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第155話.競技

「いまごろ競技が始まってるんだろうなぁ」


どんな問題が出ているのやら………


『今回の出題内容が売店で売っていましたので購入しておきました。』


「え、売ってたの?」


まじで?

カンニングに使われなければ良いけど…


───────────────

問題


次の□に数字を入れ、計算式を完成させなさい。


1+5=□


4+8=□


 ┇


3×7=□


8×9=□


 ┇


□+6=45


75+□=100


 ┇


55×□=1375


1001×□=101101


───────────────


なるほど、このような計算が100問か………

加算と乗算だけに見えて、明示されていない減算と除算も行うのか。


で、次からが文章問題と……


───────────────

問題


王国から帝国に525kmの道のりを、7日かけて移動したとする。

移動は主に10時から16時までで、途中1時間の休憩を挟んだとき、1時間あたりの移動距離を求めよ。



問題


器に氷塊を入れて水を器の縁すれすれに満たした後、氷が溶けると器の水はどうなる。

a)溢れる

b)減る

c)変わらない



問題


ある洞窟の魔物を討伐する際に、大規模な火系魔法を使用した。

想定し得る被害を述べよ。



問題


水魔法で出した水は人体に安全か。またその理由を述べよ。



問題


もっとも危険な液体を答えよ。またその理由を述べよ。


───────────────














「はい、そこまで!。時間です。筆記具を置いて回答を止めてください。係員が回答用紙を回収するまで席を立たないでください。」




「皆さん、お疲れ様でした。明日、成績発表と表彰式、閉会式を行います。これからは自由時間になりますので、他校との交流を深めるなりしてください。以上です。」




ガヤガヤ



「なぁ、みんな」


何だ何だ?

ワイノワイノ

「あれはエステリア学園の生徒…」




「折角だからさ、気になる問題も有ったし、答え合わせしないか?」

「確かに」

「そうだな」




「なぁ、どうする?」

「早く王都を散策したいよ」

「だよねー」



「なぁ、今回初出場のサンラの諸君に聞いてみようではないか!」

ヒソヒソ

クックックック



「何を聞きたいんだ?、俺たち観光に行きたいんだが」

「ぷっ、観光だって田舎もんかよ」

「いやなに、最後の問題、何と回答したか聞きたくてね。」

クスクス


「あ、あんた達は何て答えたのさ!」

「おい貴族様に向かって何という口の効き方だ?」

「答えられないのかい?」

キャハハハ




「どうする?」

「なんか何答えても馬鹿にされそうだよ」




「は や く、教えて欲しいなー」


はぁ

「せーの、「「「「「水」」」」」だよ」


「は?、水?、水ってウォーター?」

「おいおい、水の何が危険なんだよ」

「だよなー、普通は塩酸とか硫酸とかだろ」

「硝酸も忘れるな」

「ははは称賛に価する」

「ちょ」

ギャハハハ



「行こう」


「逃げたぞー」

ギャハハハ



┅┉┉━━━


隣室

「彼らの品性で、我ら学園、延いては貴族の品位が疑われるのぉ…」

「最後の問題、もっとも危険な液体ですか、生徒達の発想力を試す物として定めた回答は用意していなかったが…ふむ」



もっとも危険な液体


理由

老若男女とわず誰でも手軽に扱える。

摂取過多で中毒になり死亡する。

当たりどころでは鋼鉄のように硬くなる。

圧を加えれば石や金属を切断できる。

多くのものを溶かすことができる。

物を腐らすことができる。

水を与えることで発火する金属、発熱する物質がある。

浅瀬でも溺死する。

熱した水で火傷する。

鉄砲水。

洪水。

津波。

でも水が無くては生きていけない。

お読み頂きありがとうございます。

皆さんお久しぶりです。

あっという間に年が明けて、もう2月です。

早いですorz


大変です!

登場させた人物の大半の名前が忘却の彼方へ


ダメじゃないか(ノ-_-)ノ~┻━┻

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