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第126話.出発

翌日


「うわー積もったなぁ…。20㎝位かな?」


サラサラの粉雪。

雪玉が握れないほどのサラサラだ。

走るには良いが、粉雪でも急制動は危ない。


『主、準備が出来ました。』

「ありがとう。」


今回は雪上車。

タイヤではなく無限軌道である。

日本の降雪地域にある道路幅を知らせるポールも無い。

そのため、ちょっとやそっと道を外れても嵌まったり脱け出せないなどの心配が減るのだ。


ちなみに今回は大型バス並みの人数が搭乗出来る。


-『今回の運転はどうされますか?』


降雪でほぼ道が判らなくなっている為だろうか。


「んー、ハンドル操作は僕がやるよ、ただフロントガラスにアシスト表示をお願いしたいんだけど」

-『承知しました』




「今回は教会単位でお届けでいいのかな?」

-『えぇ、アテラ殿からはそのように伺っています』


セガリラさんや、ジェリックさんが納得してくれるか問題だな。


「暴動が起きなければ良いけど」

-『そうですね、ただ今回は孤児に対しての支援ですし、被災したと言ってもその他の家庭は問題無さそうと、アテラ殿は見ています。それに教会を襲う人は居ないかと。』



-『スグルっ!』

「うおっと、どうしたミー」

『ミー、みっともないですよ』


-『えっとね、あの二人怪しいよ』

「なんでまた」

『えっと主、調べたところ、エステリア王国からアシロ帝国の間で、30人ほどが潜んでいる場所がありました』


「考えすぎじゃないのか?」

-『違うもん』

『雪の降るなか、人の住まう場所ではないところなのです』


ふむ

支援物資の強奪目的か


「まぁ、突っ切るから良いだろ。ミーありがとな。ティファもありがと」

-『えへへへ』

『こらっ、ミー!。…もう』



---------

-------

-----


領主邸にやってきた。


「おはようございます。」

『おはようございます。』

「あぁ、スグル殿にティファ殿おはよう。」

「「………」」


「あれ、どうしました?」

セガリラさんとジェリックさんが固まってる。

流石にレギルさんは驚かないか。


あ、復帰した。

「スグル殿、この乗り物は一体」

「馬が牽かなくても動くなんて…」


「あー、まぁ、魔道車なんですよ」

「なんと!」




「時間が惜しいので出発したいんだけど、今回の随行員は誰か居るんですか?」

「そうだね、国境を越えるし、ギルド員でもと思ったんだが、行き先が帝国と知ると辞退してきてな…」

「じゃーん。私が行きます!」

「私も行く「おねえちゃんわたしも!!」」


レシカさんに、ネイラとレイネちゃんも…ね。


「こちらは僕とティファの2名、で、レシカさんにネイラとレイネちゃんの3名。そちらはセガリラさんとジェリックさんの2名、計7名だね」

「スグル殿これを」


板?


「これは?」

レシカさんが割って入る

「それはですね、国境を越えるときに必要な通行手形なのです!」


「通行手形?」

「籍を置く領地の長が出すもので、まぁ、証明書みたいなものですね。」


「ふむ…?。まぁ、いただいておくけど、これシズタミのとき使って無いよね。」

「そりゃ隣接する領地同士の交易だもの」


なるほど


「エステリア王国も、これは使わないか。」

「いや、アシロ帝国に向かう場合、エステリアがで出国手続きに使うんだ」


「なんか面倒くさい」

「スグルさん、面倒と言ってられないんですよ?、これは通行手形ですが、荷改めも免除されて、さらに入国・出国時の手数料も免除されるのです!」


免除される替わりに、違反、例えば密輸など許可されていない物を運び出し入れすると、それなりの罰則があるようだ。


「んじゃ、行きますか」

『それでは皆さん乗ってください』


「たのしみだね、おねえちゃん!」

「そうね、帝国がどんなところか見られるわね」

「スグルさん!、今回も食事を楽しみにしてますね!」

「これは、また…」

「車の中に部屋が…」

『皆さん、シートベルトを絞めてくださいね』


ピピッ

「ランドさん、ミー、アシストよろしく」

-『お任せください』

-『任せてー』



「んじゃ、出発しますか。」

お読み頂きありがとうございます。


年度末ですね。

色々な締めが重なったりで、師走の次に忙しい時期かも知れません。


元号改正話し -2-

今年は免許証の更新が2つ、年末に控えてます。

忘れてしまいそうで怖いですね。

(1つは更新の案内が来ない)


皆さんも更新が必要な資格などをお持ちでしたら、更新年月を確認して忘れずに更新しましょう。

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