ついていない日。
光がさしこむ、朝だ
わたしはぼーっとしてまだ布団のなかに入っていた
時計を見る。
07:45……チッチッチッ
「やっ……ば、ふぎゃーーーーー!!!!!
ママ!ママ!マァマーーーーーーーッッッ!!」
急いで階段をかけ下りる。 そして制服を着ていないのに気づきまた慌てて階段を上がる
なんで起こしてくれないのっ?なんで起こしてくんないのよーーーー!
苛立ちながらパジャマを放り投げ上着を持ってブラウスのボタンをすべてとめると、リボンをわしづかんだ。そしてまた1階に下りたら母は居なかった。
浜子は固まった。テーブルを見ると焦げた食パン二枚にロールパンが一個皿にのっているだけだった。
困惑状態なまま、浜子はゆっくりと席についてパンをくわえた。
「……いってきまー…す」 遅刻だ。あーあ遅刻だ。
大体ママどこいったんだよ……すると、ママは外にいた。隣のおばさんと話をしていた。
浜子はなにも言えなかった、いや、なにも言えなくなった。。おばさんに、お早うございます。
そう言った瞬間走り出した。まだ学校は間に合うだろうか その他でも思うことはあったけど、今はそれではない。
もう高校三年生だ。遅刻するわけには行かない
予鈴が鳴るのが聴こえた……靴箱に着く。
靴を突っ込んで一番奥のクラスに向けて突っ走る、
ドアを引こうとした… でもダメだった
遅くなった今、ざわざわしていない教室…怖くなって入ることが出来なかった。でも意思を決意したとき、
また鳴った… キーンコーンカーンコーン
視界がゆらいだ。 キーンコーンカーンコーン
中から誰かの声がする。
『起立ー、礼』 『おはようございます』
間に合わなかった。ああ、確か今日はと、声を思い出す
戸田さんか、 浜子はここに居ては見つかるのが恥ずかしくなり、トイレに行った。
そして自分の顔を見て、もっと自信がなくなり
二時間目の体育が終わるまで保健室に居た。