第127話.新人門番の災難
粉雪は踏みかたまらないな。
門に到着
ブルルルルロロロロロロロ
「おはようございます」
「おお、スグル殿か。またドでかい乗り物だな!」
「あははは、雪が積もってるからね、安全のためだよ」
「なるほど、で、今回はどちらに?」
「今回は、ちょっと帝国まで行ってくるよ」
「ほお、帝国まで、またえらい日数の掛かるとこまで行くんだな」
「孤児救済のためさ、な?」
「あぁ、スグル殿が協力してくださって助かる。」
「おや、お前さん方は…?」
「あ、これ、今回限りの通行手形」
「ふむ、レギルが発行したものなら大丈夫だろう。はいよ、通って良し!」
「ありがとー」
ブルルルブロロロロ
「いつ見ても魔道車は良いのう」
さ、仕事仕事
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「よし、門から離れたな。ランドさん、進路上に障害物はある?」
-『現時点で確認できるものは見えませんな』
「了解、ミー地形データちょうだい」
-『登録完了だよ』
「おっし、サンキュウ!、んじゃ行きますよ」
ブロロロロ…
ギュイーーーーン
ブオオオオオ………
「な、」
キューーーー
バババババ
ババブブブブロロロロ
ブルルルル
「ほい、エステリア王国に到着!っと」
「「…………」」
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「た、大変だあああ!!!」
「どうした騒がしい」
「なんか有ったのか?」
「か、き、き、きょ、」
「落ち着け」
「で、何がどうした?」
「巨大な物体が、こちらに近づいて来てるんです!、それも聞いたことのない音と凄い速さで!」
「あぁ、うん、分かった」
「いつもの事だな」
「何、呑気なこと言ってんですか!、魔物の襲撃ですよきっと!早く召集掛けないと不味いですって!!」
「まぁ、そう慌てるな。俺たちの詰めている門はどこと繋がっている?」
「どこって、そりゃサンラですけど、それが何だっていうんですか!」
「お前通達見てないのか?」
「通達?」
「ほれ」
ぱさ
「え……、あ、ええええ!?」
「問題無いだろ?」
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発:サンラギルド管理組合
宛:エステリア王国サンラ街道門
これよりスグルが向かう。
よろしく。
刻:1000
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「これと、あの」
ブーー、ブーー。
来訪者を知らせるブザーが鳴る
「ほい、行くぞ!」
「え」
「さ、早く」
「ちょ、待ってくださいよお」
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「門番居ないのかな」
ポチっと
(ブーー、ブーー。)
「お、いらっしゃい。今日は何用ですかい」
「うん?、あぁ、今日というよりは今回は、だけど。というか、何かおかしい所でも?」?
「いや、お前さん来ることをな、こいつが知らなかったみたいでな、くっアハハハハ…」
「ちょっと、酷いじゃないですか!もう」
「で、そこの二人は確か帝国の遣いだったと記憶しているが?」
「あぁ、向こうは此方ほどじゃないが、孤児が増えたらしくてな、物資を届ける途中なんだ。はい、これ通行手形。」
「しかしまぁ、この雪が積もったところ良く来れたな。はいよ、登録1050と。」
「ちょっと「待ってください」」
「門番さんとセガリラさんまで、どうしたんです?」
「いや、おかしいでしょ、サンラを出てまだ1時間も経ってないんですよ?、我々でさえ、雪が無かったときに2日掛かったっていうのに!」
「まぁ、いつもの事だしな」
「そうそう、何時ものこと何時ものこと」
『まぁ主のことですから』
「スグルだものね」
「ねー」
「さすがスグルさんですね!」
「ちょ、そこ感心しない!。て、ティファはこっち側でしょ!!」
「「「「「アハハハハハハハ」」」」」
不定期更新ながらお付き合い頂きありがとうございます。
とりあえずユニーク100万突破したら良いなーと思いながら、筆の進まない日々が続いております。
スマホで書いて──、入力しているから打鍵が進まないになるのか、あ、キーボードじゃないからタップが進まない?
小説が軽く見られるな。
ライトなだけに。
_:(´ཀ`」 ∠):_