極道用語
『極道用語』
極道
極道とは、本来仏教用語で仏法の道を極めた者という意味であり、高僧に対し極道者と称し肯定的な意味を指すものであった。
しかし江戸時代より弱者を助けるのを極めた人物を称える時に『極道者』と称した事から、博徒までも極道と称する様になった。
それが原因で、本来の意味を外れ道楽を尽くしている者。つまり、ならず者や暴力団員も遺憾ながら、同義語で使われる事が多くなってしまった。
本来の意味は、読んで字の如くに、その道を極めた人間のことである。
御法度
極道や一部ヤクザでは以下の行為をした際には絶縁され、全組に義理回状(絶縁状)を回される。
麻薬の所持、組内の者を殺害、寝返り等があげられる。
極道の収入源は、的屋や娯楽施設経営、高利貸し、株などがあげられる。
絶縁
破門と違い、絶対に復縁が出来ない。
参加や関係の組全ては、絶縁された人間相手に関与することを禁じられており、これを破った場合は敵対行為と見なされる。
指詰
組を抜ける際に、けじめとして自分の指を切り落とすこと。
指の数が少ない程、抜けた数が多いと軽蔑される。
ただし、抗争中などの怪我で失った指は話が別である。
島
その組が仕切る場所や区画を指す。
島が広いほど権力が大きいは間違いであり、島の中での経済力が大きいほうが権力や組の規模が高くなる。
やくざ
組織を形成して暴力を背景に職業的に犯罪活動に従事し、収入を得ているものを言う。
暴力団と同意語。こちらは極道であって極道には非ず。
組の名称
組の名称には大抵がその初代組長の名前と『組』、『一門』、『一派』、『会』などがつけられる。海外なら『ファミリー』などがある。
なので、現組長の苗字が組名と一致しないことは多々ある。
この作品内では、黒銅会と鋼鉄会があげられる。
収入源
組織にもよるが、詐欺行為、島での商売料(通商:ショバ代)、カラオケゲームセンターと云った遊戯施設(勿論、全てのゲームセンターなどに暴力団が関与してるわけではない)、パチンコ(こちらに関しては朝鮮系と暴力団関係が大体半々くらいである)、ソープやキャバクラと云った水商売関係、ホスト関係(これも全てに於いて関与してるとは言えない)、AVビデオ関係、麻薬等の密売(暴力団でも一部の組では禁止をしている)、的屋、海賊品の販売、組によっては拳銃の販売(過去に数例民間人が暴力団より銃を購入した例が有る)、闇金融、地上げ、建設関係、ごみ処理(大抵山奥に不法投棄している)等が有る。
心剣
読んで字のごとく、心の剣。
使用者の性格、志、諸々が詰まったギミック付きの武器。
使用者の分身であると言っても過言では無く、剣が折られると云うのは心を折られたと同義である。
心衣
紋付袴の形をした纏う心剣。使用者の心だけでなく組の証である紋をも纏う。
まだ試作段階で、保有する組の方が少ない上に、使用者への体の負担が大きい。