい!」


「ありがとうございます!え?でも道なら獣人ならわかるんじゃ?」


「…俺は昔、親に捨てられたからな…」


うん、嘘ではない。地球では孤児だったし。


「あ、そうですか…余計なこと聞いてごめんなさい。」


(道がわからないって、コウイチさんもしかして親に売られて国外の奴隷だったのかな…私失礼なこと聞いちゃった。)



「何、子供が下らないことを気にしてるんだ。さっさと行くぞ。」



慌ててついていく、ルーナ達。



ーーー


ーー


先程はまだ、気が少なく空が見えていたのだが、今は空が見えないほど木で覆われている。


「ずいぶんと、木が多いな。」


「はい、ここは一応迷いの森と呼ばれているので。魔物も多く危険な森です」


「お前達自分のレベルはいくつ何だ?」


本当はわかっているが、鑑定は隠しておきたいので知らないふりをして聞く。


「僕はレベル5だよ!」


「あたしは、レベル8。」


「私はレベル13です。」



「…低いな、魔法を使えたり、戦闘スキルはあるのか?」



「…僕、火属性あるけど魔法使え無いんだ獣化も使えないし。」


「もう少しすればトトも使えるようになるって。お姉ちゃんも獣化を使えるようになったのは12歳なんだから」


「でもお姉ちゃん水魔法使えるし。」


「あんなの使えるうちに入らないよ。お姉ちゃんウォーターボールも出せないしね?」


「私は護身術程度に剣術や体術がありますがほとんど1です。魔法ならファイヤーボールくらいなら出せます。それに獣化もできます。」


(さすが王族の教育。獣化ってなんだ?って聞いたら絶対怪しまれるだろうな。まあ、感じ的に獣っぽく変身することだろうと思うけどな。)



「魔物に囲まれても逃げれるくらいの実力は持っておけ。すこし鍛えてやる。」


また奴隷になったら可哀想だしな。



「ほんと!お兄ちゃん僕も強くなれる?」


やはり、強い者に憧れる年頃の男の子。先程と違って嬉しそうである。


「ちょっと、トトじゃ無理よ!」



「安心しろ、いきなり戦わせたりしない。魔法も教える。」


「でも、あなた強いの?」


このロッテとかいう獣人はやけに俺につっかかるな。まあ、弟を守るのに必死なんだろな。


「ロックドラゴンくらいなら1人で倒せる。」



「それって強いの?」


ロッテはあまりわからないそうだ。まあ、ただの村娘っぽいしな。


「ドラゴン倒せるなんて格好いい!」


トトは単純で楽だな。


「ロックドラゴンってBランクのパーティじゃないと倒せませんよ!」


意外にルーナが食いついてきた。


王女だからそこら辺も知ってるんだな



「ルーナお姉ちゃん詳しいね?」


「え?まあ、お父さんが冒険者だったから…」


「ルーナは少しは戦えるんだ。お前達も魔法が使えたら少しくらい倒せるだろう。」



何て話していると、魔物が紅一の気配察知にひっかかる。


「さっそく出てきたぞ。」


「えっ?」


木の影から出てきたのは



Eランク ホーンボア 魔物


LV15


HP65/65

MP30/30


ATK55

DEF40

AGI30

HIT10

INT10


属性 なし


スキル


なし




特に美味しい魔物でもないし、このくらいなら大丈夫だろ。


ただの角がある猪のようなものだ。

トリュフでも探しているのか?トリュフは豚だろ?


ずっと地面を嗅いでいる。



「Eランクのホーンボアだな。こっちに気づいてないし大丈夫だろう。ルーナやってみろ。援護くらいはしてやる。」


紅一の隣のルーナに短剣を渡す。


「はい!」


小さい体ながらも短剣をしっかり持ち、獣人特有のしなやかな筋肉で走り出す。


そのまま、横からホーンボアの首に短剣を突き刺す。驚いて血を出しながら暴れるホーンボアだが角がルーナに当たることは無い。


ルーナはすでに角の範囲から離れている。



(結構いい判断だな、一発では倒せないが致命傷になる首元を刺し、暴れることも考えてすぐに離れている。)



少しフラついているが、まだ目は死んでいないホーンボア。恐らく次は突進でもしてくるのだろう。


というかそれしかできないだろう。


(土のほうが楽だが、トトのために火にするか)


突進しようと、足で土をかくホーンボアに弱く魔力を込めたファイヤーボールを飛ばす。


「ボヒュウッ!」


と飛んでいきホーンボアの頭の毛を焼く。


火は苦手なのか、怯ます程度だと思ったが予想以上に効いている。


ルーナは素早くそれをチャンスと思い胴体に短剣を突き刺す。


「プギイー」


と鳴き、動かなくなるホーンボア。



「やりました!レベルも上がりました!」


こういうところは、年相応に喜ぶルーナ。



自分でトドメをささないと駄目なのか、やはり吸収はできていなかった。



「ルーナお姉ちゃんすごーい!」


「ありがとうございます!」


「あの子すごくない?」


自分より年下の女の子のしっかりした動きに驚いているロッテ。


まあ王女だしな。少しくらい訓練受けてるだろ。


「次はお前達だぞ。ここにいたら血の臭いで魔物が集まるから進むぞ。」



さっさと進む紅一達。


「あ、お兄ちゃん待ってー」





ーーー


ーー



少し見晴らしのいい道が広いところに出たので、休憩がてらに魔法の説明をする紅一。


「おい、お前達魔法を出してみろ。」



「僕できないよー」


「お前は魔力自体を感じ取れてないだけだろ。しっかり自分の胸に手を当てて意識を向けてみろ。」


目をつぶり胸に手を当てるトト。


「んー、心臓の音がするだけだよ。」



仕方なく、トトに触れ少し魔力を流す。


「ほら、こういうのだ。」


「うわぁ…何か暖かいよ。あっ!僕にも胸の所に小さいけどあったよ!暖かいの!」


「じゃあ、それを体中の血管に通していくように、ゆっくり巡らせるんだ。」



「こう?」


黄色い光が弱々しくもトトの全身を緩やかに包む。


「ああ、そのままさっき俺が出したファイヤーボールをイメージして出してみろ。」



「こう?…ファイヤーボール!」


ヒュゴウッ!と音をたてトトの手から出現する小さいファイヤーボール。


「やった!僕できたよ!あっ!」


喜んだ瞬間に消える炎。


「すごいよ!トト魔法が使えたね!」


「すごいです!こんなに早く使えるようになるなんて!」


「うん!お兄ちゃんのお陰だよ!ありがとう!」


「後でまた、詳しく説明するから今は休憩しておけ。」


「はーい!」


魔法が初めて使えて嬉しいのか、座っているがニコニコして嬉しそうでだ。


「で、お前は少しは水魔法が使えるらしいな。」


ちょっと羨ましそうにトトを見ているロッ テに話しかける。


「あたし、大して使えないわよ。」


トトの態度と違って恩人の俺にはこの態度か。



手のひらにうっすらと水をためるロッテ。


「ほら、これじゃ水を一口飲むくらいしかできないわよ」



「どういうイメージでやってるんだ?」



「水を思いうかべてるだけだけど?」



「海とか見たことないのか?」



「無いわよ。海なんて近くにないし。」


「じゃあ、空気から集めるイメージをしろ。」


「何でよ?そんなとこに、水なんて無いわよ」


「空気には、ごく僅かで見えないが水分があるんだ。まあほとんど窒素と酸素だがな。それを集めるイメージしてみろ。空気中にも水はある。」


「チッソ?さんそ???」


?マークが出そうな感じでポケッとするロッテ。


「いいから、やってみろ。お湯だって、沸かすと湯気が出るだろ。」


「あー。わ、わかったわよ。」


湯気は見たことがあるのか、なるほどという感じだが他は駄目そうだ。


魔力を込めはじめるロッテ。



すると、先程と違い手からこぼれ落ちる水。


「きゃっ!何か一杯溢れてきた!な、何よ!」


思わず悲鳴が出て恥ずかしかったのか、こちらを睨むロッテ。


「さっきより増えただろ。魔法はイメージが大切だからな。回数をこなせば、何となく空気中の水分のこともわかるだろ。」


「あ、…あ、ありがとう。」


強気だったロッテが口ごもり、小さく呟く。


「なんだ?」


「何でもない!」


怒ってトトの方にいくロッテ。


「素直じゃありませんね」


ルーナが隣から言う。


「お前はたまに年寄りくさいぞ。」


「な!そんなことありません!!」


必死になって赤くし大声で否定する。ルーナ。


そんなに必死にならなくても…。


森の中に、大きなルーナの声が響く。







簡単なキャラクターイメージとか描いてみたいですけど


やめといたほうがいいですかね?

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